塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

入場料金は、いつの時代でも気になります。

2021-02-22 21:26:40 | 日記
 1976年に勃興したロンドンパンク。

 その代表格がセックス・ピストルズ、クラッシュ、そしてダムドになります。

 好き方はジャム、ストラングラーズ、アドヴァーツなどを御存じでしょうし、ポリスやその後に続くジェネレーションXのような小気味よいリズムを刻むバンドも大変な人気でした。

 そのクラッシュにはいくつかの逸話があり、中でもファンから

 「ライブの入場券もう少し値下げできないか」

 と問われたボーカルのジョー・ストラマーが「今の価格で精一杯なんだ」と真剣に答えたという物があります。

 彼らのファーストアルバム「白い暴動」は4曲目の「白い暴動」がハイライトでしょうが、あの疾走感は今聞いても興奮します。

 いつの時代でも入場券価格はファンの関心事ですよね。

 チェルシーやアーセナルの入場券はおひとり様だけでも日本円で1万円近くすると聞きましたし、大リーグでもマイナーリーグの運営に関心が向けられたのは、画期的な見世物と入場券の安さがあるためでした。

 長野パルセイロもアマチュアの時代は無料観戦でした。

 それでは強化費用と運営費が賄えないこととなり、2000年代後半から500円の観戦料金は定められました。

 長野パルセイロのように3部リーグのクラブでも、座席のカテゴリーは様々ですし、当然高い席の方が当日の天候に左右されることなく、快適な空間での観戦が可能です。

 このように単価の高いシートを多く販売できた方が、クラブとしての儲けも高いですからね。

 クラッシュはジョー・ストラマーとギターのミック・ジョーンズが、代表曲「白い暴動」をめぐり

 バンドとして発展するために歌うことを控えるべき
 観客が希望する曲を提供することは当然

 という意見で衝突します。

 クラッシュ解散後、ライブ会場で偶然出くわせた両者が泣きながら「白い暴動」を歌ったと聞いたことがあります。

 その熱意がファンの支持につながったと言えます。
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繊維業の未来に一票を

2021-02-22 16:56:26 | 日記
 僕は背広屋オーバーコート、ブレザーの類が大好きです。

 店頭で中古、新品問わず良く試着しますし、馴染みの「アオキ」の店舗では顔なじみの店員さんと談笑もしますよ。

 店員さんは苦笑いしながら

 「塚田さんくらいですよ、内側の素材はキュプラかポリエステルか確認してるの」
 「繊維メーカーのタグは、お客様にとって判別の目安になるのにねえ」

 と語りかけます。

 そう、内側に縫い付けられている繊維メーカーのタグは、良質の生地かどうか、仕立て具合はどうなのかを判別する、うってつけの材料になります。

 イタリアやスペインが、選手獲得の際にウルグアイ、アルゼンチン、ブラジルを贔屓にしてきたようなものでしょうか。

 Jリーグでもスペイン、韓国、ブラジル、そこにタイが加わろうとしていますが。

 基本的に英国生地は長年愛用していくうちに体に馴染むと言われ、イタリア産は光沢があり柔らかいと言われます。

 基本はイタリア産の方が入手しやすい印象がありますが、「カノニコ」「レダ」あたりは本当にポピュラーですよね。

 英国産ですと「ムーン」「アルフレッド・ブラウン」はよく見かけますし、日本では「御幸」「大同」は昔から認知されています。

 以前、ナイキがエアーフォース1に老舗「ドゥーメル」の生地を用いた限定品を発売して、こんな企画があるのだなと驚きました。

 今、世界的規模で自宅で仕事をする方が増加傾向にあり、スーツの需要が減少傾向にあります。

 僕個人はスーツやスポーツ・コートほど、男性服飾で興味深いものはないと思っていますが、ドゥーメルの事例は、スーツ生地を織る繊維業者にとって今後のヒントになるのではないでしょうか。

 つまり、ナイキやアディダスがニット素材や新しい素材を自社で開発するのではなく、これらの繊維業者と共同開発する、外注という形で利益をもたらすという塩梅です。

 ジーパンはスエットシャツも年代によってデザインと機能性が大きく変化する、だからこそ人を惹きつけ特集本が発売されるわけですが、今はスポーツコートにヴィンテージの501をあわせる時代です。

 スパイクやバッシュも新しい履き方が出てきても良い気がしませんか。
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シグネイチャーという特別感

2021-02-22 14:20:56 | 日記
 NBAでは1985年のエアー・ジョーダンから本格的にシグネイチャー・バッシュが登場します。

 それ以前にも選手名が記載されなくとも「選手愛用品」がありまして

 コンバース プロレザー ドクターJこそジュリアス・アーヴィングが愛用
 ナイキ エアー・フォース1 モーゼス・マローンが愛用
 コンバース ウエポン ラリー・バードとマジック・ジョンソンが愛用

 興味深いのは、プーマがラルフ・サンプソンとクライド・フレイジャーといち早く契約して専用バッシュを与えたという事実でしょうか。

 サッカーでもシグネイチャー・スパイクは珍しくなくなりましたが、「キングギア」を参照すると、マラドーナも1982年ワールドカップのころは、まだプーマの市販スパイクを使用していたとあります。

 プーマはマラドーナの名前入りスパイクを製造していはいなかったようですが、マラドーナ専用スパイクは提供していたようです。

 今、ネイマールが彼のイニシアルを用いたスパイクからアパレルまで全てをプーマから提供されていますが、時代が時代ならば、マラドーナは当然、この形で契約を結んでいたことでしょう。

 ちなみにキングギアでは

 1987年、ナポリがスクデットを獲得した際、マラドーナが観客席にスパイクを投げ込んだ
 しかし、投げ込んだ品は彼が愛用するプーマではなく、同僚が履いていた「ディアドラ」である
 同僚の誰かがピッチに置いておいたものを、マラドーナが投げ込んだのだろう

 と推測しています。

 この投げ入れられたスパイクは、中年の男性が見事にキャッチし、胸に大事にしまい込むのだそうです。

 それはそうですよね。

 クラブの英雄が自分の愛用品を投げ、それを見事につかんだのですから。

 ただ、マラドーナの愛用品がプーマであることは、恐らく当時から知れ渡っていたでしょうし、帰宅して確認したらlディアドラ」だったという時に心情は、いかなる代物だったのでしょうね。
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食物アレルギーがある場合を考えて

2021-02-22 14:03:56 | 日記
 僕は食物アレルギーではありません。

 今の勤務先で最初の上司は「私は蕎麦アレルギーだから、蕎麦は食べないよ」と語っていたことを、最近よく思い出します。

 当時は今のように、僕自身がアレルギーや食事について勉強する意欲がなく、アレルギーを明らかに軽んじていたのです。

 完全に見当違いでした。

 サッカー好きがJリーグを生観戦し、スタジアムで食事をする際、何か食物アレルギーを持っているならば、大変ですよね。

 僕は普段ファミリーレストランで食事をいませんが、今はメニューにカロリーやアルレギー表示がありますし、店頭食材も包装紙に注意書きがあります。

 でもあれだけの人込み、すぐに座席に戻らなくてはいけないスタジアムにおいて、アレルギーを確認することはしんどいですし、売店に仮に表記があっても見逃してしまいやすいと思います。

 一番なのは、弁当を持参することでしょうか。

 僕が弁当持参で観戦するのは、単純に持参した方が安く済むからです。

 海外サッカーに関心があり、渡欧した際にも同じことが言えます。

 英語表記だろうがフランス表記だろうが、包装紙のどこにアレルギーや食材に関する注意書きがあるのか、わかりかねますしそれを尋ねるだけの言語力が僕を含めて乏しいということが実情でしょう。

 逆にJリーグ移籍のため来日した選手たちも、普段目にしない日本語表記に面食らっていることも確かでしょうが。

 日本は素晴らしい「発酵」文化があり、日本食以外にも多くの外国籍料理を食べることができる、珍しい国ではないでしょうか。

 近年はイスラム教徒向けに「ハラル認証」の食材が入手しやすくなりつつありますが、添加物や着色料も含めて、今後はより食材の吟味が求められるに違いありません。

 
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