塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

親会社と傘下企業

2021-02-21 21:27:51 | 日記
 ナイキとコンバース
 アディダスとリーボック

 親会社と傘下企業の関係にある4社の中、前者がより良い関係性を築く中で、後者はリーボックの売却に踏み切るなど、思い切った手段に出ましたよね。

 コンバースは近年、NBA契約選手が不在でしたが、フェニックス・サンズのケリ―・ウーブレJRと契約以降、かつての存在感が戻ってきた印象を受けます。
 
 興味深いのはコンバースの新作バッシュは確かに

 「シェブロン・&・スター」
 「チャックテイラーのアンクルパッチ」

 など外見はコンバースらしさが伺えますが、インソールには「リアクト」「スームエア」という、親会社であるナイキの技術をそっくり搭載しているんです。

 (この例はドレイモンド・グリーンに提供したG4の場合です)

 このように、コンバースがナイキの技術を最大限活用しながら、自分の持つ独自性を貫くことになった点が、コンバースの再起につながり、同時にナイキもジョーダンブランドを含む市場の拡大を得たと考えられます。

 一方アディダスはリーボックを傘下に収めましたが、デザインや技術協力などはほぼ無く、リーボックはある種の独立性を維持してきました。

 このナイキとは異なるアプローチがさほど効果を生まなかったと思うのは早計なのでしょうは、リーボックの従業員からすれば自分の雇用、会社の未来はどうなるのか、不安で一杯だと思います。

 リーボック冷戦状態にあったソビエトが崩壊し、ロシアとして生まれ変わった94年ワールドカップでサポートする決意を表明した際、時代が変わったと感じた方は多かったと思います。

 ソ連代表とその後の独立国家共同体はアディダスがスポンサーでしたが、サッカーでは新参者のリーボックの意欲が感じられました。

 そのアディダスがリーボックを買収した際の衝撃も大きかったわけですが、僕は90年代のサッカーシーンにおけるリーボックの存在感が今でも強烈に記憶に残っています。
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昨日、アレを着用している方を見かけました

2021-02-21 21:05:28 | 日記
 本当に所有している方がいるんだな、と思ったのです。

 昨日、パリ・サンジェルマンとジョーダン・ブランド名義のスエットシャツを着用している方を見かけたのです。

 足元もナイキ、恐らくエア・マックス1ではないかと思いましたが、こんな地方都市で着用者が存在するとは考えてもいませんでした。

 そもそもサッカージャージ自体、長野パルセイロ、松本山雅の試合当日に着用しても、付随するウインドブレイカー、ネック・ウオーマーなどの姿すら見たことありませんから。

 都心ではパリ・サンジェルマンだけでなく、レアルにバルサ、シティにユナイテッドなど現行品やマーキング、ヴィンテージなどで闊歩するファンはいるのでしょう。

 それだけサッカー・ジャージ、サッカー・アパレルに関する温度差、仕入れの問題もありますが、熱狂度が違うのですね。

 ただ、そのパリ・サンジェルマンはいよいよ「キリアン・エムバッペ」包囲網から逃れられないように思えます。

 レアル・マドリードが獲得に本腰を入れると言いますし、前にもお話しましたが彼が既にリーグ1でやれることは全てやったと思います。

 ですから首脳陣は彼を売却して、その資金でまた選手を獲得すればよいと思いますが、エムバッペと同格の選手、若手がいないことも事実ですが。

 むしろネイマールがここにきて、怪我が多い事は変わりませんが、パリ・サンジェルマンに残留する旨を公にし始めた事の方が大きいのではないでしょうか。

 パリは昔から「花の都」と多くの芸術家を魅了してきました。

 それはサッカー選手も同様で

 1980年代 スシッチ ユーゴスラビア代表
 1990年代 ライ― ブラジル代表
 2000年代 ロナウジーニョ ブラジル代表
 2000年代 ボナベンチュル・カルー コートジボワール代表
 2010年代 ハビエル・パストーレ アルゼンチン代表

 という芸術肌の選手たちが在籍し、ネイマールのこの系譜に連なります。

 ただ、本当に欧州王者になりたいのなら、その風格を地道に身に着けるための地道な毎日が必要なのでしょうが、桁外れの報酬を得るネイマールからすれば、その心情ではないのでしょうが。
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資生堂メン、バルセロナのスポンサーとなる

2021-02-21 20:54:05 | 日記
 日本を代表する化粧品ブランドの資生堂。

 その老舗が経営方針で揺れているように思えます。

 スマップの楽曲「ディア・ウーマン」を採用し、豪華女優陣を起用したコマーシャルで華々しくデビューした「ツバキ」

 資生堂はこのツバキに代表される、量販店やスーパーの店頭に並ぶ商品をもう生産しないと聞きました。

 一方で最新号のワールド・サッカーダイジェストでは「資生堂メン」が、バルセロナの公式スポンサーになったことを告げています。

 過去にキング、そしてゴンさんをCM起用した「アデノゲン」も、資生堂の商品であり案外サッカーと関わり合いがありますね。

 つまり資生堂は楽天に次ぐ、バルセロナを支援する日本企業となりますが、量販店向けの数で勝負するのではなく、資生堂メン、エリクシールのような「質」で勝負する形に変更してゆく気がします。

 ただ、バルセロナが成績は回復傾向にあるものの、クラブの混沌とした空気が一掃されたわけではありません。

 ですから資生堂がその点を考慮しても、契約のこぎつけたことは、バルセロナの市場価値が揺らいではいないと意味ではないでしょうか。

 ナイキとの契約が破断になるという噂がありましたが、今季も変わらずナイキがスポンサーですし、現在のバルセロナは

 「2017年のヨーロッパ・リーグ優勝以降、無冠の続くユナイテッド」
 「しかし、アディダスやシボレーのように、スポンサーは離れない」
 「カバーニのようなベテランから、メイソン・グリーンウッドのような若手まで在籍」

 というある種のコマーシャリズムが強くなっています。

 クーマンの描く4-3-3の中に、ルイス・スアレスが含まれないことがは周知の事実です。

 しかし、アトレティコの3-5-2を支える2トップの一角を彼が占め、素晴らしい活躍をしていることは、クーマン以下フロントを多少なりとも不快にさせているならば。

 スアレスは「してやったり」の心情ではないでしょうか。
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