塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

五輪代表の主軸が怪我に見舞われる

2012-03-27 23:16:39 | 日記
 日本代表が8月にベネズエラと戦うことが明らかとなりましたが、五輪代表の強化試合
も急いで組んだ方が良いですね。

 アルディージャの東、そしてアルビレックスの鈴木と、五輪代表を支えてきた主軸が
故障で戦列を離れます。

 レッズの山田のような大怪我ではありませんが、やはり選手層を考えると、今後の
強化策が本番での結果を左右します。

 今年1月に初めて呼ばれた斎藤学が良かったように、召集した選手の調子が良ければ
継続的に使って様子を見ることもできます。

 例えば本番直前になって清武が離脱したことを想定してみましょう。

 彼が離脱したグアムキャンプの時を考えると、このエースが欠けるだけで日本の戦力
は大幅に下降します。

 それは権田以外のGKを殆ど試してこなかったGKにも同様の事が言えます。

 なでしこは来月の頭にブラジル、アメリカと対戦します。

 彼女達にとっては大きな試金石になるでしょうし、なでしこに対する期待が過去に無いほ
ど高まっている証拠です。

 五輪代表が本戦出場を決めたのは、なでしこより随分後の話ですから、親善試合の類を
行う事は、体力的に考えて難しいことは理解できます。

 ですので協会には適切な時期に五輪代表の強化試合を準備して欲しいものです。
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中田英寿が海外で過ごした年月

2012-03-27 23:03:40 | 日記
 中田がペルージャでの初年度を終えた1999年の夏、日本代表はパラグアイで開催
のコパ・アメリカに参加できる栄誉を預かりました。

 しかし指揮官トルシエは

 「中田には休養が必要」

 と唱え、彼の招集を見送る形となり、現地の記者からもこの点について多くの質問が
寄せられました。

 その後、名波がベネチア、城がバジャドリードへ移籍しますが、在籍期間は1年と非常
に短いもので、日本人選手の海外移籍がまだ

 「黎明期」

 だったことが窺えます。

 日本人選手がある種の「偏見」を潜りぬけ、東アジアに欧州のスカウトの視線が集まり
始めたのは、ほんの2年前からに過ぎません。

 中田はパルマでもコパ・イタリアを獲得します。

 しかしウリビエリ監督が描いた

 「3-4-1-2」

 の「1」を務めるも、周囲との連携を深めることが出来ず、その後はフィオレンティーナ
からボルトンへと移籍を続けます。

 2006年に引退するまでの8年間の長きに渡り、欧州の最前線で活躍してきた日本人
選手は中田のみで、その功績はもっと評価されてよいはずです。

 確かに香川は素晴らしい。

 ハーフナー・マイクや季は、僕たちが考える以上に新しい環境に馴染んでいるようです。

 しかし8年と言う月日を考えた際、彼らはまだ中田英寿の半分も過ごしていないことに
改めて驚かされます。
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凱旋という言葉の重さ

2012-03-27 22:55:05 | 日記
 昨日シアトル・マリナーズに移籍した岩隈投手が、ジャイアンツ戦に登板しましたね。

 その際、幾つかのメディアが、

 「凱旋登板」

 という表現をしましたが、僕は正直違和感を感じましたし、同時に岩隈選手に対しても
不躾な紹介だと思いました。

 岩隈投手がかねてから描いていたアメリカでの野球生活に挑んでいることは、大変喜ばし
い出来事です。

 でも岩隈投手はまだマリナーズに在籍して、1ヶ月程度でしかありません。

 今は首脳陣も、彼の能力を最大限に引き出す為に模索している最中でしょうし、凱旋登板
という言葉は当てはまらないと思うのです。

 岩隈選手が自分と首脳陣のいずれもが納得できる結果を残したなら、その時は

 「おめでとう。」

 と祝福したら良いと思います。

 およそ10年前は日本サッカーも同様でした、

 中田英寿がイタリアから帰国するたび、成田空港は多くの取材陣で溢れ、中田のコメントを
取ろうと陣取っていました。

 実際彼がペルージャとローマで残した実績は突出したもので、イタリア上陸からわずか3年
で、スクデットを獲得するなど皆思っていませんでした。

 彼の帰国は紛れもなく

 「凱旋」

 という言葉が似合う例だったはずです。
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サッカークラブの多様化を思う

2012-03-27 00:55:22 | 日記
 僕はサッカーに関して、今まで疑問に感じていた点があります。

 それはクラブが同じ県に複数存在する点です。

 例えば野球ならば、ひとつの県にひとつの球団が存在し、皆が一丸となって応援してきま
した。

 でもサッカーはそうではありません。

 例えば大阪市にはガンバとセレッソという2クラブが存在し、東京都ではFC東京と東京
ヴェルディに加えて今季から町田ゼルビアが加わりました。

 アマチュアを含めますと、このような例は多岐に渡りますし、長野県も同様のことが言え
ます。

 サッカーは恐らく

 「民意の多様化」

 が最も反映しやすい競技なのでしょう。

 この民意の多様化という言葉は僕の考えではなく、文春新書から平成11年に刊行された
草野厚氏の著書「連立政権」の16ページから引用したものです。

 僕はこの言葉を読んで

 「サッカーは、ファンが描く思想や理想を体現する側面があるな。
  だから従来のクラブとは異なった運営、地域貢献を目指すクラブが設立されるのだ。」

 そう感じたのです。

 例えばフリューゲルスがなくなっても、皆がF・マリノスのファンになることが無かった
からこそ横浜FCがあります。

 つまりサッカーは、民意を吸収しながら成長し、その成長がクラブに還元されてこそ、意味
が成すスポーツといえます。

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