昨日は、午後から「upup↑7」の『MLTV』を観劇。
これまでの路線と全く異なる番外公演。
演出をする人も違うし、台本を書いた人も違えば
全く異なる舞台になるのは当然だけど
今回は、ナント
コントへの挑戦
役者が、芸人の領域のコントに挑戦するって凄いことだと思う。
役者と芸人の違い…
以前、これについて団内で激論を交わしたことがある。
芸人の“芸”の意味は
学問や武術・伝統芸能などの修練によって身に付けた技能・技術。技芸。
人前で演じる特別のわざ。演芸・曲芸。
役者は芸人か?
芸人は役者か?
どちらも演技力に優れている人ほど魅力があるのは確かだが…
一般的に芸人という言葉は
お笑い芸人とか曲芸・大道芸の技を獲得した芸人に対して使用する。
役者を芸人と呼ぶ人は殆どいない。
また、役者は芸人になれないけど
芸人は役者も出来る…という話を耳にする。
芸を身に付けた役者が少ないってことだろうね。
つまり芸がなくても役者は出来る…
うん?本当にそうか??
私は、役者はいろんな芸や技を持っていたほうが得だと思っている。
芸を磨くことは、身体性も感性も磨くことになると
ただ…お笑い系の芸人さんと言っても
その中にどれくらい芸の域に達している人がいるか?
と聞かれると、判断が難しかったりする…
そう考えると、役者か芸人かを考えること自体がバカバカしいのかも??
一般的にどう捉えられているかは、一応把握していないといけないけどね。
私は、芸も出来る役者が良いと思っている、んだね、きっと。
だから、うちの役者陣には
パントマイムやダンスや歌や日舞や殺陣まで
いろんなことをやらせてみている。
どれも芸の域に行くには修練不足だけど…
そして――
「観客を泣かせるよりも、笑わせるほうが難しい」
と、私は思っている。
二年前、フリンジ・シアターで実験的に
ショートコメディ5本立てを上演すると決めるまで
かなり悩んだし、決断するのに時間を要した。
経験上、お客様に笑って頂くことの難しさを知っていたからね。
今回、それに挑戦したupのメンバーの心意気に拍手を送りたい
これからも、より良い舞台を目指し頑張っていって欲しいな
夜のMAは、バレエと表現。
今日は、養成所に通うため、今週東京に転居するSさんが
最後のMAに来てくれた。
彼女は、二年連続オープンエアに参加し
MAも殆ど休まずに通っていた。
ここで習得したことが少しでも役立ちますように…
終了後、数人でSさんを囲み、お茶をして…
東京は、役者や声優の卵がワンサカいるところ。
その中を抜きん出るのは大変なことだろうけど
決めたからには、是非とも頑張って欲しい。
陰ながら応援してますよ、Sさん