蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

順序→道筋→道理

2012年01月28日 14時09分03秒 | 日記
完全に風邪をひいちゃった!
が、一昨日より体調は楽になった。

昨日は、くしゃみの連発でマイッタマイッタ!
不思議なのは、稽古に集中すると
何故かクシャミが止まるんだよねぇ。
で、終わると途端にクシャミが出始める。

  病は気から

気が勝れば、病も吹っ飛ぶ!
確かに一理あるが、まずは健康管理!だよね。

昨日の稽古…
演技が生まれる道筋は

  (出来事・縁・他者からの発信)→皮膚感覚→感情→声・表情・身体+技→演技

この順序が必要なんだけど
演技になると、皮膚感覚と感情の次の
声や表情や動きに走りがち。

なぜかなぁ…

私は、上記の順序を常に考え、それも伝えながら
アドバイスしてるんだけどなぁ…

言葉をきちんと受け止めきれず
最後に印象に残るのが
「どう演じるか」という部分だけということなのか…

だったら「皮膚感覚」→「感情」の部分だけ
徹底してやってみるか…とも思うが
「皮膚感覚」も人それぞれだし
「感情」の湧き方も十人十色。
その役に適した反応速度、振れ幅、表出度合いがある。

とは言え、自分の肉体と感情を利用するのだから
現在の自分を知らないことには始まらない…

感覚と気分は違う。
ここは捉え違いを起こさないで欲しいなぁ。

私が言う感覚は

  研ぎ澄まされた感覚、鋭敏な皮膚感覚、空間認知能力

気分は、テンションの高低で感じ方が変化してしまう。

この違いを理解してもらい
順序を間違えないようになれば
どんどん先に進めるんだろうなぁ~

去年のサンクス・ギビング・デーで上演した
「バス・ストップ」に出て来るの男の台詞に

「それが話の順序なんだ、筋道なんだ、ものの道理なんだ!」

というのがあったけど、やっぱりこれって大切だなぁって。

脳内がごちゃごちゃする原因は、整理されていないから。
ごちゃごちゃしないために、整理整頓が必要なんだよね。

伝達側は、伝わるための努力を惜しみません。
ただ、受信側も、受け取る順序を間違えない工夫をしてくれたら
双方向がうま~く作用して、スムーズに進むだろうなぁと。

まぁ…そうは言っても、人間は思い込みの強い生き物だし
習慣は、そう簡単に変えられない。

気長にのんびりと、待ちましょうか…