今朝、小学校公演の中止連絡が届いた💦
実は昨年もご依頼をいただいていた事業で
昨年は新型コロナの影響で中止となった。
今年に入って3月にメールで上演依頼をくださったそうだけど
私は誤ってメールを削除してしまったようで
4月にお電話をいただいて、改めてご依頼を受諾。
その時に主催者側のご担当者は
「今年は何としても開催したい」
と、仰っていた。
なので、先月から稽古日のうち週2日を
児童音楽劇「手のひらのオズ」の稽古にあてていたのだが・・・
下記が『手のひらのオズ』 夢幻版~オズの魔法使い~
【舞台写真".Big photograph.ver"】
私は執筆作業が一段落するまで
稽古を休ませてもらっていて
役者陣のみの稽古ではあったけど・・・
2年連続して中止か😢
残念で仕方がない。
子どもたちはとても楽しみにしていると
主催者の方から聞いていたから特に・・・
今年こそは何としても、と思っていたのは主催者側で
小学校や教育委員会は違ったようだ。
主催者は学校側から
「万が一コロナ感染者が出たら誰が責任を取るのか」
と言われたそうだ。
そんなことを言われたら誰だって尻込みをしちゃうよね。
小学生にとって、1年に1度の楽しい観劇会が
2年連続で中止ということは丸3年間
演劇に触れる機会がない児童が大勢いるということだ。
それが本当に残念😢
医療従事者の方のご苦労や
感染に苦しんでいる方々
亡くなられた方々のことを考えると
難しい判断であることはわかるが・・・
予防対策が万全で、ステージと客席の間隔さえ広く取れれば
感染する心配はないはず。
役者も念のため透明マスクを着用する。
フェイスシールドはウイルス拡散の効果が低いと言われているけど
何もしないよりは、着用したほうが飛沫の拡散は減るはず。
上演中、子どもたちと直接接触するシーンもない。
歌も録音済みだから、大声を張り上げて歌う必要もない。
にもかかわらず「中止」か・・・
演劇は不要不急か否か・・・
社会生活の維持に必要か否か・・・
先月の4月23日に、政府から「緊急事態宣言」が発令され
イベント主催者等に対して、社会生活の維持に必要なものを除き
原則として無観客等で開催することを要請され
またもや多くの演劇人、舞台関係者が大変な状況に陥っている。
そんな中、浅草演芸ホールの決断をニュースで見た。
東京都から演芸場に対して「無観客開催」の要請があったが
その中に「社会生活の維持に必要なものを除く」という文言があり
大衆娯楽である「寄席」は、「社会生活の維持に必要なもの」に
該当するという判断から、4月25日以降も通常通り営業することにした。
というもの。
緊急事態宣言が出ていて
医療がパンクしている状況を考えると
難しい判断ではある。
けど、演芸場も落語家もステージがなければ
社会生活を維持していけなくなる。
これは演劇人も同じ。
劇場という場所でのクラスターは
2020年7月以降、目立った報告はないとのこと。
けど、無観客公演を要請され、対応可能な団体は良いけど
無観客で上演し、それを配信するには費用がかかるし
配信したところで、有料視聴をしてくださる観客が
どれくらいいるのか、見当がつかない。
売り上げがなければ、赤字が嵩んでいき
いずれ自滅・・・
医療がひっ迫し、変異株が急増している今は
何としても感染を食い止めるべきだと思う。
免疫力が下がるとウイルスにたかりやすいので
免疫力を上昇させることも重要なポイントだ。
人間は感情や心のコントロールが狂うと
身体に影響を及ぼす。
実に繊細な生き物だよね。
免疫力を上げるのに役立つ分野の一つが
落語であり、舞台であるはず。
ならば、感染対策に万全を期して
積極的に上演するというのも
「あり」なのではないだろうか・・・