蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

資材搬入開始!

2013年08月21日 23時31分06秒 | 日記
今日は、朝9:00に小布施総合公園に集合し資材搬入。
ご参加いただいた皆さん、ご苦労さまでした。
ありがとうございました!

私は、ダンサーの稽古の関係で、川中島倉庫の搬出チェックだけ参加。
毎年のことながら、物凄い運搬量。。。

この野外劇は、大勢の皆さんのお力添えをいただき
創り上げることができる、まさに全員で創り上げる舞台だ。

仕込みやバラシに参加出来ないメンバーは
参加してくれたメンバーに感謝しつつ
会場に来ている時は積極的に動いて
それぞれが出来ることを見つけながら
より良い舞台になるよう、協力していただきたい…

劇団員は、役どころのみならず
裏方作業の他、警備も含め大変な作業量だが
前向きに頑張ってくれている。

感謝!

演奏隊・声楽隊・ダンサーの皆さんも
役者陣に触発され、テンションが上昇中。
役者陣もそれを感じて、更にテンションが上昇。

オープンエアが凄い舞台になるのは
この相乗効果によるマン・パワーがあるから。

今年もきっと皆様の心を揺さぶる舞台になることでしょう。

あ、そうそう。
今日は、舞台写真を撮影してくださるカメラマンさんが
下見のために稽古場に足を運んで下さいました。

通し稽古の様子を見て

 感動しました

と仰ってくださいました。

有難いことです。
これでみんな自信を持って、本番に臨めることでしょう。

さて、明日はいよいよ仕込み!
無事故で終えられるよう、メンバーの体調に配慮しつつ
精一杯頑張ろうと思います!

集中稽古三日目は終戦の日・・・

2013年08月15日 23時38分33秒 | 日記
今日は、終戦の日…

朝から、舞台布の件やその他諸々で
家に帰るまで、歴史を振り返る余裕がなかった。

改めて黙祷…
二度と悲惨な戦争が起きないように
同種族同士で命を奪い合うことがなくなるように…
祈りを捧げる…

うーむ…
人間が人間である限り難しいのかもしれないな…

と、もう一人の自分が囁く。

他者を思い慈しむことが出来るのが人間
他者を恨み傷つけることが出来るのも人間

そのつもりがなくても気付かず
人を傷つけているときもある。

人間が持つ欲もトラブルの要因だが
その欲のおかげで科学も文化も
発展してきたんだよね。

光と影、表と裏、正と負…

両者は同時に存在し
片方だけでは存在し得ない。

うーむ…

価値観が違う人間同士の争いは無くならない。

例えば…
原発反対派と原発推進派は大切に思うところが違う。
なので、歩み寄ることが難しい。

大切なのは何か
未来に紡ぐべきは何か

今を明るく楽しく生きながらも
歴史を振り返り未来を想像することが肝要。

学び 想像し 創造する

これらの脳のバイパスをスムーズに
往来できるようになる訓練が
演劇の訓練の中にある、と
私は思っている。

視点の持ち方次第だけどね。


今日は、集中稽古三日目。
昨日届かなかった舞台布…
祈る思いで配送を待っていたところ
注文した業者の担当の方からお電話が!
お盆中で業者はお休みだと思ったけど
昨夜、それでも、と思ってメールを入れたところ
担当の方がメールを見てくれたのだ。
担当者も慌てた様子で

 12日に発送しているはずなのですが…
 調べますので、少しお待ち下さい。

と。

配送業者はS急便とのこと。
S急便と聞いて、ハッと思い出した。

 そう言えば…以前もこんなことがあったような…

お盆期間中、企業への配送はせず営業所に保管し
お盆明けに配送することになっている…
とか言っていたような…

早速、Sさんに電話したところ
時間指定がない企業宛ての物は
やはり営業所に止めてあるとのこと。
すぐに確認してもらったところ
やはり、ありました!

 良かった!

届けてもらうと遅くなるので
家族に頼んで営業所に取りに行ってもらい
稽古場に届けてもらうことに。

注文した業者の担当の方にも電話を入れ
状況を説明したところ

 そうでしたか。申し訳ありませんでした。
 今後、急ぎの場合は時間指定をするようにしますね。

と。

発送元が配送業者に確認すべきなのか
配送業者が事前に知らせるべきなのか

S急便さんのHPを確認したところ
ざっと見た感じでは、お盆中の配送に関する
注意事項は見当たらなかったが…

他にもトラブルが起きてるんじゃないかな。
お盆=休日ではない会社も少なくないはずだもの。

配送日を確認して注文したにもかかわらず
このようなことになるとは・・・

個人名で注文した商品は届いていたので
布も個人名で頼めば届いていたかも…

ふぅ…思い出して良かった。
一昨日、思い出せれば良かったのにね。
ダメだなぁ、忘れっぽくて。。

稽古場到着後、早速何人かで布の裁断をしてもらい
ユカちゃんがミシンでズンズン縫ってくれて
夜の通し稽古で使うことが出来た。

 ユカちゃん、ありがとう!
 お疲れ様でした。

今日は、Namiちゃんが衣装確認に来てくれたり
バイオリンの牧さんとベース奏者の多美ちゃんが
稽古に参加してくれた。

牧さんは、演奏しながら台詞を聴けるようになってきた感じで
台詞にマッチした音色を流してくれるようになった。
多美ちゃんのベースは、今日初めて聞いたが
低音がとても良い感じで、不穏なシーンや
緊迫したシーンにとても合いそう。
本番が楽しみですね~♪

集中稽古に参加しているキャスト陣は
台詞もダンスもテンションもどんどん上昇中♪

他に障害があった案件も何とかクリア!
皆さんのおかげです!

本当にありがとうございます!!

私が出来ることは、キャスト・スタッフ全員が
心おきなく舞台を楽しめるように最善を尽くすこと。

あと残すところ10日…
頑張ろう!

集中稽古二日目!

2013年08月14日 23時06分29秒 | 日記
朝から大幅カットに伴う台本修正や
各スタッフ・関係者への連絡と
音楽関係者への音源・楽譜転送で
あっという間に時が過ぎて行く。

ハッと気付くとお昼を回っている。

 あれ?布がまだ届かない…

もう一度メールをチェックしてみたが
発送日は8月12日になっている。

 おかしいな…
 通常なら昨日届いていいはず。
 今日は二日目なのに、なぜ届かない?

今日は、二胡奏者の賢人君とバイオリンの牧さん
そして作曲家の森さんも稽古場に来て下さる予定。

 これ以上、待てない…

布の到着を諦め、稽古場へ急ぐ。

稽古場では、研修生が中心になって
ダンスの稽古を始めてくれていた。

舞台布縫製のために来てくれていた
Kitamuraさんとユカちゃんに事情を話すと

 他にやることがあるから大丈夫です

と、明るく応えてくれた。

感謝!!

にしても…どうなってるんだろう。

取り敢えず、今、考えてもどうしようもない。
明日まで待つしかないよね。

気持ちを切り替えて、賢人君と打ち合わせを開始。
暫くして森さんも到着。
森さんのキーボードと賢人君の二胡の音色を聴いたお陰で
悩んでいた曲のイメージがポンと脳裏に浮かんだ。

触発を受けると閃くものだね。
音楽家の皆さんとのセッションは、これだから面白い。

午後の稽古は、みんな自主的に稽古をしてくれて
群衆シーンの一つが非常に良くなった。

稽古すればするほど、みんな生き生きとして来る。
素敵なメンバーと共に舞台を創れることに感謝!

夜は牧さんも参加してくれて、通し稽古を行った。
が、昨日大幅カットしたばかりで
昨日欠席していたメンバーもいて
群衆シーンに関してはカット部分を稽古したが
主要陣の稽古が出来なかったため
カット部分でつまづきが多発。
奏者のきっかけも確認しながらだったため
時間を計ることが出来なかった。

明日の午後は、流れなかったシーンを稽古して
夜の通し稽古をスムーズに行えるようにしよう。

皆さん、お疲れ様でした!
明日も気合い入れて頑張りましょう♪

集中稽古初日!

2013年08月13日 23時30分19秒 | 日記
お盆の13~16日は、連日集中稽古。
初日は、大幅な台本カットから幕をあけた。

一昨日の日曜日に通し稽古したところ
想定している上演時間を大幅に上回ってしまった。

歴史物の難しさ…
それは時代背景と固有名詞や用語の難しさ。
それをわかりやすくしようとすると
どうしても台詞量が多くなる。

初稿から徐々にカットを進めてきたものの
心を鬼にして、大幅カットするしかない状況。

これも公演を成功に導くために大切なこと。

ただ、私一人ではカットしきれず
劇団員にカット可能な部分を指摘してもらうことに。

3人が出してくれたカット候補シーンや台詞を
一晩吟味して、朝からカットを始めた。

削りながら、一生懸命稽古している出演者の顔が浮かぶ。

出来れば、カットしたくない。
けど、やらねばならない。
もっと早く出来れば良かったのに
ここまでずれ込んだのは私の責任…

ごめんなさい。
どうかみんなのテンションが落ちませんように…

稽古場にて、祈る思いで出演者にカット部分を伝達。

それぞれ悔しい思いはあっただろうけど
みんな前向きにとらえてくれて…

ありがとう!

夜の稽古は、カットしたシーンのつなぎを中心に
稽古を進める。

みんな元気に取り組んでくれている。
ありがたい!
涙がこぼれそうになる。

今日は、午後から声楽隊が音取りの稽古のために集合。
加えて、急遽和太鼓奏者として出演が決まった
セナ君も来て、Moriさんのご指導のもと和太鼓練習。

セナ君は小学生♪
センスがあって集中力がある。
演奏している時の表情がいい。

たまたま今年の2月頃、彼の演奏を聴く機会があり
その時から、なかなかの逸材だと思い
いずれ機会があれば、オープンエアに参加してほしいと
思ってはいたのだが、こんなに早く
その時期が到来するとは思っていなかった。

縁とは不思議なものですね。
出会いと縁を大切にしながら
今後も活動をしていきたいと思います。

そうそう!

衣装製作&舞台布縫製を手伝ってくれている
Kitamuraさんとユカちゃんも
お盆中、ずっとお手伝いに来てくれるそうだ。
特に舞台布は、当初想定と違う形になったため
日暮里で購入した布では長さが足りず
急遽購入することになったものの
予算的に安価な生地じゃないと買うことができない。
ネットで探しているうちに、どんどん日が過ぎて
他の所用と重なり、発注が遅れてしまった。

今日もまだ届かず…
業者とは、昨日発送するとのことで注文したのだが…

お盆中に届いてくれないと縫製が間に合わない。

毎年、何かしら起きる公演間際のトラブル。

大丈夫!
きっと良い方向に導かれて行くはず♪

68年の時が過ぎ・・・

2013年08月10日 10時40分43秒 | 日記
~歴史に学ぶ~

今年のオープンエアのキーワードの一つ。
福島正則公についてヒアリングさせていただいた
小布施町ひいらぎ書房のKさんも
このワードを繰り返し呟いていらっしゃった。

広島・長崎の原爆投下から68年の時が過ぎ
戦争体験者からお話を聞けなくなる日も近い…

被爆された方が自らの体験を語りながら
反核運動を推進されてきた。

「ノーモア」遺志は次代へ 長崎、原爆投下から68年

体験から語られる言葉には説得力がある。
そういう方々が一人、また一人とあの世に旅立たれ
次は未体験の私たちが、被爆者や戦争体験者の言葉を
後世に伝えていく必要がある。

言葉は伝えるための重要なツール

二度と同じ過ちを繰り返さないために…

正確に伝えるなら文字だ。
けど、文書は読み手が読もうとしないと伝わらない。

言葉なら…
こちらの意思で伝えることが出来る。

私は舞台で何を伝えることが出来るのか…

きっと一生模索し続けるのでしょうね…