蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

再び茅野へ♪

2013年09月21日 01時09分55秒 | 日記
再び行ってきました!
一週間に2回も茅野へ行くなんて
自分でも驚きだわ~

目的は、そう!
柏木陽さんのワークショップです♪

兼ねてから一度受けてみたいと思っていたワークショップ。
見学だけでも…と思っていたところ
受講するならOKとのご許可をいただき
茅野市民ではない私とガンちゃんでしたが
面白い演劇ワークショップに参加させていただいた。

私は、午後から中野市の職業訓練センターの修了式に出席。
受講生の皆さんにお祝いを述べると
3ヶ月間頑張り抜いたみんなは目に涙を浮かべていて
私ももらい泣きをしそうになってしまった…

16:30に茅野へ向かう予定だったため
後ろ髪を引かれる思いで一足先に失礼し自宅に戻った。

家に着くと、同行予定のガンちゃんも到着。
ガンちゃんの車に乗せてもらって
大急ぎで茅野市民館へ向かう。

途中、帰宅ラッシュで混んでいたが
何とか開始時間前に到着。

市民館職員さんのご配慮で
15分程度だったが、柏木さんとお話させていただけた。
お心遣いに感謝です!

柏木さんは、不思議な魅力のある素敵な方でした♪
ワークショップの時のアプローチの仕方を伺い
お陰様で参考になりました。

19:00過ぎ、やんわりとWS開始。
最初に今日の内容等の説明が若干あり
すぐに階下の展示室へ移動。
ここでは「寿齢讃歌-人生のマエストロ-写真展Ⅷ」が開催中でした。

この写真展のコンセプトは

①参加者が地域のお年寄りと写真を通して交流をもち
 お年寄りの笑顔と元気を地域にむけ発信する。
  改めて「人生のマエストロ」とも言うべき
 お年寄りと接することで、自らの地域の文化や伝統を知る。
②誰でも気軽に参加できる公募展である。
③現代に生きるお年寄りの日常生活を写真によって
 切り取り記録し、作品集として後世に残す。
④写真によって世代間が交流する取り組みを
 地域のみに留める事無く全国へ広く発信する。

だったようだけど、詳細を知ったのは帰宅してから。
WS中は、写真を見てお年寄りの写真展だとはわかったけど
それ以外の情報は全くない状態だった。

今日のWSのテーマは「一枚の写真」←勝手に命名

展示されているたくさんの写真の中から
カメラマンと被写体であるお年寄りの会話を想像して
一番気に行った写真を元にエチュードを創作するというもの。

写真の枚数が多かったこともあり
複数人が気にいった写真は少なかったが
私の場合は、同じ写真を選んだ大学生がいたため
その子と組んでエチュードを作ることになった。
彼女はEちゃんという演劇サークルに入っている子だった。
演劇大好き大学生と出会えて嬉しかった。
彼女の意見を聞きながら、何となく会話を紡いでみる。

 面白いな~こういう作り方もいいなぁ~
 本気で作れば、きちんとした短編芝居が作れそう♪

そんなことを思っていたら、あっという間に発表の時間。

ガンちゃんの妄想力は相変わらず凄いな~
面白かったよ~

他のチームもなかなか面白くて
機会があったら、私もWSで取り入れてみようと思った。

終了後、元の部屋に戻り、WS発表会についての話し合いとなった。
私とガンちゃんは、飛び入り参加なので
皆さんの話し合いがスムーズに進行するように見守った。

これは大変参考になりました。
一般の皆さんの感じ方や捉え方、ファシリテーターの進め方…
今後に生かしていけたら、と思う。

市民館の皆様、参加者の皆様、そして柏木さん
本当にありがとうございました!

終了後、参加者の皆さんとお話したり
Kさんとお話したりしていたら、あっという間に
22:30を回っている!

帰宅は午前0時過ぎでした。

ガンちゃん、運転お疲れ様でした。
乗せて行ってくれて、ありがとう!

茅野市民館さんのステージづくり部の活動は非常に活発♪
現在建設中の長野市民会館開館後の活動の
モデルになるんじゃないかと、私は密かに思っている。

尖石縄文考古館

2013年09月17日 23時28分28秒 | 日記
昨日は台風で大荒れとなり、外出予定を変更し
自宅で黙々と資料整理。
今日は、当初昨日訪問予定だった茅野市にある
尖石縄文考古館へ出かけた。

この館の学芸員さんを紹介してくださったのは
茅野市民館の事業部長Kさん。
茅野市民館さんとは、昨年、小池博史さんのワークショップに
ガンちゃんとケンジ君が参加させていただいたのがご縁の始まり。
その後、公演の折には市民館までご案内に伺ったり
今年2月に上演した劇団本公演「SANGETSU」の折には
作品のベースになった「夏雲」の著者・武内雷龍先生をご紹介頂いたりと
お世話になり続けている。

今回、県庁前ピロティで上演する短編芝居の題材を
縄文のヴィーナス」でいこうと決めたところ
発掘されたのが偶然にも茅野市だったこともあり
早速Kさんにお電話して事情を説明したところ
ヴィーナスについて詳しい方をご紹介くださったのでした。

Kさん、いつもありがとうございます!

お昼前頃、ケンジ君に運転手をお願いして
二人で茅野へ向かう。

台風一過の空は、雲一つない爽やかな秋晴れ。
青い空と緑の山々を眺めながら

 ドライブ日和だね~

心がルンルン踊っている。

何しろ、私は小学生の頃から縄文時代に興味を持ち
中学生の時に、友だちを巻き込んで(?)
小型の竪穴式住居を作ったこともある。

なぜあんなに惹かれたんだろう…

遠い記憶を探ってみたが、明確に覚えてはいない。
が、貝塚や鍾乳洞に行きたくて
友だちを誘っては、何度も足を運んだ覚えがある。

恐らく…太古の昔を想像するのが好きだったのだろう。
古代は、想像力旺盛な思春期の私にとって
美味しい材料だったに違いない。

茅野って遠く感じるけど、長野市から高速に乗れば
一時間程で諏訪インターを降りれる。
そこから20分程度のところに、尖石縄文考古館はありました。

約束通りの時間に到着。
館の前には「休館日」の看板が…

そうなんです。
今日は休館日なので、普通に来たら入れなかったけど
昨日お電話で、学芸員さんが

 明日も仕事で館にいますから、どうぞ。

と仰ってくださったので、お言葉に甘えて
お邪魔させて頂きました。



と、館の中から、一人の小柄で優しそうな男性が現れた。
学芸員のKUさんである。

何しろ休館日ですから、館の中は
1~2人の館の方と私とケンジ君のみ。
しかも、KUさんが、一つ一つ丁寧にご説明をしてくださって…
とても贅沢な時間を過ごさせて頂きました!

KUさんに質問すると、実に愉快な応えが返って来るのも面白く
いくら話しても話し足りない感じ。
そして徐々に縄文時代の輪郭がはっきりとしたものになっていく。

あ…KUさんはお仕事でいらしていたんだ。
さすがにもう、お暇しなくては…

賞味2時間30分もKUさんを一人締め(正確には二人)。
資料になる本も購入できたし
縄文のヴィーナスも隅から隅まで観察できたし…

ヴィーナス様は写真で見るより、何倍も美しかった!
色といい艶といい、おなかの丸みや
背中のラインなど、いくら観ていても飽きない土偶。

KUさんに何度も御礼を申し上げ、館を後にして
少々尖石遺跡を散策してみた。


上記の写真は、尖石遺跡とお隣の与助尾根遺跡を
ご自分の手とご家族と友人・知人の手で発掘された
宮坂英弌(みやさかふさかず)氏の像。
発掘を始められたのは42歳とのこと。
それ以降、発掘と考古学に生涯をかけた方です。
宮坂氏がいなかったら、茅野市の遺跡発掘はかなり遅れたでしょう。
棚畑遺跡から出土したヴィーナスも
もしかしたら見つからなかったかもしれない…
実に凄いことだ!
宮坂氏の生き方は、心惹かれます。


上記写真は、“33号住居址”
昭和29(1954)年に三笠宮殿下が調査した住居の跡。
宮坂氏は、三笠宮殿下が調査にいらしたときに
お手伝いをしたことが、発掘の第一歩になったようです。

道の途中にある尖石温泉は、行きも帰りも駐車場がいっぱいだった。
人気がある温泉なんだね~
入ってみたいけど、夕方から稽古があるので
ゆっくり観光できないのが残念。

その後、茅野市民館さんのKさんにお会いして
御礼とご報告をさせていただいた。

市民館のイベントリーフレットを見せて頂いたところ
これから年末にかけてもイベント盛りだくさん。

 あれ?演劇百貨店?柏木陽さん?
 え?柏木さんが茅野に来るの??

柏木さんと言えば、故・如月小春さんの愛弟子のような存在。
如月さんは、日本で演劇ワークショップを積極的に展開し始めた方
柏木さんはその如月さんの遺志を受け継ぎ
ずっと以前から、演劇ワークショップを全国で開催し続けている。
私がワークショップを始める時に
一度柏木さんにメールをさせていただいたことがあったっけ。
とても丁寧なお返事をいただき、実演活動への
背中を押していただいた記憶がある。

 会ってみたいな・・・
 どんな方なんだろう・・・

と、ずっと思っていたが、なかなかチャンスがなかった。

 もしや、これはチャンス?!

と思い、Kさんにお願いしたところ
柏木さんに確認してご連絡をくださると仰ってくださって…

もしかしたら、ワークショップを受けられるかもしれない…

迷惑がらずにご対応くださるKさんに心から感謝です。

40分ほどでKさんと別れ、稽古場に向かいました。

実に有意義な一日でした。

KUさん、Kさん、ありがとうございました!

国民の利益とは・・・

2013年09月15日 23時23分52秒 | 日記
早急だ…
なぜ政府はこんなにも急いでいるのか…

現在、政府が10月15日召集予定の臨時国会へ提出を目指している
特定秘密保全法案のことです。

皆さんはご存知でしょうか?

時事通信がこの法案に関する世論調査を
9月6~9日に行ったところ
「必要だと思う」と答えた人は63.4%
「必要ないと思う」は23.7%だったそうで。

この結果だけを見ると、賛成多数のように思える。

問題は、どんな聞き方をしたのか、である。

調査は全国の成人男女2000人を対象に
個別面接方式で実施し、質問内容は

・機密情報を漏えいした国家公務員らの罰則を強化する
 特定秘密保全法案について、賛成か否か?

これだけだと、反対する理由が見つからないようにも思うが
「この法案には国民の知る権利や報道の自由を
 制限しかねないとの異論もある」と
説明した上で、上記の質問をしたとのこと。

うーむ…

どう考えても、国民の知る権利や報道の自由を
制限しかねないと聞けば「賛成」する人の方が
少ないんじゃないかと私は思うんだけどなぁ…

個別面接方式というのも、なんだか引っ掛かるなぁ…

現在、この法案に関するパブリックコメント(意見募集)を
行っているが、知っている国民のほうが少ないよね。
しかも締切が9月17日!
募集期間は、わずか二週間!

うーむ…

この法案、1985年に似た法案が提出されたが
その時は、大多数のマスメディアが反対に回ったのと
野党の断固反対ににより、審議未了で廃案となった。
その時の法案名は

 国家秘密に係るスパイ行為等の防止に関する法律案

である。

現在の日本は、スパイを取り締まる法律がないため
日本は「スパイ天国」と揶揄されているというが
1985年以降、自衛隊法が改正されて
従来の「秘密を守る義務」規定に加え
「防衛秘密」規定が新設されて
廃案となったスパイ防止法案の一部と
同趣旨の規定が盛り込まれている。

ただ現状だと罰則が軽く「抑止にならない」ため
「特定秘密保全法」で、罰則を重く規定するのも目的のようだ。

米国と機密情報の共有を活性化させるためには
秘密保全法制の強化が不可欠らしく…

スパイ防止、というのはわかる。

が、この法案の本当の目的はどこなのか?

憲法改正後を睨んだ法案かもしれない…

政府の目論見がチラホラ…
国民に浸透しないうちに、論議が巻き起こらないうちに
成立させようとしているように思えるのは、私だけかな。

国内の有識者や弁護士会から物凄い勢いで反対声明が上がっている。
なのに、今回はなぜマスメディアが取り上げないのか…
非常に疑問だ。

ネットで検索するとね。
反対声明が山ほど出て来て、賛成意見が殆ど出てこない。
これも疑問の一つ…

どちらにしても

 国民の知る権利への制限
 報道の自由を制限
 表現の自由の制限

これらの制限をかけないための
明確な基準を提示してくれれば良いように思うが
非常にあいまいで、判断する“長”次第というのが…

原発問題を隠蔽するのが目的なのでは?
という声もある。

少なくとも私は「知らなかった」ということが
ないようにしたい。
そして、自分の意見はパブリックコメントとして
提出することも必要だと思っている。

それが、一国民としての権利であり義務なんじゃないかと…
まあ…これに限ったことじゃないが。

現在公表されている「「秘密保全のための法制の在り方について」の
最後のまとめに下記のような記述がある。

 特別秘密の漏えいにより国や国民が受ける被害の重大さに鑑みれば
 その保全体制の整備は喫緊の課題である。
 知る権利など国民の権利利益との適切なバランスを確保しつつ
 守るべき秘密を確実に保全する制度を構築することは
 国民の利益の一層の実現に資するものである。
 今後、この報告書の内容を十分に踏まえ
 速やかな法制化が図られることを希望するものである。

国民の利益とは何か…
根本的な問題に立ち戻る必要がありそうだ…

何冊目?

2013年09月12日 23時52分21秒 | 日記
先週は、購入した本と図書館で借りた本を次々に制覇!

はっきり言って“乱読”ですが。

とは言え、どれも私の芝居アンテナに
引っかかった本だけあって(?)
どれも面白い、興味深い♪

どんどん読み進めたいのに
スケジュールはお構いなく
ジャンジャンと飛び込んで来る。

なので、今一つ思うように進まないのが悩みの種。

県庁前のピロティで上演予定の短編芝居と
劇団本公演用の台本を出来るだけ早く脱稿せねば!

県庁の作品は、ベースとコンセプトが定まり
あとは、16日に現地に調査に行き
学芸員さんのお話を伺ってから書き始める予定。

劇団本公演は・・・
どうぞ発表を楽しみにお待ちください♪


改めてチェーホフやシェークスピアの戯曲を読み
以前と異なる捉え方や感じ方をする自分を発見し
それがとても面白くて、もっと読みたい症候群中。

別役実氏の本も面白いし♪

古典戯曲にも手を伸ばしたりして♪

脳ミソは縄文時代に飛んだりして♪

いいなぁ、この感じ♪

ショート・コメディのご依頼♪

2013年09月10日 23時22分24秒 | 日記
今日は、午後から某公民館長さんと
秋の文化祭の打ち合わせ。

いつもお世話になっている公民館さんのご依頼で
ショート・コメディ「バス・ストップ」を
上演させていただくことになった。

お声掛けをいただきまして、ありがとうございます!

館長さんは

 せっかく夢幻さんに上演してもらうのだから
 しっかり宣伝して、大勢の地域の皆さんに
 見てもらわねば!

と。

有難いことですね。
私たちも皆さんに楽しんで頂けるよう
最善を尽くして臨みたいと思います。

10月~11月にかけては、ご依頼公演が目白押し。
ショート・コメディと児童劇を合わせると
全部で6本の上演を予定している。
しかも遠方での一泊二日で行う児童劇公演も入っていて
しかも4種の異なる芝居を異なる演出プランで
短期間に上演するため、脳の切り替えが必須事項。

その他、ワークショップのご依頼もいくつか頂いており
合間を縫って、劇団本公演等の脚本執筆も急ぐ必要あり。

お客様とは一期一会…

 一期一会(いちごいちえ)とは、茶道に由来することわざ。
 『あなたとこうして出会っているこの時間は
  二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。
  だから、この一瞬を大切に思い
  今出来る最高のおもてなしをしましょう』
 と言う意味の、千利休の茶道の筆頭の心得である。
 これからも何度でも会うことはあるだろうが
 もしかしたら二度とは会えないかもしれないという覚悟で
 人には接しなさい、ということである。(Wikiより)

同じ時間、同じ空間を共有する皆さんに
良い時間を過ごせた…と思って頂けるように…
そして終演後、皆さんの飛びっきりの笑顔と出会えるように
一つ一つの演目を丁寧にご提供していこう。