蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

長野公演チラシデータ完成!

2016年03月08日 22時56分26秒 | 日記
先週末から長野公演チラシの作成に突入!

この度、平成28年度長野市芸術文化振興基金の助成金対象事業に
今回の演劇グループ21さんとの合同公演が採択されました。
と言っても長野公演に対してですが…

実は先月、この助成金に申請を出し
つい先日、プレゼン審査に挑んだのでした。

長野公演のチラシ配布を遅らせた理由の一つがコレ。

申請を出したのが「未来の担い手部門」
この部門は助成金対象額が大きい。
しかも書類審査だけではなく
プレゼン審査があるということで
そのプレゼンの準備時間が取れそうにない状況でもあり
当たって砕けろ的な気持ちも、最初はあった。

が…

審査を通る通らないは置いておいて
なぜこの事業をやろうと思ったのか…を
掘り下げる事は、今後の夢幻工房が歩む道の
道しるべになると思い始め
パワポ初心者ながら四苦八苦しつつ
一晩でまとめあげ、プレゼンに臨んだ。

時間は僅か10分。

長野市の審査会なので、劇団紹介は書類で配布し
すぐ本題に入っていく。

提案したプロジェクトの目的は

 演劇を広める!

パワポ操作のアシストで同行したケンジが

 あのスピード、真似できないわ・・・

と言われるくらい早口ながら
伝えたいことは全てを伝え終えることが出来た。

これでダメなら元々のコンセプトを
考え直さねばならない…

と思っていたが、数日後、有難いことに
助成金採択の通知が届き、それを受けて
早速チラシ製作に入った。

助成金事業の場合、チラシにその旨を掲載する必要がある。

既に上山田公演のチラシを作成してあったので
すぐに作成できるだろうと踏んでいたのだが

 あ…松代文化ホールの地図を作っていなかった〈汗〉

すぐに色々な地図を探して、ホール地図の作成に入るも

 これは時間がかかる…

他にやるべきことがあり、もっちゃんに助っ人を依頼。

もっちゃんはすぐに呼応してくれて
仕事の合間に作れる分だけ作業してくれて助かった。

おかげで予定より1日遅れただけで済んだ。

下記が長野公演のチラシ♪

 

【劇空間夢幻工房×演劇グループ21合同公演】

◆タイトル
 大幸がしだした札は 馬らのまら知事こまるまで 騒動をする
 ~午札(うまのさつ)騒動考~』


◆日時: 2016年5月29日(日) 12:30~ 18:00~ (2回公演)

◆会場:松代文化ホール

◆作・演出:村上 雅人(演劇グループ21)

◆音楽 森 雄太

◆生演奏 矢代一重山太鼓

◆出演
 夢幻工房:青木 賢治・坂本 真由美・青木 由里・村松 沙理亜・二本松 杏莉・滝澤愛佳
 演劇グループ21:宮坂 新二・腕 アレイ
 客演:アロ~ハ 太郎(演劇実験室カフェシアター)・ちえもん(元吉本新喜劇)・岩間 健児・きんたろ・月岡 俊・小田切 桂一・塚田 聡志
 特別出演:無想伝心碧州流 丸山 碧星
 
◆協力
 松代文化ホール(指定管理者:株式会社 Dynamics)・株式会社長野舞台・演劇グループ21・「午札騒動考」上山田公演実行委員会・上山田大わらじ委員会・劇団ことたま座

◆チケット料金
 前売:一般 \2,000 / 高校生以下 \1,000
 当日:一般 \2,300 / 高校生以下 \1,300

◆プレイガイド
 松代文化ホール/ながの東急百貨店/アベレコード/平安堂(長野店/若槻店/東和田店/川中島店/更埴店)/豪商の館 田中本家博物館/上山田文化会館/更埴文化会館

長野公演のチケット発売日は、3/15です!

皆様のご来場をお待ちしております!!

演出〈振付〉依頼

2016年03月06日 22時06分28秒 | 日記
先日、村上さんから太鼓シーンの演出を依頼された。

 え?
 シーン全部ですか?!

と、一瞬戸惑ったが、本番まで後一ヶ月しかない状況―

音楽と身体表現のコラボは夢幻の得意分野でもあり
お引き受けすることにした。

とは言え、この作品は村上さんの演出だ。
村上さんがやりたいことを汲み取り
それを実現するのが私の役割。

このシーンで絶対的に必要なのは
お上の政に苦しんでいる農民たちの
怒りと苦渋からの叫び―

脳内でずっと考えていたが、なんだかんだで
具体的な作業に入れたのは金曜日の夜。

コラボする太鼓グループは『矢代一重山太鼓』さん

お頭のO氏とは、実行委員会で2度ほどお行き合いしたが
一重山太鼓さんの演奏を生で聞いたことはない。

YouTubeで一重山太鼓さんの演奏を探したところ

 ありました!

今回の舞台のためにO氏が作曲してくださった音楽と
演奏映像を見ながら、台本と照らし合わせ
台本の台詞を分解して、音楽と組み合わせて行く。

日曜日午前中から太鼓シーンの稽古を開始する予定なので
何としても土曜日中に仕上げねばならなかった。

太鼓のリズムの変わり目を拾い出し
その変わり目で役者の台詞や身体表現を
変化させていけばいいんだけど・・・

何しろ時間がない。
稽古は多くて僅か4~5回。。。

さて、どうするか…

思案した結果、土曜日になって
太鼓シーン用の台本を製作することに決めた。

口で説明するより、音楽の秒数から台詞の速度まで
ある程度決めてしまったほうが、仕上がりが早い。

もちろんあくまでもこれは枠組みであって
大事なのは役者の心持ち。

何とか台本製作を終えたのが日曜日の

 あーさー〈笑〉

一睡も出来ないまま、稽古場へ向かった。

夢幻の団員やオープンエア参加者は
カウントを取りながら台詞を言ったり
身体表現をすることに慣れているが
今回は他団体の役者にも演じていただかねばならない。

大丈夫かな…と思いつつ、稽古を始めたところ
最初は戸惑いつつも、何度か繰り返すうちに
だんだんわかってくれて

 これなら行けそうだ―

と思えて、ホッ。

ガンちゃんが役者陣を引っ張ってくれて
ケンジ君がサポートしてくれて
ダブルケンジに感謝!(笑)

もちろんサリアも引っ張ってくれてるし
アンちゃん、サトシさんも覚えが早い。

更にナント!
このシーンに出演しないオダギリさんが
代役要員をかって出てくれて
欠席メンバーの代わりに動いてくれるので
フォーメーションを作るのに大変助かった。

 ありがとう!

こういうシーンは、団結が深まるよね。

村上さんからご依頼いただいたおかげで
シーン台本製作には時間がかかったが
稽古時間は圧倒的に短縮できることが明確になった。

これは、オープンエアでも生かすことが出来そうだ。

更に記号化したほうがわかりやすいかもね.。o○

今年のオープンエアから試してみるか―

良い経験をさせていただいたことに、心から感謝m(__)m

午札騒動考―稽古三昧♪

2016年03月03日 23時48分43秒 | 日記
連日、稽古の日々―

合同公演「午札騒動考(うまのさつそうどうこう)」の稽古である。

と言っても、私は週5日。

演出の村上さんはお休み無し(^_^;)

週末稽古が入り始めて3週目。

本番まで残り約1カ月。
ここからが最後の追い込みだ。

私は、今までかつてない台詞の多さと格闘中(汗)
覚えたはずが、ポロポロと抜ける。
後はひたすらお経のように唱え続けるのみ(笑)

昨日は、上山田公演実行委員会があり
終了後の20:00から稽古開始。

副実行委員長のT氏が見学してくださった。

このシーンの出演者は演劇グループ21の代表・宮坂さんと
私の僅か2人だが、とても重要なシーンで時間的にも長い。

宮坂さんは二役ということもあり若干苦戦中。

私はグループ21さんの公演を観るたびに

 宮坂さんと共演してみたいなぁ…

と思っていた。

その願いが叶ったこのシーン
何としてもお客様の心に残る場面にしたい.。o○

このシーンの前までの芝居は、すべて
この2人芝居のためにあると言っても過言ではない。

支えていただいている実行委員の皆さま、夢幻のスタッフ陣
そして舞台監督&上山田公演の制作として
必死に駆け回ってくださっている金子さん―

この公演のためにご協力いただいている方々が
心から納得し、感動する舞台にしていかねば…

使命感が沸々と湧き上がる。

役者は、役の人間の人生を想像し役作りをする。
役の置かれた環境や心持ちを想像するには
豊かな想像力が不可欠。

日常、自分の心が動きやすい感情は表現しやすいが
日常、自分の心が動かない感情を表現するのは難しい。

つまり、役者は日常から感情を運動させることを心がけ
いつでもどこでも各感情スイッチをポンと押せば
感情がドバッと出る用意をしておく必要がある。

しかしながら、日常、特に社会生活においては
例えば負の感情を表現し過ぎると
他者に迷惑をかけたり、心配させたりする結果となる。

故に感情の自己コントロールが必要なのだ。

役を演じるのは自分である。

だからこそ、自分と言う媒体に
常日頃から磨きをかけていくことが肝要。

身体に磨きをかけ(可動域を広げ自在に動ける体に)
声に磨きをかけ(様々な声を自在に出せるように)
感情に磨きをかけ(喜怒哀楽を自在に表現できるように)

磨きをかけるのが基礎訓練である。

磨きをかけずにいると、どんどんサビていく。

サビ止めでもあればいんだけどね~(笑)

劇団員のケンジとサリアは、身体を磨くために
新たなチャレンジを始めている。

また、劇団員の稽古時間中には
ボイストレーニングの先生をお招きし
声の磨きをかけるべくチャレンジ中♪

自ら求めれば必ず獲得出来る(^^)

やらされていると思っているうちは
何も獲得できないんだよね.。o○

劇団員の進化が楽しみな今日この頃です♪

熱い須坂♪

2016年03月02日 23時21分58秒 | 日記
今日は、午後から須坂市の奥田神社へ。
やたら冷え込む日だね(・・;)
体に寒風が突き刺さる~

本日は、奥田神社総代会の方々と
諸々ご相談させていただきました。

どんな内容だったかは・・・

いずれ時期が到来しましたら
ご報告しますね。

その後、須坂市庁舎へ。

先日、須坂市長から講演会に関する打診をいただき
本日は、ご担当職員さんから詳細を伺い
最終的には職員の皆様向けのWSを行うことになった。

4月~5月にかけて週1回で計4回の
表現&コミュニケーションワークショップ
画期的な取り組みだよね。

ご依頼をいただいて一番驚いたのは私.。o○

だって、行政から

 職員が明るく元気になるように
 表現&コミュニケーションWSを行いたい!

というご依頼をいただいたのは
初めてのことだったから・・・

と共に

 須坂市は今、熱い!

と感じた。

何かを必死で掴もうとしている…

そんな思いが伝わって来た。

ご担当のTさんは、非常に真摯で向上心旺盛な方で
このWSに非常に興味を持って下さった。

より良い須坂市にすべく、様々な勉強会や
グループワークを行っているようである。

にしても、これって画期的事業だよね。
もし効果が明確に出れば
モデルケースになる可能性もある。

議会中のため、市長は不在と聞いていたが
途中でひょっこり市長さんが顔を出して

 議会が早く終わったんですよ

と柔和な笑顔で語り始めた。

市長のビジョンを伺い

 職員の皆様が、市長が思い描く事業を
 推進できるような人材に成長すれば
 須坂市はきっと元気な町になる―

と思った。

そのために私がお手伝いできることがあるならば
精一杯携わらせていただこう。

にわかに演劇WSのブームが到来?!(笑)

いえ、まだまだ(汗)

けど、私自身は講演会やWSのご依頼が続いている。

演劇を広めるための両輪の一つが
ようやく回り出したのかもしれないね。

更に創意工夫を重ね、演劇を通じて
社会貢献できるよう、取り組んでいこう.。o○