蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

日暮里繊維街へ

2020年07月21日 23時14分36秒 | 日記

毎年、大勢が出演する市民劇の場合は
衣装生地や舞台に使用する生地を大量に
購入する必要がある。

なので、衣装デザインが完成したら
日暮里繊維街(生地の問屋街)へ
劇団員&サポートメンバーで買い出しに行く。

衣装デザイナーはヤマモトナツエさん♪

群馬県在住なので、直接会って相談できないが
メールのやり取りだけで
素敵なデザインを考案してくださっている。

ヤマモトさんは、知人の紹介で昨夏から
衣装協力をしてくれるようになった。

先週にはほぼデザインが出揃って
現在、パターンを製作中。

パターンと言うのは型紙のことです。

型紙を製作してくださるのは
ちよさんと北村さん♪

ちよさんは、岡学園の岡先生のご紹介。

岡学園さんは、佐々成政おもてなし武将隊の衣装を
チームを組んで製作してくださった。

かっこいいでしょー💛

北村さんは、なんと2002年からずーっと
夢幻の衣装に携わってくださっているご奇特な方。

ご自分でいつも

 私って変わってるよねー

と言いつつも、気づけば20年近くの歳月が過ぎ・・・

お二人の他、なみちゃん、キッズのお母様方やゆっこりん
出演者の皆様のご協力で大量の衣装が出来上がっていく。

有難いことです、本当に( ;∀;)

 

そんなわけで、今年も例年どおり繊維街へ・・・

と、スケジュールを立てたものの
東京のコロナ感染者数がうなぎ登りで
県知事から不要不急の東京往来を
避けるようにというお達しも出て
前日までマジ悩んだ。

一回はネットで全て購入しよう、とも思ったが
何しろ大量なのです💦

繊維街とネットでは値段もかなり違い
予算の問題も生じる・・・

で、前日、主催者側に相談。
公演を行うために必要な仕事であることを確認。

で、ようやく腹が決まった。

そう。これは仕事です。

仕事上、必要であれば首都圏を往来する人もいるよね。

もし私がコロナに感染したら大変なことになるけど
それ以上に心配だったのは
同行する劇団員やサポーターに感染したら・・・とか
そして私たちがコロナを運搬することになったら・・・と
考えると怖かった。

団員が感染しないようにフェイスシールドを購入し
携帯アルコール消毒液も持参。

朝6:30、日暮里に向けて出発!

同行者は、まゆりん、ケンジ、さりあ、あんちゃん。

予定通り10:00前に現地到着。

先に着物のリサイクルショップへ。

おーっ!

いつもより安価で良さげな品物が揃っている‼

断捨離流行りのお陰かな?

お陰様で大量の着物&帯を購入♪

11:00、毎回大量に生地を購入する「生地屋トマト」へ。

お?迷彩生地が1m100円で売られている!

迷彩生地は何かと便利。
なので、即一反購入!

みんなで担当を決めてデザインを見ながら
生地探しを始める。

コロナ禍で営業時間を短縮中らしく閉店は17:00。

閉店ギリギリまで粘って、ほぼ全て購入することができた。

これ↓ 見てくだされ~

車のトランクがパンパン(^-^;

きれいに積んでくれたのはケンジ(*^^)v

この大量生地をネットで購入するなんて
考えただけでもゾッとする(~_~;)

長野市の生地屋さんは種類が少なくてねー

劇団旗揚げ当初は長野駅前にある
生地屋「こおむら」さんで
相談しながら購入していたっけ。

地下の倉庫に眠っている生地を
とびっきり格安で売ってもらったことも。

懐かしいな~

さて、今週土曜日は制作会議&生地裁断。

制作会議というのは、この舞台に必要な
大道具、小道具、衣装、当日受付など
スタッフ全員で共通認識を持つために
行うことにした会議。

共通認識って大事だよね~

誰が何をつくっているかわかれば
お互いに進捗状況を気に掛けることもできるし
協力し合うことも容易だ。

サポートスタッフの皆さま、どうぞよろしくお願いします‼


北斎ホールシアター2020 ワークショップ2回目♪

2020年07月20日 22時53分41秒 | 日記

昨日は北斎ホールシアター2020の演劇基礎レッスンワークショップ2回目!

これまでは舞台の稽古を開始する前に
3~4回、基礎レッスンを行ってきたけど
今回はコロナ禍によりスケジュールがずれ込み
ワークショップは2回💦

稽古場に入室前、アルコール消毒と検温必須。
全員マスクを着用。

ストレッチ、筋トレ、体幹トレーニングも
マスクをしたまま行うので
参加者が熱中症にならないよう
こまめに水分補給タイムを取り
途中10分程度の休憩も入れる。

なので、例年よりプログラムの進みが遅い。

キャスト数も多いため、先週は
エチュード(即興劇)が出来なかった。

なので、2回目は何としてもエチュードを行いたい!

簡単に言うと・・・ごっこ遊び♪

宮澤賢治氏の「風の又三郎」の冒頭をもとにして
3チームに分かれ、みんなで話し合って
一つの作品に仕上げていく。

5W1Hを考えると、あっという間にお話が作れます♪

◎5W1Hとは
 Who  ➡だれが
 When ➡いつ
 Where➡どこで
 What ➡なにを
 Why  ➡なぜ
 How  ➡どのように

毎年行っているワークだけど
一つとして同じ作品になったことがなく
毎回様々な発想が飛び交い
面白い作品が登場する。

今回も例にもれず個性的でした~

特に内面の感情を風に見立てた発想は
初めてで面白かった。

もっと時間を取れれば更に深めることができたかも・・・
と思うと、ちょっと残念(^-^;

今年も良きチームになりそう💛

さて、来週は台本の本読み予定!

何としても第一稿を脱稿せねば💦

 

PS. 5W1Hを意識して伝達すると相手に伝わりやすいです。
  ほうれんそう「報告」「連絡」「相談」時は
  ぜひ意識してみてねー


「Go To トラベル」東京だけ除外か・・・

2020年07月16日 23時23分32秒 | 日記

「Go To トラベル」は東京だけ除外され
予定通り22日から実施すると発表があった。

【1分でわかるGo To Travelキャンペーン】

東京都は人口が多く
感染者数の多さ=感染者密度が高い
ということにはならないが
今日の感染者数は286人!

昨日から100人以上一気に増加。

しかも過去3番目の多さ💦

不安に駆り立てられるのもわかるが
感染経路不明者が増えていたわけだし
これは想定内の数値なんじゃないかと・・・

東京だけ除外する効果はいかほどか?

それに、単に割引がなくなっただけ。

何の強制力もない上に、キャンセルすると
キャンセル料が発生するらしい。

これじゃ、キャンセルする人は少ないだろうなー

 

感染症拡大による影響は、今に始まったことじゃない。

歴史を紐解けば、これまでも様々な感染症により
生命、社会生活に打撃を受けながらも
人間はそれと対峙し、乗り越えてきた。

歴史から学べば、想定外ではない想定ができるんじゃないかな・・・

と思っていたけど、それが必要なら当然
専門家の方々が調査し、精査しているはず。

うーむ・・・

政府が専門家の助言に耳を傾けていない?とか?

・・・わかりません・・・

 

国民は、自分たちが選んだ政治家に
事の判断を委ねるしかない。

どうしても今のままでは危ういと思うなら
署名やデモ、陳情書を提出するという手はあるけど・・・

恐怖は恐怖を煽る。

必要以上に恐怖が増殖し
みんなの心を蝕んでいくことが恐ろしい。

 

要するに・・・

マスクをはずして会食したり
おしゃべりすることで
飛沫が飛び散ることが問題なのだ。

マスクをしていれば、飛沫飛散は防げるし
プラスチックのフェイスシールドを装着すれば
飛沫から身を守ることも可能。

手洗い、消毒、うがいの励行。

これで相当感染は抑えられるはず。

 

「劇場クラスター」が発生したため
演劇上演が中止や延期になった公演があるけど
今回発生したクラスターは
ガイドラインに従わなかったことが原因💦

必要以上に怖がらず、あきらめず
勇気をもって前向きに取り組んでいきたい。

公演前にPCR検査を受けることを
促された舞台人もいるようで(^-^;

公演直前にPCR検査を受けるなら
ある程度効果があるだろうけど
検査を受けてから本番までの日数があると
その間に感染する可能性もありそう💦

最初は陰性、数日後に陽性になった人もいる。

検査のタイミングをいつにするか・・・
これ、結構大事かも。

 

さて・・・

今日は中野市職業訓練センターの就職支援講座。

先週に続いて2回目。

このクラスは「介護」職を目指すカリキュラム。

介護を目指そうとする皆さんは
温厚で心配りが出来る方が多いように感じる。

まずは、演劇ワークの基礎レッスン部分を使った
表現力UPのワーク。

続いて2グループに分かれて
簡単なエチュードを創作。

皆さん、想像以上に身体を動かしてくれました~~♪

その後、グループワーク。

テーマ「会社で求められる人物像」についてディスカッション。

来週は、このテーマに沿ってエチュードを創作する予定。

演劇初経験の人でも、楽しみながら作れちゃうから不思議~~

いわゆる「ごっこ遊び」♪

脳を柔軟にしつつ想像力を喚起するには持って来いのワーク♪

来週が楽しみです❣


衝撃( ;∀;) 舞台クラスター!!

2020年07月15日 14時25分36秒 | 日記

2日前、衝撃が走った( ;∀;)

新宿シアターモリエールで800人超のクラスターが発生‼

濃厚接触者が850人?

 え?!

 何?!

 どういうこと??!!

ニュースで見た私は、自分の目と耳を疑った。

小劇場で集団感染が発生してしまった・・・

この舞台の制作サイドからは

 ガイドラインに沿った対策を行った

という書面が出された。

 そんな馬鹿な!
 対策をすれば大丈夫だと思っていたのに・・・

もしガイドラインに沿った対策をしていたにもかかわらず
クラスター発生が起きたのだとすれば・・・

演劇界に衝撃が走る。

本当にきちんと対策をしていたのか
分析を急いでほしいと思っていた。

今日も各TV局でこのニュースが取り上げられている。

どうやら、きちんと対策が行われていなかった模様。

結局のところ、一人一人が感染予防に関して
真剣に取り組んでもらえないと
同じことが起きる可能性がある。

今回の舞台クラスターは

 劇場、制作、キャスト、スタッフ、観客

それぞれの意識が弱かったために発生したと思われる。

むぅ・・・

少なくとも観客以外は徹底しようと思えばできるはず。

・・・ここが出来ないなら公演を取りやめねばならない。

観客に対しては、公演中も場内担当者に
マスクやフェースシールドチェックを
行ってもらう必要がありそう。

今のところ長野県は感染者数が少ないが
今後都心から県内への来訪者数が増加すると
秋にかけてどうなっていくかわからない。

まじGo To キャンペーンが心配💦

ようやく公演が打てる状況になってきたところだったのに

・・・・・・


今はただ残念で仕方がない( ;∀;)

けど・・・

これは我が身にも起こり得る大きな問題だ・・・


小布施町「北斎ホールシアター2020」始動!

2020年07月13日 12時42分47秒 | 日記

昨日、北斎ホールシアター2020のキックオフ会
並びに第1回ワークショップを開催!

参加できなかったキャストもいたけど
スタッフを入れると50人以上が参加。

入場前に全員検温し、制作側からファイルを渡された。

稽古日は朝体温を測り、会場入り前にも検温し
それをファイルに記入するようにとのこと。

ファイルには、コロナ感染症予防に関する
「県主催のイベント・行事の実施のための当面の判断基準」と
開催にあたっての留意事項が記載された用紙も入っている。

制作がしっかりと管理してくれるので有難い( ;∀;)

13:00 キックオフ会開始♪

司会は制作のドリーム・コンシェル杉本さん。

実行委員長で岩松院住職・渡辺氏の挨拶で始まった。

岩松院には福島正則公のお墓がある。

皆さま、小布施町にお越しの際は
ぜひお立ち寄りくださいねー

続いて、事務局長の永井氏から激励をいただき
私と劇団制作・ケンジが紹介され
演出・脚本の私から舞台概要を説明。

今年も戦国武将「福島正則」公を描く舞台だが
今回は「治水工事」がメインとなる。

広島城主だった正則公は
幕府の目論見で失脚、改易
小布施地域の領主となった。

小布施においては松川の治水工事を行い
今も川の土手沿いに千両堤(せんりょうつつみ)が残っている。

正則公の主君は豊臣秀吉公。

秀吉公は、戦国末期最初に天下人となった織田信長公の家臣だった。

その家臣時代から秀吉公に仕え
息子のようにかわいがられたのが正則公。

信長公が主君の時代に秀吉公のもとで
築城や治水に携わり、信長公亡き後は
秀吉公の側近の一人として戦で武勇を馳せ
「賤ケ岳の七本槍の一番槍」という異名を持つようになったが
築城術に長けた秀吉公のもとで
数多くの城の普請を手掛けている。

秀吉公亡き後は、徳川家康公の城持ち家臣として
やはり多くの城の普請を行ってきた。

築城は、城を立てるだけではない。

堀を掘って水路をつくり、場合によっては川もつくる。
整地して石垣、城、家臣の屋敷、城下町をつくることも含まれる。

人間は水と塩がなければ生きていけない。
もちろん作物も。

が、筆頭はやっぱり「水」

水は必要だけど、水害・飢饉に悩まされるのは今も昔も同じ。

なので、治水の歴史はまさに人間の歴史だ。

これまで私は正則公の生きざまを追ってきたが
築城術については僅かな知識しかなかった。

が、治水をメインにした芝居を製作するとなると
やはり築城術や治水工事について知る必要がある。

で、色々調べたが、正則公ラインで調査しても
なかなか情報が出てこない。

なので、治水で有名な武田信玄公の時代に遡り
信長~秀吉~秀吉家臣団まで手広く調査。

そんなわけで、調査にかなり時間がかかってしまった(^-^;

けど、おかげで戦国時代末期~江戸初期について
もっと詳しくなりました~(笑)

実行委員会から

 今年は何としても90分以内で!

と強く依頼されているので💦

どこから始めてどこをメインにすれば
お客様に楽しんでいただけるか、感動していただけるか
その選別に苦労したが、ようやく定まってきた。

というような内容を
参加者の皆さまにざっくりお伝えして
コロナ対策演出プランもチラッと説明し
みんなで協力し合って体調に気を付けながら
エネルギッシュなステージにしていきたいと伝えた。

制作サイドからコロナ対策を含む注意事項等を含む
これからの流れの説明があり
続いて一人ずつ自己紹介を兼ねた目標発表♪

最後に団員紹介♪

 

キャスト総数59名
うち夢幻団員20名

団員、増えたなー

特にキッズが多く、成長が著しい。

研修生は市民劇初参加が2人。

劇団員(研究生を含む)はもちろんのこと
市民劇経験のある研修生たちは
衣装・大道具・小道具づくりを担ってくれるので
本当に助かっている。

団員の皆さん、よろしくお願いしますm(__)m

参加者はみんなやる気十分‼

そして良き笑顔~~

これ、この感じ!!

市民劇の良さ、面白さを体感♪

リピーターも多くて嬉しかった~~

終了後、30分の休憩をはさみ
第1回の演劇基礎レッスンワークショップ開始。

 

メニューは

軽い運動→ゲーム→ストレッチ→スローモーション→筋トレ→呼吸法・発声法・滑舌→名前リレーゲーム

こんな感じ。

ゲームで大いに盛り上がり
スローでは体の発見や気づきもあったようで(^^♪

ずっと窓は開けっぱなし。

マスクをしているので、水分補給をこまめに入れながら
途中休憩もいれつつ進行したので
エチュードが出来なかったのが残念😢

最後の名前リレーは
一気に大勢の名前を覚えられる優れモノ。

何せ50人近くもいるので時間はかかったけど
全員が全員のニックネームを覚えました~~

今年も良いチームになりそう💛

これからが楽しみ~~♪♪

どんな舞台が生まれるか
皆さま、どうぞお楽しみに!!