蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

県内高校の芸術鑑賞会も中止に・・・

2021年05月11日 19時51分09秒 | 日記

ある筋からの情報によると
長野県内の高校で行われる予定だった
芸術鑑賞会も軒並み中止になったそうで💦

県内高校でクラスターの発生が続いている。

松本市で発生したクラスターは運動部のようだ。

運動部の場合、マスク着用が難しいこともあり
一人が感染すれば、たちまち広がってしまうということか・・・

心身ともに成長する中・高校生時代の部活動は
その後の人生の糧になる要素が詰まっている。

 必死、一生懸命、精一杯・・・

それを体験できるのも部活動だったりする。

自分の限界に挑戦し、限界だと思っていたことが
案外そうではないということを知る機会って
成長過程において、とても大切なんじゃないかな。

限界は自分基準で自分が決めていることが多く
限界値は誰でも上げていくことが可能。

 もう駄目だ・・・
 もう無理・・・

と思った時がチャンス❣

って思えればいいんだけど、これが難しい。

けど、一度でもそれを超えた体験があれば
同様の気持ちになった時、その体験が自分を助けてくれる。

そう考えると運動部の活動はとても大事なんだけど
医療崩壊が起きている今は、我慢するしかない・・・

大切な成長期に体験すべきことを体験できなかった子どもたちに
それに代わる体験ができる機会をつくれたらいいのにな・・・

あ!

夢幻がつくる市民劇が、まさにソレだった!

例えばコレ↓
小布施野外シアター2019「続 福島正則~最後の戦い~」
音楽入り舞台写真スライドショー

いえ、忘れていたわけじゃありませぬー
けど、ちょっと世間の後ろ向きの風に
流されそうになっていたかも💦

 

よっしゃ!

気合い入れていこーっ‼

 

演劇鑑賞会や芸術鑑賞会に関しては
県全体が中止の方向で動いているのであれば仕方ない😢

泣き言を言うより、今、出来ること
やるべきことを地道に取り組んでいくのだ!(^^)!

小布施町の北斎ホールシアターは
今年も開催予定と聞いています。
そろそろ募集が始まるんじゃないかなー

今週の予定は・・・

金曜日、辰野町「寺子屋シアター」プレジェクトの制作発表会♪
私と賢治はオンラインで参加予定。

日曜日、赤松小三郎先生の生誕祭❣
私と賢治も出席予定。
2~3月に上演した「維新の彗星 ~信州の偉人 赤松小三郎~」の折には
赤松小三郎顕彰会の皆様に大変お世話になりました。
皆さまに御礼をお伝えする良き機会をいただき
心から感謝いたします。

さて・・・

8月の伝統芸能フェスティバルは上演台本が完成し
キャストに配布したので、一段落。

「黄金の群れ」のあらすじ&人物相関図と
5/21に行う寺子屋シアターお練りの演舞構成を
仕上げてしまわねば・・・


小学校公演が中止に😢

2021年05月10日 13時04分36秒 | 日記

今朝、小学校公演の中止連絡が届いた💦

実は昨年もご依頼をいただいていた事業で
昨年は新型コロナの影響で中止となった。

今年に入って3月にメールで上演依頼をくださったそうだけど
私は誤ってメールを削除してしまったようで
4月にお電話をいただいて、改めてご依頼を受諾。

その時に主催者側のご担当者は
「今年は何としても開催したい」
と、仰っていた。

なので、先月から稽古日のうち週2日を
児童音楽劇「手のひらのオズ」の稽古にあてていたのだが・・・

下記が『手のひらのオズ』 夢幻版~オズの魔法使い~
【舞台写真".Big photograph.ver"】

私は執筆作業が一段落するまで
稽古を休ませてもらっていて
役者陣のみの稽古ではあったけど・・・

2年連続して中止か😢

残念で仕方がない。

子どもたちはとても楽しみにしていると
主催者の方から聞いていたから特に・・・

今年こそは何としても、と思っていたのは主催者側で
小学校や教育委員会は違ったようだ。

主催者は学校側から

「万が一コロナ感染者が出たら誰が責任を取るのか」

と言われたそうだ。

そんなことを言われたら誰だって尻込みをしちゃうよね。

小学生にとって、1年に1度の楽しい観劇会が
2年連続で中止ということは丸3年間
演劇に触れる機会がない児童が大勢いるということだ。

それが本当に残念😢

医療従事者の方のご苦労や
感染に苦しんでいる方々
亡くなられた方々のことを考えると
難しい判断であることはわかるが・・・

予防対策が万全で、ステージと客席の間隔さえ広く取れれば
感染する心配はないはず。

役者も念のため透明マスクを着用する。

フェイスシールドはウイルス拡散の効果が低いと言われているけど
何もしないよりは、着用したほうが飛沫の拡散は減るはず。

上演中、子どもたちと直接接触するシーンもない。

歌も録音済みだから、大声を張り上げて歌う必要もない。

にもかかわらず「中止」か・・・

 

演劇は不要不急か否か・・・

社会生活の維持に必要か否か・・・

先月の4月23日に、政府から「緊急事態宣言」が発令され
イベント主催者等に対して、社会生活の維持に必要なものを除き
原則として無観客等で開催することを要請され
またもや多くの演劇人、舞台関係者が大変な状況に陥っている。

そんな中、浅草演芸ホールの決断をニュースで見た。

東京都から演芸場に対して「無観客開催」の要請があったが
その中に「社会生活の維持に必要なものを除く」という文言があり
大衆娯楽である「寄席」は、「社会生活の維持に必要なもの」に
該当するという判断から、4月25日以降も通常通り営業することにした。

というもの。

緊急事態宣言が出ていて
医療がパンクしている状況を考えると
難しい判断ではある。

けど、演芸場も落語家もステージがなければ
社会生活を維持していけなくなる。

これは演劇人も同じ。

劇場という場所でのクラスターは
2020年7月以降、目立った報告はないとのこと。

けど、無観客公演を要請され、対応可能な団体は良いけど
無観客で上演し、それを配信するには費用がかかるし
配信したところで、有料視聴をしてくださる観客が
どれくらいいるのか、見当がつかない。

売り上げがなければ、赤字が嵩んでいき
いずれ自滅・・・

医療がひっ迫し、変異株が急増している今は
何としても感染を食い止めるべきだと思う。

免疫力が下がるとウイルスにたかりやすいので
免疫力を上昇させることも重要なポイントだ。

人間は感情や心のコントロールが狂うと
身体に影響を及ぼす。

実に繊細な生き物だよね。

免疫力を上げるのに役立つ分野の一つが
落語であり、舞台であるはず。

ならば、感染対策に万全を期して
積極的に上演するというのも
「あり」なのではないだろうか・・・


「黄金の群れ」初稿を脱稿!

2021年05月01日 20時30分04秒 | 日記

ようやく歴史ミュージカルの台本
「黄金の群れ」の初稿を脱稿!

想定より2週間遅れ💦

申し訳ありません。。

コスモホールの館長で演出家の奥村先生に
脱稿した台本を送信。

ひとまず、ホッ💦

が、しかし、これから修正要請があること必至。

それに備えておかねばならないが
続けて書かねばならない台本が3本(^-^;

頭を切り替えねば・・・

と思いつつ、そう簡単には
五郎兵衛さんから離れることができない。

実は、8月上旬に上演予定の長野県主催事業
古典芸能のステージの演劇部門の演出と
キャスティングを依頼されている。

ちょうど、その台本が届いたので
クールダウンを兼ねて先にそちらから
取り掛かかってみようか・・・

台本の体裁や、気になる箇所を修正させていただき
執筆者のM氏に送ることにした。

ところが・・・

台本修正だけのつもりが、読んでいるうちに
演出プランが閃き、ついでに音響Qも入れ込むことに。

これでOKが出たら、役者陣に配布しよう。

あ、キャストには既に依頼済みです。

この台本の稽古は、6月の小学校公演が終わったら入る予定。

さて・・・

次は辰野町「寺子屋シアター」プロジェクトの台本執筆だ。

これは、辰野町にゆかりのある「樋口次郎兼光」公を主人公に描く作品。

樋口兼光公は、平安時代末期に
木曽義仲の四天王として活躍した武将。

五郎兵衛さんが生きた時代は
戦国時代末期~江戸時代初期。

平安時代は、江戸時代の政治体制と全く異なり
天皇家を中心に貴族が政治を動かしていた時代。

平安末期は、貴族が没落し武士が力を持ち始め
武士の大将・源頼朝が
貴族の大将・平清盛を倒して
鎌倉幕府が開かれ、武士政権がスタートしていく。

源氏VS平氏の戦いのさなか
源氏の血を引く木曽義仲も決起して
京都に向かって出陣。

平家を追い出し、一時的に京の都を支配するが
同じ源氏の源義経に撃退され木曽義仲は敗死。

樋口氏は義仲公を支え懸命に戦うが・・・

 

私は一昨年、賢治の一人芝居「源義経」を執筆・演出している。

なので、この時代のことは案外詳しい。

義経も悲しい最期を迎えるが
義仲もある意味似た最期かもしれない。

源氏の血をひく者同士がなぜ戦わねばらならなかったのか・・・

義仲主従が京都で暴行を働いたから
義経が征伐したという説があるが
それまでの義仲の生き方や
樋口氏の生き方を見ると
暴行を働く姿が浮かんでこない。

私は私が思う木曽義仲公と樋口兼光公を描こう。

 

小学校公演の演出プランも早々に立てなければ・・・

やることが山積みで、嬉しい悲鳴を上げる日々(笑)