こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

人の目を気にするということ

2010-02-12 22:38:59 | 自己
私たちは常に人とのかかわりの中で生きている。ただし、それを意識する度合いは、人それぞれである。「人の目を気にする」というのは、どちらかと言えば、あまりよい意味では用いられないことが多い。他人からどう見られているか、それを過度に気にすることによって、萎縮してしまったり、過剰に振る舞ったりすることが問題となるからだろう。

「人の目を気にする」ということは、果たしてネガティブなことなのであろうか。改めて考えてみると、自分のおこなった行為が他人からどのように見られているかをメタ認知的にモニターすることは、大変重要なことなのではないかと思う。自分の発言、レポートや報告など、日常的な行為の一つ一つが、周囲の人からどのように見られているかを考えずして、自分の気持ちのおもむくままにおこなっているとしたら、それほど愚かなことはないのではないだろうか。

この季節、レポートや論文、各種の発表会、試験の答案などに接する機会が多く、そんなことを強く感じる。