最近よく耳にする多様性(ダイバーシティ)。
金子みすずの詩の中にある「みんなちがって、みんないい」。確かに、違っていることを認めるということでは、いいのだろうとは思うが、それだけで良いのだろうかという疑問が沸き起こる。
違っていることを認めた後に、どうすればいいのか。その違いを縮めるようにするのか、その違いがそのまま続いていることを認めるのか。この二つは、全く異質な考え方である。
国民の間の格差が広がっていく今の社会におて、違いを違いとして認めつつ、その違いを埋めていく営みが、求められていると思う。、