23~27日、キプロスの首都ニコシアにあるキプロス大学で開かれていたヨーロッパ学習と教育学会(EARLI)に参加した。1500ほどの発表がある大きな学会で、Future as an incentive(誘因としての未来)というシンポジウムで発表した。
毎日32~34度で、セミも鳴いていて、日本の夏を思い出した。違うのは湿度。陽射しが強くてジリジリと焼けるようだが、カラッとしていて、木陰に入ると風がとても心地よかった。
大学の時計台と校舎。空が抜けるように青く、とてもきれいだった。
毎日32~34度で、セミも鳴いていて、日本の夏を思い出した。違うのは湿度。陽射しが強くてジリジリと焼けるようだが、カラッとしていて、木陰に入ると風がとても心地よかった。
大学の時計台と校舎。空が抜けるように青く、とてもきれいだった。
私はセミの鳴き声の記憶は殆んどなくなりましたが、鳴き声はヒグラシ系でしょうか、それとも?
キプロス共和国は人口80万人ほど。学会が開かれた教育学・心理学部にはキャンパス内に大きな部屋が一つしかなく、講演は歩いて10分ほどの国際会議場(と言っても小さな施設でしたが)を借りていました。参加者は、日盛りのなかを行列です。よい運動になりました。
セミはアブラゼミ系の鳴き方(ジージーという)で、音量がまた大きく、暑さをさらに増すようでした。
9月の初めに特別支援コーディネーターの研修で,知能検査のことを話すように依頼され,
ビデオ起しは中断して,いま知能検査て??そもそも知能って何?みたいに考えていたところです。GardnerのMI理論には,未来を想像し現在を能動的に生きる知能,なんていう知能は述べられていませんが,そうやって考えると想像して創造していく能力は,立派な,というか究極の知性だと,と思います。WISC-ⅢもK-ABCも情報処理能力を測ろうとしていますが,創造性の領域は無理ですよね。今,カナダやアメリカなどでは利用されているDN‐CASもLuriaの高次認知機能の3単位を基盤に,PASSモデルから,プランニング,注意,同時,継次処理能力を純粋に測定しようとしていますが,MI理論で述べられているような知能観とは異なります。だから,サバン症候群の方たちのような知性は,これらのテストでは見えてはこないだろうな,と思います。子どもの未来と対話できるようなアセスメントとは,どんなものなのでしょうか。答えは出ません。ちょっともどかしい世界です。ジャガイモさんはお留守のあいだ大丈夫だったでしょうか?
心理学の知能理論の根底には、現在の活動をいかに効率的に処理できるかが重要という思想があると思います。しかし、その活動を「なぜするのか」という動機や理由に関しては不問にしているのではないでしょうか。その点が、とても重要だと思います。未来というものを取り入れて知能を考えようとすると、単なる認知的機能の水準ではなく、動機的な面も同時にとらえることになるのではないでしょうか。そうした研究の発展が望まれていると思います。
ジャガイモは、ちょっと水切れで元気を失いかけていましたが、また元に戻りつつあります。
pfaelzerweinさんの紹介でやってきました。
せっかくなので(?)TBさせてもらいました。
地中海気候のもとでの空の青さ。「抜けるような」という形容を超えるような澄み切った色でした。そのなかでのセミの声。日本のことを少しだけ思い出しました。