パソコンを使って仕事をするようになってから、30年以上になる。その前は、ワープロ専用機を使っていた。さらにその前は、手書きの時代。400字詰め原稿用紙を使っていた。一マス一マス、文字を書いて行く作業。そうやって卒論も書いたし、修論も書いた。学会誌の投稿論文も同じように書いていた。
執筆の仕方はアナログから、デジタルへ変わった。学部生や大学院生の頃は、全体の構成を考えることなく、マス目に文字を埋めることだけに注力していたように思う。今、デジタルのツールを使って、もう少し、論理的に文章を書けるようになったような気がする。
それは、ツールの進化だけでなく、物事を考える時の論理性が、自分の中で発展したからだと思いたい。