とうとう
ボストンマラソン当日になりました。
年明けからレース当日を迎えるまで、そこそこマジメに練習には取り組んできましたから、
(内容さておき)ほぼ毎日、休むことなく走ってきたし、
暑い寒い、ダルい疲れた、時間がない面倒だ、そういう言い訳なしに取り組むのが私のモットーで、
だって、時間と努力とお金を使ってレースに出るんだもん、
それなりの結果が出なきゃ、割に合わなすぎてやってられませんから
だから、やるときゃやるよ
というのが私の持論。
逆に言えば、レースに出なけりゃ、カロリー消費を目的にチンタラ走るだけ、です。
そんな中、今回、テキサスに住む私は、ボストンを走る難しさを、思い知った訳で。
通常、テキサスのレースは、どんなに遅くとも、ほぼ3月中旬で終わりますから(だって、暑いから)、
それが、ボストンは4月下旬(毎年、4月の第3月曜日)、
最後1ヶ月の練習は、30℃を超える暑さ&80%前後の高湿度の中、練習しなきゃならない
私の身体は、短パン焼け&靴下焼けがクッキリ
これでも、SPF50の日焼け止めは塗っているのよぉ。
これは、肉体的にも精神的にも、けっこうキツかったです。
ので、私は4月に入ったあたりで、気力が尽きまして、不安のまま当日を迎えることに
でも、さまざまな事情がそれぞれのランナーにありますから、そういう言い訳なしに走るのも、私のモットーです。
話を戻します、ボストンマラソン当日の朝、
ランナーはBoston Commonから、黄色のスクールバスに乗って、スタート地点に向かいます。
スタート地点までは、50分くらい掛かりました、
車内は、ノリノリの音楽が大音量でかかり、ランナー同士のおしゃべりで、けっこう賑やかです、
こういう、初対面でも乗り合わせた同士でお喋りするのは、アメリカでは当たり前の風景で、
私は(英語力がアヤしいので)、お隣のオバちゃんと、ちょこっとお喋りして、
あとは車窓の風景を見ながらボケっとしていました。
途中、連なるスクールバスを見た歩行者が、
手を振ってくれたり
拍手してくれたり
サムズアップ(親指を立てる
)してくれたり、
私たちランナーを歓迎してくれているようで、胸が熱くなりました
着いた先は、HopkintonのAthlete's Village。
当日は、寒いし小雨も降っていたため、テントにランナーが集まり、けっこうな混雑でしたが、
ボストンマラソンに出るランナーは、レースに慣れているせいか、混乱せずストレスは感じません。
ここで、ベーグル&コーヒーを飲んで、GetoradeのSports Fuel Drink(運動前に飲む濃いドリンク)を飲んで、
そうこうしているうちに、スタート地点への呼び出しがかかりました。
スタート地点までは、0.7マイル(1kmちょっと)
やはり、ここでも混乱なし、さすが。
スタート地点は、BibのColor別(4色)&Corrals別(4つ)に並び、Waveごと(4つ)にスタートです。
あまりに寒いし、雨が降っているので、急遽ホテルでもらったゴミ袋をスッポリかぶって走りました
スタート直後は下りが続き、普段はノロめスタートな私も、自然とペースが上がってしまい、
その後は、ほぼ一定のペースが続いて、
ただ、寒さで身体が冷えて
トイレに3回も行ってしまいました
すでに使用中のときは待つこともあって、でも、近くにいた人(非ランナー)が、
“ランナーが待ってているから、早く出ろよ~”と言ってくれて、感謝&感謝
こういう、ちょっとしたことが嬉しい。
距離表示は、珍しくキロ表示もあって、普段マイル表示で慣れている私には、
ちょっと混乱することもあったり、
あと、コース上の時計は、Wave1にスタートした時間なので、
Wave3の私には参考になりません、まぁ、Garmin(GPS付きの時計
)を見ているから、どうでもよかったけれど。
途中、12マイル(約20km)のWellesley Collegeでは、
女子大生が放つ、甲高い大声の声援が、スゴかった
この大学の卒業生は、ヒラリー・クリントン(元米国務長官)やノーラ・エフロン(映画監督)が有名ですね。
あと、21マイル(約35km)のBoston Collegeでも、学生の声援がうれしかったです
20~21マイルのHeartbreak Hill(心臓破りの坂)は、
まぁまぁキツい坂ですが、いつまでも続く坂ではないのと、
アップダウンの多いオースティンで練習していた私には、聞くほど大変だとは思いませんでした。
ただ、後半にいくつかの坂が集中するため、そういう意味ではキツいかも。
あと、これはボストンならではで、こんな坂にあっても歩く人&ペースの変わる人が、
ほとんどいないのですよ
通常の大会であったら、歩く人続出と思われる状況だから、
やっぱり、ボストンを走るランナーは素晴らしい
17マイルくらいで、Clif Shot(エネルギー補給のジェル)をゲットし、黙々と走りました
沿道では、彼の応援も受けて、パワー注入。
練習のお陰なのか?ペースは身体が覚えているようで、あまり時計を見ずとも、走れたような気がします。
最後の3マイルくらい、キツく感じたのは、
私、通常は、最後数マイルでペースが上がり=ランナーを追い抜きまくるパターンが多いけど、
ボストンのランナーは、なかなかペースが落ちないのですよ
なかなか抜かせないと、気分的に我慢が続きますから、
身体も気持ちも諦めないように、集中して走りました
なんだかんだ寒かったし、小雨も降っていたし、21マイル(約35km)くらいまで、ゴミ袋で走っていました
ゴールしたときは、うれしかったけど、うれしかったのは通常のレースと同じで、
それは、自分でも不思議でした
走り終わったのが、さみしかったから?
正直、悪天候で余裕がなかったこともあり、あまりコース上の風景を覚えていないのよぉ。
あと、ゴール後あまりに寒過ぎて、歯がガチガチするほと凍えちゃうし、
よほど私が凍えてヤバそうに見えたのか?メディカルのスタッフに大丈夫か?と聞かれたし、
そうなの、私、過去のレースでも何度も、ゴール後に大丈夫か?聞かれることあって、
身体が小さいし、トボトボ歩いているから、ヤバそうに見えるのかしら
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という訳で、長いようで短かった26.2マイル(42.195km)、
いや、練習期間は長く感じたかな、これだけ練習したのに、あっという間に終わるのが惜しい気がするけど、
無事に完走できて(タイムもそこそこ、良くはないけど悪くはない)、ほっとしています。
ボストンに出るのは簡単じゃないけど、でも、来るに値する場所であるとは思います、
出たいと思って、出れる環境にあるならば、走ってみることをオススメ
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現に、ボストンマラソンを目の前で見て、体感した彼は、走りたくなったようで、
2年後に走りたい
と貼り切っています、さて、どうなるかな~
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年明けからレース当日を迎えるまで、そこそこマジメに練習には取り組んできましたから、
(内容さておき)ほぼ毎日、休むことなく走ってきたし、
暑い寒い、ダルい疲れた、時間がない面倒だ、そういう言い訳なしに取り組むのが私のモットーで、
だって、時間と努力とお金を使ってレースに出るんだもん、
それなりの結果が出なきゃ、割に合わなすぎてやってられませんから
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だから、やるときゃやるよ
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逆に言えば、レースに出なけりゃ、カロリー消費を目的にチンタラ走るだけ、です。
そんな中、今回、テキサスに住む私は、ボストンを走る難しさを、思い知った訳で。
通常、テキサスのレースは、どんなに遅くとも、ほぼ3月中旬で終わりますから(だって、暑いから)、
それが、ボストンは4月下旬(毎年、4月の第3月曜日)、
最後1ヶ月の練習は、30℃を超える暑さ&80%前後の高湿度の中、練習しなきゃならない
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私の身体は、短パン焼け&靴下焼けがクッキリ
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これは、肉体的にも精神的にも、けっこうキツかったです。
ので、私は4月に入ったあたりで、気力が尽きまして、不安のまま当日を迎えることに
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でも、さまざまな事情がそれぞれのランナーにありますから、そういう言い訳なしに走るのも、私のモットーです。
話を戻します、ボストンマラソン当日の朝、
ランナーはBoston Commonから、黄色のスクールバスに乗って、スタート地点に向かいます。
スタート地点までは、50分くらい掛かりました、
車内は、ノリノリの音楽が大音量でかかり、ランナー同士のおしゃべりで、けっこう賑やかです、
こういう、初対面でも乗り合わせた同士でお喋りするのは、アメリカでは当たり前の風景で、
私は(英語力がアヤしいので)、お隣のオバちゃんと、ちょこっとお喋りして、
あとは車窓の風景を見ながらボケっとしていました。
途中、連なるスクールバスを見た歩行者が、
手を振ってくれたり
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私たちランナーを歓迎してくれているようで、胸が熱くなりました
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着いた先は、HopkintonのAthlete's Village。
当日は、寒いし小雨も降っていたため、テントにランナーが集まり、けっこうな混雑でしたが、
ボストンマラソンに出るランナーは、レースに慣れているせいか、混乱せずストレスは感じません。
ここで、ベーグル&コーヒーを飲んで、GetoradeのSports Fuel Drink(運動前に飲む濃いドリンク)を飲んで、
そうこうしているうちに、スタート地点への呼び出しがかかりました。
スタート地点までは、0.7マイル(1kmちょっと)
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スタート地点は、BibのColor別(4色)&Corrals別(4つ)に並び、Waveごと(4つ)にスタートです。
あまりに寒いし、雨が降っているので、急遽ホテルでもらったゴミ袋をスッポリかぶって走りました
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スタート直後は下りが続き、普段はノロめスタートな私も、自然とペースが上がってしまい、
その後は、ほぼ一定のペースが続いて、
ただ、寒さで身体が冷えて
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すでに使用中のときは待つこともあって、でも、近くにいた人(非ランナー)が、
“ランナーが待ってているから、早く出ろよ~”と言ってくれて、感謝&感謝
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距離表示は、珍しくキロ表示もあって、普段マイル表示で慣れている私には、
ちょっと混乱することもあったり、
あと、コース上の時計は、Wave1にスタートした時間なので、
Wave3の私には参考になりません、まぁ、Garmin(GPS付きの時計
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途中、12マイル(約20km)のWellesley Collegeでは、
女子大生が放つ、甲高い大声の声援が、スゴかった
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この大学の卒業生は、ヒラリー・クリントン(元米国務長官)やノーラ・エフロン(映画監督)が有名ですね。
あと、21マイル(約35km)のBoston Collegeでも、学生の声援がうれしかったです
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20~21マイルのHeartbreak Hill(心臓破りの坂)は、
まぁまぁキツい坂ですが、いつまでも続く坂ではないのと、
アップダウンの多いオースティンで練習していた私には、聞くほど大変だとは思いませんでした。
ただ、後半にいくつかの坂が集中するため、そういう意味ではキツいかも。
あと、これはボストンならではで、こんな坂にあっても歩く人&ペースの変わる人が、
ほとんどいないのですよ
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やっぱり、ボストンを走るランナーは素晴らしい
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17マイルくらいで、Clif Shot(エネルギー補給のジェル)をゲットし、黙々と走りました
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沿道では、彼の応援も受けて、パワー注入。
練習のお陰なのか?ペースは身体が覚えているようで、あまり時計を見ずとも、走れたような気がします。
最後の3マイルくらい、キツく感じたのは、
私、通常は、最後数マイルでペースが上がり=ランナーを追い抜きまくるパターンが多いけど、
ボストンのランナーは、なかなかペースが落ちないのですよ
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なかなか抜かせないと、気分的に我慢が続きますから、
身体も気持ちも諦めないように、集中して走りました
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なんだかんだ寒かったし、小雨も降っていたし、21マイル(約35km)くらいまで、ゴミ袋で走っていました
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正直、悪天候で余裕がなかったこともあり、あまりコース上の風景を覚えていないのよぉ。
あと、ゴール後あまりに寒過ぎて、歯がガチガチするほと凍えちゃうし、
よほど私が凍えてヤバそうに見えたのか?メディカルのスタッフに大丈夫か?と聞かれたし、
そうなの、私、過去のレースでも何度も、ゴール後に大丈夫か?聞かれることあって、
身体が小さいし、トボトボ歩いているから、ヤバそうに見えるのかしら
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という訳で、長いようで短かった26.2マイル(42.195km)、
いや、練習期間は長く感じたかな、これだけ練習したのに、あっという間に終わるのが惜しい気がするけど、
無事に完走できて(タイムもそこそこ、良くはないけど悪くはない)、ほっとしています。
ボストンに出るのは簡単じゃないけど、でも、来るに値する場所であるとは思います、
出たいと思って、出れる環境にあるならば、走ってみることをオススメ
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現に、ボストンマラソンを目の前で見て、体感した彼は、走りたくなったようで、
2年後に走りたい
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