エンジニアな日々~製袋機 株式会社ムラタ ブログ

日々の仕事での出来事をエンジニアの視点から書いていきます!!

オムロン製ロータリーエンコーダ!

2012-03-06 20:04:39 | 製袋機のエンジニアな日記
こんばんは!株式会社ムラタの村田洋介です!!

本日は徹夜明けで仕事をしております!!昼休みに激しい睡魔に襲われソファで眠ってしまいました。よく寝たと思い時計を見ると15分ほどしか眠っておらず眠りは長さでないのだなと実感いたしました!

さて、本日の打ち合わせんも終わり残務を仕上げておりますが寝不足のため頭が働いておりません。

ということで机の目の前にある部品を題材にブログを書こうと思います!

本日はローラリーエンコーダです!!


▲OMRON製ロータリーエンコーダです!


このロータリーエンコーダは1回転するたびに分解能に対応したパスルをA相、B相より得られ、さらに1回転ごとにZ相が一度入ります。

このA相、B相には位相差があり、この差を使って分解能以上の精度を得ることができます。

例えば1回転ごとにゴムロールの回転量を見るだけであれば、フォトマイクロで十分です!これはA相のみを使って信号を取るのと同じですが、A相、B相の位相差があることで加算、減算をすることができます。

具体的には以下のとおりとなります。また位相差の信号の取り扱い方で1逓倍(ていばい)、2逓倍、4逓倍と呼ばれます。
1逓倍
■B相がOFFのとき、A相の立ち上がりで加算
■B相がOFFのとき、A相の立ち下がりで減算

▲1逓倍の信号の状態!

2逓倍
■B相がOFFのとき、A相の立ち上がりで加算
■B相がOFFのとき、A相の立ち下がりで減算
■B相のONのとき、A相の立ち上がりで加算
■B相がONのとき、A相の立ち下がりで減算

▲2逓倍の信号のON/OFF


この仕組をつかってエンコーダからの信号を角度に置き換え、カムスイッチ(カムポジショナー)として製袋機で使用しております!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする