ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

モスクワ⇔ムルマンスク1965kmの旅(11)

2008-01-30 18:40:34 | ムルマンスク⇔モスクワ 1965kmの旅
1月7日(月)。この日は、I先生やヴァーシュ・ダスークと相談して、ボリショイ劇場に行くことにしました。演目名は「イオランタ」。芸術に詳しい人やバレエ、歌劇をやっていた人はこの演目にピンと来るかもしれません。午後からの開演でした。早めに駆け込みチケットをGETするも、この日は「ロシアのクリスマス料金」だったようで、どの席も400ルーブルでした。高っ!

「イオランタ」とは、美しく盲目の姫が主人公の歌劇。あらすじは以下のとおり。

生後周囲の細やかな配慮によって、自分が「盲目」という病であることを知らずに「幸福」に育った姫イオランタ。世界凄腕の眼科医の存在を知り、娘の病を治療してもらおうと一旦決意するが、娘に「病」を告げられないでいた。その後、姫は森の中を彷徨っていた貴公子と出逢い彼にみそめられるが、そこで自分が盲目であり「不幸」であることを初めて気づかされ、悲嘆に暮れる。それを知った姫の父は、盲目であることを教えた貴公子を処刑しようとするが、貴公子の姫への愛の深さや姫の必死の懇願に心を動かされ、世界凄腕の眼科医の手術を施すことを決意。ほどなく医師の手により光と「幸福」を得たイオランタは、みなと共に歓喜の歌声で熱唱する。
・・・・・・ハッピーエンドである!

役者さんたちのメロディーの豊かさや声量に驚きました。
また主要登場人物は、ソロで4~5分くらい熱唱する「見せ場」部分が必ずあるのですが、良くぞココまで沢山暗記しているな~、と感心。歌声に美しさと迫力があります。観客の皆さんも拍手喝さい。観劇してヨカッタヨカッタ。満足です。

演目は歌劇にしては短めの2時間でした。観劇後は地下鉄に乗って観光し続けました。

(つづく)