イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

雨と町内大清掃

2023年06月04日 | その他
みなさんのお住まいの地域の雨は大丈夫でしたか?
豪雨により浸水された地域の方々には、お見舞いを申し上げます。

岡山県は5年前の西日本豪雨を体験しており、
私の住む地域も、浸水していたかもしれない状況だったんです。
というのも、昔から岡山県三大河川のひとつ、
旭川という一級河川が洪水をおこしていて、
その急流回避で後楽園が作られた時は、わざわざ川をカーブして作り直したりしているくらいなんです。
旭川の支流、百間川が整備されたのも、旭川の暴走を回避するためです。

西日本豪雨の前年から、先人たちが昔作られた土手の整備が始まり、
私が大好きだった中洲のいくつかも撤去されてしまいました。
この中洲は鳥の生息地、巣作りの観察ができるので、
中洲を見に行くのが楽しみでした。
ある日突然、中洲がごっそりなくなってしまい、
非常にガッカリしたのですが、
この中洲撤去や土手の整備をしていたおかげで、
我が家地域は西日本豪雨時の浸水を免れました。

先日、5月末にも毎年恒例の町内大清掃があり、
町内の溝の泥をみんなで取るのですが、
町内の下水が10年くらい前に浄化槽から下水道に変わり、
浄化槽撤去にお金も払ったのですが、
下水道にしたら、溝の泥がほとんどなくなりました。
これも、浸水回避の理由のひとつだろうと思います。
ですので、大清掃も泥を入れる土嚢の数が減っています。

岡山は人喰い用水路と言われるほど用水路が多いのですが、
これも農業用だけではなくて、
氾濫する川の水を逃すためでもあるんです。
近所では、いまだに用水路の管理はきちんとしていて、
定期的に水草を取りに岡山市が来ますし、
西日本豪雨の時は、大量の水を水門を開けて流すので
夜中にカンカンと鐘が鳴りました。
気が引き締まったものです。
昔は近所に川の土手とは別に、城壁みたいに、
二重の土手があったそうです。
以前、記事に載せたチェアリングスケッチの美しい場所、
中消防署あたりも、
旭川が増水した時は全て浸水し、川の水を調整する場所なんです。
川の浸水と闘ってきた岡山市です。

先人たちのおかげで助かったようなもの、
昔からある決まりや伝承は、聞いたり実行するべきだと思いました。

今回の豪雨が町内大清掃後だったため、
「お掃除しといてよかったね」と、
町内の方々に出会う度、立ち話になります。


中消防署横の、百間川せせらぎ広場。
旭川からの水を百間川に取り込む入り口になります。
岡山市最大約800世帯の町内会なのに、
長年消防がなかったので、
町内会で消防署を誘致したんです。
おかげさまで、救急車はすぐに来ますし、
消防署があると安心です。
池はホタルが住んでいます。
ホタル池という名前。
一の荒手という土手も見えます。
旭川の土手は一の荒手の向こうにあります。
土手を二重三重と作っているんです。
非常に美しい広場です。
ここは、名所と言ってもいいくらいなんです。





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