愛読者フォローをしていただいている・・・「晴耕雨読・山」さん・・・のブログで、ある本を紹介されて興味をそそられて図書館で借りてきて読書開始。
内田雅敏著「<font size=”4”>戦後が若かった頃に思いをはせよう</font>」(<font size="1">三一書房 2019年2月刊)
☆内田雅敏(1945年~)・・・愛知県蒲郡市出身、弁護士、日弁連人権擁護委員会委員、日弁連憲法委員会幹事。社会活動家。『在日からの手紙』姜尚中共著(太田出版 2003)ほか著書多数。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/ff/9380970a5ce34f1420066ae2c2b4b0b9.jpg)
最終章のあたりをコピーして見た。
戦後の「平和」と「繁栄」は、若者たちの命が無駄に失われたのを乗り越えて、なし得たものであり、その死故ではない。生きていれば戦後の復興に尽力したであろう無念、非業の死を強いられた戦没者たちに対してはひたすらに追悼あるのみで、決して彼らに感謝したり、彼らを称えたりしてはならない。称え、感謝すると、戦争の実相から目をそらし戦没者を美化するようになる。たとえば特攻隊員は喜んで死んでいった等である。このような見解は日本戦没者の過半数以上が、餓死、病死であったことに目をつむる。称え、感謝すると瞬間に戦没者の政治利用が始まり、戦没者を生み出したものの責任があいまいになる。
追記
「ゲゲゲの鬼太郎」などの妖怪漫画作家の水木しげる氏は・・・生前、1000以上の妖怪を紡ぎ出した。
氏は言う。妖怪のなかで最も厄介な妖怪は国家という妖怪であると。
中途半端にしか読んでない。ゆっくりと読んでみたい。できればこの本について改めて語ってみたい。本の題名、表紙の写真についてまだ解明しないからです。
できれば蔵書の中に加えたい。
この本を紹介して下った「晴耕雨読・山」さんに改めてお礼申し上げたい。
※コメント欄オープン。