4年ぶりになるか。故郷・長崎へ1月30、31の2日間帰ってきた。
このところ帰郷するのは、老人ホームで療養中の姉を見舞う時だけだ。
しかし、コロナによって面会できず、これほどのご無沙汰になってしまった。
それが、15分だけの面会が許されるようになった、
と姪から連絡があったのだ。もちろん、勇んで帰ることにした。
実は、すっかり忘れていたが1月30日は姉の89歳の誕生日だった。
姪は母に僕が面会に来ることを知らせず、
サプライズな出来事にしていたのだ。
4年ぶりに会えた姉。
幼い頃、僕を半ば母親代わりに育ててくれた恩人だ。
その誕生日の日に面会できるなんて。何よりの誕生祝になった。
姪も味なことをする。
姉は長年の療養で車いす生活を強いられ、
会話も姪、あるいは介護の人を通じてしか出来ないが、
体そのものはいたって元気なようで、
以前からそうだったが今でもYOU TUBEで
若い歌手を追いかけ回しているそうだ。
そして、僕自身が発表会で歌っているスマホの動画を見せると
手を伸ばして取り、じっと見、聞いている。
終わると、拍手までしてくれる。
89歳といえば、母の享年と同じ年。
当家では母と並び最年長になる。
この様子だと、母を超えるのは間違いなさそうだ。
嬉しくて、安心しながら手を握り合った。
姉を見舞ったついでに墓参りをし、2人の姪と昼食を共にした。
互いの近況、あるいは昔話を笑いを交えながら語り合った。
こんな楽しい団欒はいつ以来、いや初めてだったかもしれない。
主会場の湊公園
新地中華街
浜町アーケード街
孔子廟
昼(上)と夜のめがね橋
加えて、長崎ランタンフェスティバルが開催中だった。
これまた3年ぶりの開催だそうだ。
鮮やかに彩られた長崎の街をぶらりぶらり。
やっぱ、長崎はよかばい。