日本経済大学の福岡キャンパス(太宰府市)に
『イングリッシュガーデン』というのがある。
英国の名門・オックスフォード大学、ケンブリッジ大学との
友好を記念して1998年造園された英国式庭園で、
春、秋になると約10万本のバラが咲き誇り、多くの人を楽しませている。
春のシーズンはもう間もなく、4月末くらいからになる。
実はここには、バラのほかもう一つ楽しみがある。
池に棲みついている白鳥が毎年雛をかえすのである。
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今年もまた、その季節がやってきた。
「そろそろかな」と24日に訪ねてみたら、
すでに親鳥が卵をしっかり抱きしめ、温めていた。
池には昨年誕生したうちの7羽と、親鳥1羽がおり、
係の人に尋ねると、卵を抱いているのが母鳥で、
卵をじっと見入るなんといとおし気な表情。
その母鳥と卵を守るように、池をぐるぐると周りながら
周囲を警戒しているのが父鳥だそうだ。
母鳥がちょっと離れた隙に巣を覗いてみたら卵が6個あった。
去年は10羽が孵ったそうだから、今年はやや少子化の傾向か。
孵化するのは、だいたい4月の中旬頃らしい。
去年は4月12日だったという。
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昨年は10羽のひな鳥がかえっている
もう間もなく、バラと白鳥の親子が楽しめる季節がやってくる。
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