小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

アクトロイドDER3・ショー=佐久市子ども未来館にて

2011年08月18日 | 社会戯評
無用の長物と批判された「箱物建物」の象徴である佐久市子ども未来館で、HAYABUSA ….back to the earth の映画が、併設されているプラネタリウムで、公開されているというので、(川口教授らの著作は、既に、昨年、帰還時に、読んでいたが、、、)どうしても、一度、この映像が見たくて、出掛けてみた。たまたま、その帰りに、所謂、ヒューマロイドのロボットのデモンストレーション・ショーが行われていたので、興味深く、見学した。テレビで、石黒教授の開発したアンドロイド系のロボットとして、認識していたので、違和感は、無かったが、成程、良く出来ているものである。空気圧縮装置で、50ヶ所も顔の部分の表情を、プログラミングされているとは、、、、。視線と仕草、表情と動作、人間とは「似て非なる」ものという「不気味さ」は、外見から、解決されるものなのであろうか?たしかに、若いその女性モデルを基にして作られた足の静脈の表現の仕方、足の筋肉や膝かしらの関節と肉づきの出し方、皮膚感も含めて、限りなく人間に外見が類似しているのには、驚かされる。これまでのそういう不気味さは全く、感じられない。アザラシ型癒やしロボットや、食事介護ロボット、お掃除ロボット、探査ロボット、介護福祉ロボット、恐竜ロボット等(別の日には、二足歩行のロボットのショーもあった。)の展示もあった。我々、「鉄腕アトム・鉄人28号」世代は、子供の頃から、少年雑誌でロボットに、親しんできたが、これからのロボットは、身近な生活の中で、どう具体的に、発展・進化を遂げて行くのであろうか?やはり、展示テーマなどのソフトの方が、ハードの箱物よりも、重要であることは、言を俟たない。HAYABUSA効果もあってか(?)「80万人入場者突破」という垂れ幕が、私の目には、皮肉に映ったのは考え過ぎだろうか?地道な活動を通じて、子供達には、科学、考古学、宇宙、ロボット、地学、天文学、地球環境、への興味を持つきっかけを作ることが出来れば、「無用の長物の箱物批判」から、脱却出来る日も、間近ではないだろうか?子供だけではなくて、「科学好きの大人達」も、巻き込んだ企画を立てて貰いたいと思った。子供時代の「なぜだろう、なぜかしら」に、タイム・スリップする錯覚に陥った。