小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

ルバーブを食す=新しい信州野菜の発見

2011年08月23日 | 男の手料理・食
東京ではあまり、耳にしない野菜であるが、数年前、信州のスーパーであるツルヤ滋野店で、ふと、フキに似た野菜が、しかも、緑色の茎ではなく、やや赤みがかった色を帯びていた。何気なしに、レシピーの印刷された紙片を、読んでみると、ジャムにすると酸味と甘みとのバランスが、大変良く、上品な味で、欧州などでは、とても人気があるそうである。初めは、蕗の料理と同じように、醤油で、煮るのではないかと、おもわれたが、そうではないらしい。1センチ刻みに、カットして、グラニュー糖とレモンの汁で、じっくり、コトコト煮込んで、ジャムを作るらしい。男の料理だから、まずは、女房殿に、早速指示して、そのコツとノウハウを伝授して貰うことにした。ジャムにすると、成る程、上品な飽きのこない味である。トーストやヨーグルトと一緒に、食するとなかなか、おいしいものである。信州では、一般の家庭の庭にも、植えられているらしい。もっとも、食べ方は、あまり、知られていないらしい。「いいJAん!信州=長野県のおいしい食べ方」のサイトが、参考になる。まだまだ、知らないが、おいしい食材が、眠っているものである。鮮度が命の商品らしく、なかなか、物流が難しいらしいが、、、、、。
http://www.iijan.or.jp/oishii/2009/06/post_1072.php


「心の目」と「心の闇」 =信濃毎日新聞 山ろく清談 ピアニスト 辻井伸行

2011年08月23日 | 社会戯評
ご両親が、隅田川の花火大会の実況中継や美術館で絵画の鑑賞までも説明付きで、色々と、小さい頃から体験させてくれたそうで、そうした体験から、様々なものが、「心の目」で、見えると思うようになったそうである。「心の闇」という言葉を、最近では、紙面や、メディアの中で、とりわけ、忌まわしい事件が、報道されるときには、聞くことも珍しくなくなった。生まれたときから、目が見えていたにも関わらず、「心が闇になる」人間がいる一方、生まれたときから、目が見えなくても、「心の目」を持つことで、物事を感じ、想像し、「目に見えないもの」も、「見えてしまう」人間がいる。闇の中にいると勝手に思っているが、「心の目」で、透視しているのであろうか、どうしても、我々は、「盲目の」という枕詞を、つけないと気が済まないが、今や、辻井伸行は、飽くまでも、「一人のピアニスト」として、立派に、認められ始めたのではないだろうか、「音楽には、見えるとか見えないとか、障害の有無には関係無い、、、」と、この若き22歳のピアニストは、主張するのである。東日本大震災の惨状を知り、自分に出来ることは何かを考えて、震災でつらい思いをしたり、亡くなられたりした方々への気持ちを込めて、「それでも生きて行く」という曲を新たに作曲し、「あきらめない」という気持ちを音楽を通して、伝えられたらいいと思っているそうである。この曲も、是非とも、ますます、聴いてみたくなった。カーネギー・ホールでの演奏会も、成功することを祈らずにはいられない。ファンならずとも、応援したくなった。