「水流」というのは、成程、なかなか、手強いものである。水中では、浮力を利用するので、体重も軽くなり、膝の負担も軽くなるであろうと、勝手に、たかをくくっていたら、豈図らんや、右廻りをしていたかと思いきや、インストラクターの号令一下、今度は、左廻りに、右に左に、水流がまるで、壁のように、抵抗を増し、足許も危うい位であった。まるで、洗濯機の中の洗濯物のようである。水中のキックや、後ろに下がるのも、存外、水中では、楽ではないのが、改めて、認識された。結構、水中で、運動している割には、汗をかくものである。(冷や汗だろうか?) 30分と言う時間も、あっと言う間であった。もっとも、プールから、上がるときには、階段の手すりをつかまりながら、足取りも重く、ヘトヘトであったのは、言を俟たない。なかなか、水中ウォーキングも、存外、「手強いもの」である。