都会の散歩では、せいぜい、公園にでも出向かないと、なかなか、木の実を拾うことが出来ない。(せいぜい、ハナミズキの落葉と赤い実くらいか)、あっても、銀杏の樹のぎんなんの実か、舗道に、散らかるプラタナスの葉や、低く、箒状に、剪定されたケヤキの落ち葉くらいである。ここでは、朝の老犬との散歩道には、四季、折々の風景が、生態系も垣間見られながら、愉しむことが出来る。これも又、スロー・ライフの至極のたのしみの一つである。紅葉とともに、木々の実が、落ちていて、それが、何なのかを、拾いながら、確認するのも、又、一興である。ベランダに、はらはらと舞い落ちる赤松の実、色々の形のコナラのドングリの実、あるものは、スリムで、背が高く、あるものは、ずんぐりむっくりで、まるで、人間の体型のようである。思わず、これは、誰、それは、誰それと、想像を逞しくして、笑ってしまう。又、ケヤキの葉だろうか、実をつけて、落ちている。こぶしの樹の大きな赤い実、モミジの種、竹とんぼのように、ひらひらと、舞い落ちる。先日、ゴルフ場に行ったときには、様々な形の実をつけて、黄色や、赤く色づいた木々を愉しみながら、合間合間に、(夫婦二人のツー・サムだから、急ぐ必要は全くない。もっとも、その割には、スコアの方は、相変わらずだが、、、、)それらの実を、拾いながら、持ち帰った。今年は、これまでとは違って、播種に挑戦してみようかと、考え始めた。外は、そろそろ、朝晩の散歩には、手袋と防寒着が必要とされる季節に、移ろい始めたようだ。秋植え球根も植えなければならない。