小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

高付加価値商品とは何なのか?=広告を読む

2011年10月21日 | 社会戯評
新聞の記事を読んでも、これまでは、同封されている広告のビラは、あまり、良く見ずにいたが、昨今は、結構、スーパーのビラなどを、くまなく、よく読むようになった。ふと、ゴボウの土を洗浄済みの、しかも、更に、ササ切りカットまでもしてある商品に目が止まった。先日、スーパーの売り場では、細ネギの微塵切りカットを、プラスチック・ボックスに入れて、販売されているのを見かけた。又、鳥の唐揚げが、どう見ても、鶏肉の価格よりも、安いのではないかと思われる程の値段がつけられて、総菜コーナーで、販売されていた。無論、味もそこそこ、油で、揚げる必要もなく、便利であるが、果たして、エネルギー・コストや、人件費、物流費が、妥当に、含まれているのかと要らぬ心配までしてしまう。しかも、ブラジル産の鶏肉ではなくて、国産であると、、、、、。「利便性」が、付加価値なのだろうか?機能性、デザイン性、使い易さ、簡便さ、利便性、色々な要素が考えられるが、価値=バリューだとすれば、消費者それぞれ、年齢別、世代別、家族構成別、等、その価値観は、異なるものではなかろうか?ただ、ズボラなだけで、時間がないとか、忙しいとか、それなら、毎日、レトルトと、宅配の食事の方が、ずっと、カロリー計算もきちんとされていて、便利ではないのか?しかし、そうは、ゆかないのが人間である。今の高付加価値商品は、本当に、自分にとって、「価値」が、付加されているのであろうか?過剰なのか、それとも、不足気味なのか?はたまた、質的に全然違うものなのか?そんな付加価値で、満足出来るのであろうか?全く、悩ましくなる。