小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

CSA勉強会byヤルダ兄弟舎:

2013年03月21日 | 社会戯評
CSA勉強会ヤルダ兄弟舎:
FBの関連から、少々、CSA(Community Supported Agriculture: 地域で支える農業という意味合いから、むしろ、生産者と連携・支援しつつ、自らも食の生産に積極的に関わろうとするムーブメントになりつつあり、耕作放棄地、棚田の再生、収穫・栽培体験、グリーン・ツーリズムとも、広い意味で、関わりが出てきて、生産者・消費者の連携を通じて、地方の再生を、まちづくりも含めて、目指そうとする新たな方向性も出始めている) の勉強会に、少々、関わることになりました。たまたま、これまで、「こもなみ倶楽部」(小諸と杉並を結びつける活動)を外部からサポーターで応援してきましたが、その延長線上で、小諸での浅間自由市場というこれも、FB絡みであるが、新しい産直売り場のオープンというムーブメントも出始めてき、まもなく、具体化されてくると思います。
いずれにせよ、地産地消でも、地産都消でも、地産外消でも、何であれ、自分で出来なければ、出来る人に手助けして貰う「フレキシブルな運動体」(アメーバーのような組織であっても、核になる細胞がきちんとあるような運動体)を構築すればよいではないでしょうか、むろん、初めからは、無理であれば、それらは、第二フェースでも、第三フェースでも良いが、いずれにせよ、初めから、そういう構想をしっかり、運動体の中で、共有しておかないと、どうやら、こうした運動は、「骨折り損のくたびれ儲け」になりがちでありましょう。それでも、結構というのであれば、それも良いかも知れませんが、、、、、それも又、個人の自由でありましょう。もっとも、全国フォーラムのブログでも、纏めて見たように、成功する事例には、いずれも、きちんと、試行錯誤の上で、「その地域特性に根ざした独自のビジネス・モデル」を確立し、「適切なマーケティングやマーチャンダイジング」を行ない、「人材育成・継承」を怠らず、生産者と消費者の双方を連携させることが、不可欠であり、また、それらが、共通しているように思われます。厳然として、市場主義経済の論理の外では、残念乍ら、やって行けないことは、どうやら、確かなようである。その意味で、これまでの独自の運動を担ってきたような各組織体を、緩くても良いから、包括的に、横断的に連携して、その中で、人材交流を促進しながら、有機的に、生産者・消費者のつながりをひとつのCSAであれ、地産地消であれ、旗を立てながら、賛同する都会の若者でも、iターンやリタイヤーした団塊の世代も含めて、或いは、フリーターの人でも、勿論、専門家も含めて、纏めながら-進めてゆけば、新たなビジネス・モデルの地平が拓けてくるのではないかと思いますが、如何でしょうか?残念乍ら、自然ユートピア世界の中で、暮らせるわけではない以上、こういう勉強会も、所詮は、人材であり、緩い組織体であっても、市場経済という蜘蛛の網の中から、逃れられない現実があるかと思われます。そうした「厳しい現実があること」を肌で感じて理解して貰う中核会員を中心に、外部サポーター、それは、金銭的であれ、無償労働奉仕という形であれ、農作業を愉しんだり、地方の美味しい水や空気、美しい景色を日帰りでも、愉しみたいという人を緩くても、その場その場の役割に応じて、提供可能な資源を提供して貰いながら、柔軟に、纏め上げてゆけば、自ずと、方向性は、見えてくるのではないでしょうか?その中から、農業をやりたいという人が出てきたら、皆の力で、サポートして行けるような運動体の構築が出来れば、それに越したことはありません。そんなイメージを持って、望みたいと思っています。