小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

「浅間自由市場」構想と課題、検討会に参加する:

2013年03月25日 | 社会戯評
「浅間自由市場」構想と課題、検討会に参加する:
東信各地域からの参加者が、総勢、60名余りのうち、4時間余りの説明会と質疑応答も含めて、更に、最後の各参加者による自己紹介まで、残った人が、約3分の1にも達した。基本的なコンセプトなり、理想とするところは、詳細説明するまでもなく、食糧の安心・安全保障の観点から、消費者へ多様な選択肢を与えられるような産直売り場を通じて、顔の見える生産者と消費者を繋げつつ、地方の活性化を図り、食の文化・食育も含めて、地方でも、廻るお金の仕組みつくりを目指そうとするムーブメントの提唱である。丸子町のあさつゆや、伊那のグリーンファームの例を引き合いに出しながら、東信地域での地産地消、直販所の起業への想いと経緯、企業組合方式による出資者の募集構想、障害・社会福祉事業、給食事業とのコラボや、地域固有の技術職人の創出、各地域課題の相互補完の関係性構築とか、いずれにせよ、その湧き出づる想いはよし、その参加者、それぞれ、専業農家の立場、兼業農家、小遣い稼ぎや生きがいの為や、リタイヤー後の活動の一環やら、iターン・Uターンやら(私の場合には、強いて云えばO型回遊ターンかもしれない)、有機栽培や低農薬・無農薬栽培など、農作物だけでなく、果樹栽培、養蜂家、山野草、花き栽培、キノコ栽培、陶芸家、等、広い意味でのCSA運動も含めて、その様々な期待するところの熱き思いを、どのような形に、「運動体として」、具体的に、まさに、顔を見せられるように、「集約させて実現」させてゆくのか?出資者を募る以上、どのような「中核的な組織」、運営母体・事務局的な組織が、どのようなプロによって、構想されるのであろうか?いずれにせよ、既に、様々な可変因数(a,b,c,d,…………)は、議論し尽くされているように、リストアップされ、参加者には、各個人の意識の中に、共有されていようが、それらを、如何にして、「運動体に、繋げる」ように、「地域独自の成功の方程式」を、作り出せるのか?換言すれば、各商品毎に、X= Y= これを各可変因子毎に、+するのか、―するのか、X掛け算するのか、それとも、÷割り算するのか?いやそうではなくて、√なのか、将亦、微分・積分するのか、どのような新たな地域に根ざした独自ビジネス・モデルを、創出・付加できるのか?それを、誰が、どのように、いつまでに、何を、具体的に、提起できるのであろうか?そうしないと、どんなに、熱き思いは、結構だが、EXCELで勝手に計算出来る数字のマジックのような事業企画書やF/Sの数字では、けっして、1口最低2万円、最大、100万円としても出資者・賛同者は、結局、納得が行かないであろうことは、言うまでもないことであろう。QRコードや、ICDシステムの導入は、決して、農薬管理やトレーサビリティー等の観点から、分からないではないが、ビジネスの基本は、「小さく産んで、大きく育てる」のが、鉄則である以上、システムに、数百万円や、上物ハードに、高額な出資金の大半を費やしたり、ましてや、将来の借り入れという含みを持たせるような1stフェーズからのやり方であれば、何人の出資者が、納得するであろうか?無論、2nd, 3rdフェーズ構想であれば、分からなくはないが、、、、、、いずれにせよ、多様な参加者の思いを、その可変因子を、如何にして、その経糸・横糸として、どのような柄に、織り上げてゆくのか?、それが、これから、本当に、問われているような気がしてなりません。熱き思いはよくわかった!では、「どういう組織体で、如何に、」ムーブメントとして、高めて行けるのか、多世代、とりわけ、これからの将来を担う若い人を含めて、どのように、二重三重に、固めてゆくのか?元来、小諸という土地は、小林亜星や永六輔の疎開時代の虐めではないが、排他的な風土があるので、外部のよそ者も含めて、どのように、懐深く、様々な組織・個人の保有する英知・ノウハウを運動体に結実させるのか、そして、それを東信地域まで、横の連携を深められる得るのか?その運動体構築の真価が問われそうである。そして、その具体的な工程表は、如何に(?)と、期待したい。スピード感を持って、次のステップに進むことを期待します。フェース・ブックで、この会合を知りましたが、FB上で、知り合った生産者の方々に、初めて、お目に掛かれたことも、新鮮な出逢いでありました。