瞑想と精神世界

瞑想や精神世界を中心とする覚書

病の深い意味を知れば‥‥それは奇跡へ道?

2025年01月14日 | 瞑想日記
これは、自分のチャンネルに投稿した以下のYouTube動画の前半部分である。

★『病の深い意味を知れば‥‥それは奇跡へ道?プロセス指向心理学の発見

ユング心理学を独自に発展させたアーノルド・ミンデルのプロセス指向心理学では、「ドリームボディ・ワーク」が重要な位置を占めています。それが何かについてはあとで語るとして、ここではその例として、彼が取り組んだとても印象的な事例をふたつ挙げます。

最初は背中の腫瘍が急に大きくなっていく女の子の例です。彼女は死にかけており、まわりの人々に別れを告げる準備も出来ていたといいます。主治医は何度も手術をしたがどうにもならず、深く同情しつつもすでに匙を投げていました。そして彼女に何かしてあげられることはないかとミンデルに依頼が来たというのです。

その女の子はミンデルに会うと、夢の話をしました。それは「近づくことが非常に危険な湖のまわりに張り巡らされているフェンスをはずしてしまった」夢でした。その夢の話のあと彼女は、床に横たわり空を飛びたいと言いました。腫瘍で背中が弱っていたので矯正器具をつけていましたが、それを外して飛びたいというのです。ミンデルはそれを外すことが心配で、主治医に電話してたずねました。主治医は、彼女は最悪の状態で、はずしてもそれ以上悪いことは起こらないだろうから、望むようにしてあげてくださいと答えました。

矯正器具を取り外すと、彼女はうつぶせに寝ころがり、両手を動かして飛ぶまねをはじめました。彼女は「先生、あたし飛んでるのよ、とても楽しいわ」といって笑いました。ミンデルも同じように手を動かして一緒に飛びました。彼女は歓声をあげ、「私と先生は雲を超えようとしているのよ」といいました。

二人でしばらくそんな風に飛び回ったあと彼女はいいました、「ねえ、あたしもう降りていかないわ」。ミンデルが「どうして?」と聞き返すと、「なぜってあたし、ほかの全部のお星さまのまわりを飛びたいんですもの」

以下はミンデルの言葉をそのまま引用します。
~~~~~~~~
私は心底ぎょっとして、もし飛んでいってしまったら、死んでしまうかもしれないと考えた。にもかかわらず私は、彼女のプロセスが本当のところどんなものであるかを見届けたかった。彼女にとっては、飛び去ることが正しいことなのかも知れない――私に一体何がわかるというのだろう。私は彼女に、ほかの惑星のところに飛び去るにしろ、地上に降りるにしろ、自分で決めなければならないといった。だが彼女は、ほかの惑星に行ってしまうというのである。「あたしは、別世界に行くの。変わったお星さまのあるきれいなところなのよ」といった。

そして決定的な瞬間がやってきた。私は、彼女にそうしなければならないのなら、それを実行に移すように告げた。彼女は、「飛び」去って行こうとし始めた。すると突然、私の方を振り向いて泣き出した。彼女は、一緒に「飛んだ」のは、私たちだけだから、私と一緒でなければ行きたくないというのだ。私たちは一緒に泣き、そして、お互いを抱きしめた。

「あなたと一緒にいるためだけ、ちょっとの間下に降りるわ」と彼女はいった。私は、自分にとって必要と感じたことをするようにといった。彼女は、まだ一緒に遊ぶことができるように、しばらくの間地上に戻ってきて、ほかの惑星に行くのは、準備ができてからにしたいという。
~~~~~~~~~
引用はここまでです。驚くべきことに、その後彼女は、急速に快方へ向かい、まもなく腫瘍すら消え失せてしまったといいます。この事例を、とても信じられないと思う人も多いでしょう。しかし『ドリームボディ・ワーク』という本の中には、ミンデルが取り組んだ事例で、これに類するような病気の治癒の例は多く見いだされるのです。いったい何が起こったというのでしょうか。もう一つ例をあげましょう。

これは、自分のチャンネルに投稿した以下のYouTube動画の前半部分である。続きは以下で御覧ください。

★『病の深い意味を知れば‥‥それは奇跡へ道?プロセス指向心理学の発見
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ミンデルとドリームボディに学び続ける

2025年01月14日 | 瞑想日記
1月1日と1月8日に『その病は私への大切なメッセージだった(1)(2)』というタイトルで記事を書いた。その後、この記事をもとにYouTube動画を作って投稿した。
★『その病は私への大切なメッセージだった ミンデルとドリームボディ
私のYouTube動画の再生数は、もともとそんなに多くないが、この動画の再生数はその中でもかなり少なかった。もちろん少しがっかりしたが、動画でも触れたように最近の私にとってミンデルを再読することは重要な意味をもっている。いや単に読むだけでなく、自分自身でそれを生きることが重要なのだと思っている。どれほど再生数が少なくとも、私はミンデル関連の動画を納得のいくまで作り続けたいと思う。
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その病は私への大切なメッセージだった(2)

2025年01月08日 | 瞑想日記
元旦のブログで書いた通り、12月11日から5日ほどコ〇ナウィルス感染で5日ほど倒れ、12月18日からは前立腺肥大と泌尿器の腫れで少し大変だった。病気としてはむしろ軽い部類だっただろう。しかしこの体験は、私に大切なメッセージを送ってくれたような気がする。

私は、ようやく病気から立ち直った12月29日に『誰もが「あの世」につながっている?臨死なき「臨死体験」の重要なメッセージ』というYouTube動画を投稿した。私は、次にどんな動画を投稿するか計画があるわけではない。その時々に思い浮かんだものを投稿するだけだ。この時も、『神との対話』シリーズで有名なニール・ドナルド ウォルシュが、無名時代にいわゆる臨死なき「臨死体験」をしているのを思い出し、それを巡って短い動画を作ろうと思いついたのだ。この動画、私の他の臨死体験関係の動画同様に再生回数は少なかった。しかし作りながら、臨死なき「臨死体験」についてどう考えるか、自分の考えが確信になっていると感じた。私はこの動画の中で次のように語っている。

「私たちはこの肉体をもって空間と時間に制約された物質的次元に生きていますが、しかし誰もがこの肉体的、物質的な制約を超えた別の次元に開かれているのかも知れません。あるいはふだんは気付かないだけで常につながっているのかも知れません。だからこそ私たちは時に、予感や虫の知らせという形でその次元から何らかのメッセージを受け取ったり、あるいは遠くにいて死に瀕している身内から夢を通してメッセージを受け取ったりという現象がおこったりするのかもしれません。そして肉体的に死に直面していなくとも「臨死体験」をする人々は、何らかの理由で肉体的、物質的な制約から一時的に自由になり、この世とつねに一体となっていて、しかも次元が違う世界に触れる体験をもった人々なのかも知れません。」

肉体的に瀕死の状態になくとも、この物質的次元を超えた別次元の世界に触れてしまう人がかなり多い。その意味での臨死なき「臨死体験」はかなり報告されている。肉体が滅びれば私たちの精神はその次元に移行する。しかし生きていても私達はその次元から切り離されているわけではないから、少し注意深くなりさえすれば私達はその次元から様々なメッセージを受け取ることがある。

そして年末の病気のあと、この考え方への私の確信はますます深まった。病気の2・3か月前から私は、50代前半に熱心に読んでいたアーノルド・ミンデルの本を読み返したいと盛んに思うようになった。そして臨死なき「臨死体験」の動画を投稿した前後から、まだ読んでいなかった彼の本の一冊『身体症状に〈宇宙の声〉を聴く』を読み始めたのだ。読み始めて私は驚嘆した。

ミンデルは、人間を「多次元的存在」をなす生命体であるみなし、それを前提としてプロセス指向心理学(POP)を確立、その実践においても優れた成果を挙げた。ミンデルは、身体と夢とを同じ本流から流れ出た支流と考えて、その「つながり」、「関係性」を注意深く見ていく。体の症状も夢と同じように無意識の創造的な発現である。夢に意味があるように身体に起こっていることにも恐らく意味がある。それは単に悪いものではない。夢=身体(ドリームボディ)における夢と身体との関係には、原因も結果もない。夢と身体には鏡を介在したような相互に反映しあう関係があるだけだという。 夢と身体症状は、お互いに分身であり、夢のイメージも、身体の症状も根元は同じと考え、その共通の根元を夢と身体の一体になった「ドリームボディ」と名づけた。

物質的身体より高次の身体を総称してドリームボディと呼ぶのだとも言える。しかし、後にこれも細分化され、「狭義のドリームボディ」「神話的身体(ミスボディ)」「永遠の身体(エターナル・ボディ)」に分けて把握する。私たちが、肉体ばかりでなく、意識レベルの異なるいくつもの連続した身体を層状にまとっていると捉える点は、神智学と同じだ。

連続した多層的身体の最後をPOPでは、「永遠の身体」あるいは「解放された身体」と呼ぶ。神秘主義的伝統でいわれる「身体を離脱した状態」である。このとき私たちは、さまざまな病や症状を示す現実の身体ばかりではなく、狭義のドリームボディや神話的身体からも離脱・解放されるという。これは時空間を超えた身体である。

「死において私たちは足をもたずに動き、目がなくてもみます。私たちは現実の身体を、まるでそれが松葉杖であったかのように捨て去り、死ぬ際にいわゆる知覚に生まれ変わっていきます。」(ミンデル)

この「知覚(システム)」が、「永遠の身体」であり、それは現実の身体や狭義のドリームボディとも同一視されない「純粋意識」である。「永遠の身体」は、自由、解放、十全性を表わしている。

ミンデルは、かかわりをもつ人間の中に、あるいは人間同士の関係のなかに、さまざまな現実そのものの中に、それらに即して、全体性を回復するうねりのような力を見ている。押さえつけていたもの、無視したり抑圧していたりしたものを明るみに出し、それらが充分に働くようにすれば、それが展開することで全体的な調和が生み出される。「大きい力」を心身や社会という現実そのものに内在する運動と見ている。

タオ=「ドリームボディ」=「大きい力」=「時空を超えた世界」が、実はこの日常的現実とひとつであり、夢や身体症状や偶然の一致や、一見不幸な出来事などの形をとって、絶えずこの現実の中でプロセスを展開しているということ。タオと現実とがひとつらなりであること。その働きかけを自覚してそのプロセスに自らをゆだねることが心理療法という実践のかなめであり、人間の心理的成長にとっても大切なことなのだ。

現実の中の病や人間関係のトラブルや苦悩や絶望や挫折、それらがすべてタオからのメッセージ、いやタオそのものが発現するための大切なきっかけなのだとしたら。そうだとすれば私は、日常を生きながら、その現実のプロセスの中により深い次元を発見し、その深い次元を生きることができる。そこに気づかせてくれるのが、ミンデルのたまらない魅力なのだ。

以上は、プロセス指向心理学の考え方のかんたんな紹介だ。私はおよそ20年ぶりにミンデルの本に触れ、その世界の魅力に改めて驚嘆した。今回はとくに臨死なき「臨死体験」をどう理解するかについて深い確信を持つに至っていたので、その視点から再度ミンデルの世界を眺めると、彼の本のなかの一つ一つの言葉が心の深くに浸透してくるような喜びを覚えた。

「大きい力」=「時空を超えた世界」が、実はこの日常的現実とひとつであり、私たちはそこから絶えずメッセージを受け取っている。年末の病気、臨死なき「臨死体験」のYouTube動画を投稿、20年ぶりにミンデルの世界に触れる、この一連の流れが私には偶然とは思えなかった。病気をきっかけして私は、スピリチャルな世界の探求という20年前の情熱を思い出したのだ。「お前にとっていちばん大切なことを忘れるでないぞ」と病気が私に呼びかけてくれたのだ。私は今、20年前に読んだミンデルの本を全部読み返そうと思っている。そして瞑想も再開しようと思っている。
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その病気は私への大切なメッセージだった(1)

2025年01月01日 | 瞑想日記
去年暮れ、12月11日ごろから喉の痛みと咳が激しく、12日のよるには咳でほとんど眠れなかった。これはたまらないと13日にかかりつけの医者にいくと、コ〇〇ウィスルに感染していると言われた。初めての感染だった。幸い熱は37度台で、とくに他の症状もなく、咳止めの薬を飲んで、症状は3・4日後にはほぼなくなった。

ところが18日の夜中から尿意があってトイレに行くのだが、わずかしか出ず、すぐに尿意が強くなってトイレに行くというのを頻繁に繰り返し、殆んど眠れなかかった。そのうち腎臓に痛みも出てきた。明け方、妻と相談し、6時半ごろ救急車を呼んで、近くの救急病院に運ばれた。尿が出にくくなり、膀胱に700cc以上の尿がたまっていた。カテーテルを挿入して尿を排出してもらうと腎臓の痛みも止まった。

医者の診断は前立腺肥大症ということで、入院はせずとりあえず薬で対応とのこと、持続的導尿用のカテーテルをつけてもらって帰宅した。おかげで尿は出るようになったのだが、なぜか泌尿器が異常に腫れて、痛みもひどくなっていった。座っても立っても痛く、寝ていると痛みが引くので、昼間寝ている時間も多くなった。23日に病院に行ったが担当医はおらず、とりあえず痛み止めを飲んでがまんし、26日に再受診した。幸いその朝には腫れもだいぶ引き、痛みも軽くなっていたので、医者に報告すると、カテーテルをはずし、薬りを飲み続けて、1月下旬に手術が必要かどうか判断しようとの話だった。今日までのところ泌尿器の腫れも痛みも引いて、尿も順調に出ているので、まずは平穏な元旦を迎えらたといったところである。

前立腺肥大症という病気は高齢者にはとくに珍しいものではない。平凡な病気の一つといってよいのだろう。ただ私にとっては、年末にこの病気でちょっと苦しんだことが私の人生に重要な意味をもっている気がする。私の生き方への大切なメッセージが含まれているような気がするのだ。そう思うのはいくつかの偶然が重なったことが背景にある。しかし私にはそれらは単なる偶然の重なりには思えなった。その偶然の一つは、昨日の日記で触れたYouTube動画である。

『誰もが「あの世」につながっている?臨死なき「臨死体験」の重要なメッセージ』



この動画で触れた臨死なき「臨死体験」の話が、今私が読んでいる本と私の中で強く共鳴し合っているのだ。その本とはアーノルド・ミンデルの『身体症状に〈宇宙の声〉を聴く』である。これらがどんな偶然の重なりとなっていたのかは、次回に語りたい。
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フランス人は何を恐怖したのかーマンガ・アニメの衝撃(私のユーチューブ動画から)

2024年06月23日 | 瞑想日記
最近、私は自分のユーチューブチャンネルでの活動に力を入れています。チャンネル名は、Spirtual Japanで、臨死体験等の話題も一部取り上げていますが、日本のアニメ等も話題も多いです。これまでに自分のユーチューブチャンネルに投稿した動画から、クールジャパンに関係するものをいくつか選んでリストアップしてみた。

フランス人は何を恐怖したのかーマンガ・アニメが世界に与えた衝撃
フランスのTVではじめて日本のアニメが放送されたのは1972年で、子供たちの圧倒的な人気を得た最初の作品は1978年の「UFOロボ グレンダイザー」でした。1980年代後半からは、「ドラゴンボール」「うる星やつら」「キューティー・ハニー」「Dr.スランプ」「めぞん一刻」「キャッツ・アイ」「北斗の拳」「キャプテン翼」といった大ヒット作が立て続けに放送されました。その後も「キン肉マン」「シティハンター」「気まぐれオレンジ☆ロード」「らんま1/2」「美少女戦士セーラームーン」といったヒット作が放送されますが、その人気は1990年代中ごろから落ち込み始めたといいます。その大きな理由が日本製アニメに夢中になる子供たちの親世代からの激しい批判、ジャパンバッシングだったのです。
当時の日本アニメへのバッシングにはいくつかの理由があったようですが、そのいちばん深い理由は、日本のアニメが西欧にない異質な世界観・価値観を子供たちに注ぎ込むことへの大人たちの恐れではなかったかと、『水曜日のアニメが待ち遠しい:フランス人から見た日本サブカルチャーの魅力を解き明かす』の著者トリスタン・ブルネ氏は言います。

世界的ユーチューバーが日本に移住・その理由は日本人の英語力?
ピューディパイ(PewDiePie)という世界的なユーチューバーは、チャンネル登録者数が世界で最初に1億人を突破したYouTuberであり、King of YouTubeとも言われている。個人運営のYouTubeチャンネル世界一位を長らく保ち、今は二位になったが、それでも1億1千万人以上の登録者がいいる。彼はスウェーデン人だが、英語で発信するゲームの実況プレイで登録者数を伸ばした。
 彼は2022年に妻や愛犬二匹とともにイギリスから日本に移住し、東京の世田谷区に住み始めた。日本に移住して一年が経ったころに彼はジャパンレビューというタイトルの動画を投稿し、日本の好きなところと嫌いなとことを挙げている。日本の好きなところの第一に挙げていることが、実は日本人の英語力のなさに深く関係している。日本人が英語に弱いことと、ピューディパイの日本移住がどう関係するのか。動画で確認してください。

ドイツ人巨匠が日本のサービスや清潔さに刺激されて傑作映画を!役所広司主演『Perfect Days』
『Perfect Days』の監督のヴィム・ヴェンダース (Wim Wenders)は、数々の受賞歴に輝くドイツ人巨匠です。1982年の『ことの次第』が、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞。1984年の『パリ、テキサス』がカンヌ国際映画祭にてパルム・ドールを受賞。1987年、『ベルリン・天使の詩』ではカンヌ国際映画祭にて監督賞を受賞などです。そして『Perfect Days』は、2023年第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、役所広司が最優秀男優賞を受賞しました。

ヴェンダース監督は、日本で感銘を受けたサービスの質や公共の場の清潔さが刺激となって、この『Perfect Days』という映画を作り上げたといいます。では、その内容と日本のサービスが清潔さがどのようにつながるのでしょうか。この動画では、まずこの映画の内容に触れたうえで、動画の最後にこの問いに答えたいと思いす。
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