◆エックハルト・トール『A New Earth
』(訳書は『ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる-
』)より
Nonreaction to the ego in others is one of the most effective ways not only of going beyond ego in yourself but also of dissolving the collective human ego. (p87)
「他者のエゴに反応しないことは、あなたのエゴを乗り越えるだけではなく、集団的なエゴを解体するのにももっとも効果的な方法のひとつだ。」
相手のエゴに反応しないでいられるのは、そのエゴが、人間の集団的な歪んだ無意識の表れだと認識できるときだけだという。それが集団的な心の歪みから出てくもので、個人的なものではないと分かれば、相手個人に反応する気はなくなるだろう。そして、エゴに反応しないでいると、相手の気づき、相手の正気を引き出せる場合も多いという。
私のエゴも、相手のエゴも、そして私の歪みも相手の歪みも、社会や文化の歪みを反映して成り立っているのだろう。その歪みからいかに解放されるか。とりあえず、相手のエゴに反応しそうになったその瞬間、その背後の集団的な意識の機能不全に気づくことができるかどうか。私自身が気づき、意識的であるとき、相手もまた歪んだ衝動から解放されるの可能性があるのだとすれば、私自身が気づくことの重要性がます。
現実に人に激しく攻撃されたとき、相手のエゴに反応しないでいられるかどうか、今の私には自信がない。相手も私も、そのエゴと無意識が、社会や文化という網の目の結節点として成り立っていることを知っておくことはとても大切だ。人に攻撃されたとき、網の目の結節点としての相手のエゴに焦点を当てるのではなく、網の目全体を見渡す視点に立つことが重要なのだ。
この夏、瞑想の時間を比較的多くとれた。朝と夜の二回、40分くらいづつか。瞑想のときだけでなく、日常生活の中でも、エゴの思考が少しづつ相対化されていくのを願いつつ。それは、とりもなおさず、エゴという結節点への焦点付けから解放されていく過程でもあるのだ。
Nonreaction to the ego in others is one of the most effective ways not only of going beyond ego in yourself but also of dissolving the collective human ego. (p87)
「他者のエゴに反応しないことは、あなたのエゴを乗り越えるだけではなく、集団的なエゴを解体するのにももっとも効果的な方法のひとつだ。」
相手のエゴに反応しないでいられるのは、そのエゴが、人間の集団的な歪んだ無意識の表れだと認識できるときだけだという。それが集団的な心の歪みから出てくもので、個人的なものではないと分かれば、相手個人に反応する気はなくなるだろう。そして、エゴに反応しないでいると、相手の気づき、相手の正気を引き出せる場合も多いという。
私のエゴも、相手のエゴも、そして私の歪みも相手の歪みも、社会や文化の歪みを反映して成り立っているのだろう。その歪みからいかに解放されるか。とりあえず、相手のエゴに反応しそうになったその瞬間、その背後の集団的な意識の機能不全に気づくことができるかどうか。私自身が気づき、意識的であるとき、相手もまた歪んだ衝動から解放されるの可能性があるのだとすれば、私自身が気づくことの重要性がます。
現実に人に激しく攻撃されたとき、相手のエゴに反応しないでいられるかどうか、今の私には自信がない。相手も私も、そのエゴと無意識が、社会や文化という網の目の結節点として成り立っていることを知っておくことはとても大切だ。人に攻撃されたとき、網の目の結節点としての相手のエゴに焦点を当てるのではなく、網の目全体を見渡す視点に立つことが重要なのだ。
この夏、瞑想の時間を比較的多くとれた。朝と夜の二回、40分くらいづつか。瞑想のときだけでなく、日常生活の中でも、エゴの思考が少しづつ相対化されていくのを願いつつ。それは、とりもなおさず、エゴという結節点への焦点付けから解放されていく過程でもあるのだ。