9月から、ある短大でコミュニケーション論ということで一コマ、講義をもっている。講義といっても半分は、実践的な演習だ。高校で、カウンセリングや国際交流(異文化コミュニケーション)などに携わっていた関係もあり、その短大に勤める友人から声をかけられたのだ。
その関係もあって、齋藤孝のコミュニケーションに関係する本を何冊も読んで参考にしている。齋藤孝の本については、以前に紹介したことがある。『呼吸入門 (角川文庫)
』や『齋藤孝の速読塾―これで頭がグングンよくなる!
』である。教育を東洋的な身体論の視点から見直し、しかも現代の教育現場でも違和感なく導入できるような形に充分に咀嚼しているので、以前から興味をもって読んでいた。
今回、この著者のコミュニケーション関係の本を何冊か読んで、改めて彼の力量と創造性、コミュニケーションにかかわる経験の濃密さ、文章力などに驚いた。もともと私が関心をもっている分野に重なる部分が多く、しかも現在は、短大の講義をどう進めるかという実際的な問題もあったので、夢中でよんだ。昨晩は、夢の中でさえ彼と対話をしていたので、自分ながら相当のはまりようだなと思った。
ここ数日で読んだのは、『「意識の量」を増やせ! (光文社新書 522)
』、『コミュニケーション力 (岩波新書)
』、『偏愛マップ―キラいな人がいなくなる コミュニケーション・メソッド
』、『質問力 ちくま文庫(さ-28-1)
』などである。
他の著者の、コミュニケーションや対話に関する本もいろいろ読んでいるが、書かれている内容や、踏まえられている実践や経験の濃密さは、齋藤氏の本が群を抜いている。その意味ではやはり、岩波新書の『コミュニケーション力 (岩波新書)
』がいちばんだ。学生時代の「対話」に費やされた情熱や、大学の教室などでの膨大な実践での経験が凝縮されている。
この中で紹介されたいくつもの方法が、それぞれ独立の本となっている。『偏愛マップ』や『質問力』がその例だ。
現代の若者に欠けている対話やコミュニケーションの力、かつての日本には満ちていたが、現代の教育現場に欠けている身体に深く根差した教育力など、今の日本に欠けている大切なものを取り戻すために、この人の紹介する数々の実践的な方法が、もっと普及させることが重要だ。
その関係もあって、齋藤孝のコミュニケーションに関係する本を何冊も読んで参考にしている。齋藤孝の本については、以前に紹介したことがある。『呼吸入門 (角川文庫)
今回、この著者のコミュニケーション関係の本を何冊か読んで、改めて彼の力量と創造性、コミュニケーションにかかわる経験の濃密さ、文章力などに驚いた。もともと私が関心をもっている分野に重なる部分が多く、しかも現在は、短大の講義をどう進めるかという実際的な問題もあったので、夢中でよんだ。昨晩は、夢の中でさえ彼と対話をしていたので、自分ながら相当のはまりようだなと思った。
ここ数日で読んだのは、『「意識の量」を増やせ! (光文社新書 522)
他の著者の、コミュニケーションや対話に関する本もいろいろ読んでいるが、書かれている内容や、踏まえられている実践や経験の濃密さは、齋藤氏の本が群を抜いている。その意味ではやはり、岩波新書の『コミュニケーション力 (岩波新書)
この中で紹介されたいくつもの方法が、それぞれ独立の本となっている。『偏愛マップ』や『質問力』がその例だ。
現代の若者に欠けている対話やコミュニケーションの力、かつての日本には満ちていたが、現代の教育現場に欠けている身体に深く根差した教育力など、今の日本に欠けている大切なものを取り戻すために、この人の紹介する数々の実践的な方法が、もっと普及させることが重要だ。