いまから23年前、2002年に『臨死体験研究読本』という本を出版した。5年前に思いがけなく京都の小出版社からこの本の改訂版を出さないかという話が持ち掛けられた。もちろん喜んで承諾したのだが、出版以来、臨死体験の本格的な研究からは遠ざかっていたので、正直それほど意欲がわかなかった。しかも、『臨死体験研究読本』を出版した時点で、私が主張したいことはすべて書き尽くした感があったので、何か新しいことを付け加えて改訂版を出すというのは、私にとってはかなりハードルが高い作業だった。
それでもきわめてゆっくりのペースだったが、出版社から要望のあったところや私自身が気になっていたところなど、少しずつ書き直していた。新しい研究成果も少し加え章立ても少し変えたりした。いちばん大きな違いは、臨死体験を量子力学の研究成果から捉え直すという節を新たに加えたことだった。それが2023年の半ばごろだったと思う。しかし出版社側はこの新たな節は必要ないのではないかと言ってきた。苦労して書いたは書いたのだが、私としてもとくに強く主張したい部分でもなかったので、出版社側の考えを受け入れた。しかしその後は、とくに新しい着想も浮かばず、原稿の書き直しはいっこうに進まない状態になっていた。
ところが、去年の暮12月半ばに、遅ればせながら世界を騒がせたあの感染症にかかったころから事態が急変したのである。その事情はここに紹介するユーチューブ動画にまとめてあるので、ご覧いただきたい。
★『その病は私への大切なメッセージだった ミンデルとドリームボディ』
その時の病気をきっかけにして、私は20年ぶりにアーノルド・ミンデルのプロセス指向心理学の本を再読するようになった。この動画の最後は次のように結ばれている。
「病気とその後の展開をきっかけして私は、スピリチャルな世界の探求という20年前の情熱を思い出したのです。「お前にとっていちばん大切なことを忘れるでないぞ」と病気が私に呼びかけてくれたのです。年末の病気、臨死なき「臨死体験」の動画、そしてミンデルの本、それらが一体となって私に強烈なメッセージを送ってきた感じです。私は今、20年前に読んだミンデルの本を全部読み返そうと思っています。そして瞑想も再開しようと思っています。」
しかしさらに重要な展開もあった。アーノルド・ミンデルの本を再読し始めて私は、『臨死体験研究読本』の改訂版を書くにあたっての重要な着想を得たのだ。それは、改訂版の話が持ち上がったあとはじめて、本当に書きたいと思える着想だったのである。それについては追って詳しく書きたい。
それでもきわめてゆっくりのペースだったが、出版社から要望のあったところや私自身が気になっていたところなど、少しずつ書き直していた。新しい研究成果も少し加え章立ても少し変えたりした。いちばん大きな違いは、臨死体験を量子力学の研究成果から捉え直すという節を新たに加えたことだった。それが2023年の半ばごろだったと思う。しかし出版社側はこの新たな節は必要ないのではないかと言ってきた。苦労して書いたは書いたのだが、私としてもとくに強く主張したい部分でもなかったので、出版社側の考えを受け入れた。しかしその後は、とくに新しい着想も浮かばず、原稿の書き直しはいっこうに進まない状態になっていた。
ところが、去年の暮12月半ばに、遅ればせながら世界を騒がせたあの感染症にかかったころから事態が急変したのである。その事情はここに紹介するユーチューブ動画にまとめてあるので、ご覧いただきたい。
★『その病は私への大切なメッセージだった ミンデルとドリームボディ』
その時の病気をきっかけにして、私は20年ぶりにアーノルド・ミンデルのプロセス指向心理学の本を再読するようになった。この動画の最後は次のように結ばれている。
「病気とその後の展開をきっかけして私は、スピリチャルな世界の探求という20年前の情熱を思い出したのです。「お前にとっていちばん大切なことを忘れるでないぞ」と病気が私に呼びかけてくれたのです。年末の病気、臨死なき「臨死体験」の動画、そしてミンデルの本、それらが一体となって私に強烈なメッセージを送ってきた感じです。私は今、20年前に読んだミンデルの本を全部読み返そうと思っています。そして瞑想も再開しようと思っています。」
しかしさらに重要な展開もあった。アーノルド・ミンデルの本を再読し始めて私は、『臨死体験研究読本』の改訂版を書くにあたっての重要な着想を得たのだ。それは、改訂版の話が持ち上がったあとはじめて、本当に書きたいと思える着想だったのである。それについては追って詳しく書きたい。