心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

オンニチプロ カジャNO9 ーオンニのお家ご飯

2016-06-18 | 地方旅行
5月15日(日)オンニのお家滞在3日目です。朝7時過ぎに目覚めると既にオンニは
起きて、お庭の手入れをしていました。私も身支度して外に出てみます。お庭は
家やお店などの建物に囲まれ中庭になっています。韓国のお家の中庭は、屋根のない
もう一つの居間風の役割を果たします。鉢植えの影になって見えませんが、写真左
にはソファが正面奥には縁台が2台有ります。煙や臭いの出る焼き肉をするのには
もってこいの場所ですね。


オンニの庭はお花の鉢で一杯でした。真ん中には大きな藤の木!すぐ側に鉄柱を
立て、伸びる蔓を其の鉄柱に巻きつけるように育てていました。切っても切っても
追いつかなそうによく伸びる蔓。


言わなくて良いことを浅い考えで口にしてしまいました。「棚を高く作って、這わせる
ようにすれば、庭に日陰を作れて、その下に縁台でも置けば涼むことが出来ていいん
じゃないかしら?」

そうしたいのは山々だけど、伸びた蔓が屋根の上まで伸びてオンニの手で管理できない。
ご主人が居る時は切ってもらえたけれど、ご主人無き今は全部オンニが一人でしなくて
はならないから、大きな太い木だったのを、枝一本を残して切ってしまったのだそうです。
見ると確かに私の両手では、とても足りない太さの痕跡が地面から4・50センチの所に
有りました。

ご主人と2人3脚で1男3女を育て洋品店を営んできたオンニ、お子さんは既に独立し
経済的な苦労は無かったでしょうが、交通事故という別離に当たって何の心の準備も
出来ずに、精神的支柱のご主人を失って、再び元気にお店を切り盛りするまでには、
本当に大変な時間が必要だったことでしょう。お店があって、オンニを必要とする地域の
お年寄りたちがいることが、きっとオンニの支えになったと思います。


お庭でおしゃべりしていたら、お嬢さんが朝ご飯の準備を終え呼んでくださいました。
朝からたくさんのお料理にびっくりしていると、韓国の朝ご飯は一番力を入れて作る
のだそうです。


全部をカメラに収めたくて真上から撮って見ましたが,その間にもお皿が増えて
角度を変えてもう一枚。手前右から時計回りに、にんにくの芽の醤油漬け、ムルキムチ
昆布と唐辛子のから揚げ、トマトのくし切り、真ん中のお鍋はテンジャンチゲ、その隣は
プルコギ、お鍋の向こうは裏庭(塀の向こう側)の畑で摘んだサンチュなど、テーブルに
並んだ半分以上が、いつでも出せるように作り置かれた常備菜です。


ボリュームのある朝ご飯をしっかり取って3日目の観光スタートです。(続く)