心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

田舎暮らし

2017-08-06 | 2017年夏ソウル生活
8月5日、昨日は前夜にカカオで急に誘われ、ポジャギチングの田舎に行ってき
ました。
高速バスで行っても、遊びに行く人が多くて道路が混むので、停車場毎に停まる
一般バスで行っても時間は変わらないからと、市内から地下鉄・バスを乗り継い
でローカルな旅でした。掛かった交通費は日本円にして300円程。
信じられない安上がりな旅でした。

シンチョンからバスでチングの待つ東大門へ行き、東大門からは地下鉄1号線で
議政府迄。各乗り継ぎ場所で30分以内ならば乗り換え制度が適用されます。
それで300円程の交通費になったわけです。
もっとも乗り継ぎでなくても400円ちょっとですけれど・・・


電車が議政府に近づいてくると一際眼を引く山が見えました。
アタフタとスマホを取り出して・・



一番良いと思った姿が取れず残念がっていると、チングが検索してくれました。



道峰山(トボンサン)のインスボンというようです。‘インス’ボンというと
ぺヨンジュンファンにはちょっと耳をそばだててしまう名前ですが、何の関係も
ないです^^;(『四月の雪』の主人公の名前がインスでした^^;)

議政府は大きな米軍キャンプのあった街だそうで、今は撤退して跡地に何か建つ
らしい工事中の所もありましたし、米軍に変わってなのか、韓国の軍服を着た若
者の姿を沢山見ました。

議政府からはバスに乗って、山奥(多分)に向かって進みます。
一しきり街の様子に眼を凝らしていたのですが、朝早くに出てきたのでいつの間
にか眠ってしまいました。
目覚めてふと外を見ると川の中に白い鳥が居ます。「何かしら」と聞くとチング
が「鶴でしょう。」少し上流にも2・3羽いました。韓国に鶴は頻繁に見られる
鳥なのでしょうか?




走るのは一般道でしたが、夏休みで雪岳山や束草方面へ向かうのか自家用車が
チングの予測通り~



窓を開けて写真を撮ってみました。反対車線のガラガラ状態との差!
どこも一緒ですね。

渋滞があったので時間で距離は測れませんが普通2時間弱だという距離を
2時間40分ほどかけて到着しました。
ポチョンという街だそうです。


昨日の夜誘われてアタフタ出かけてきたので、お宅にお邪魔するというのに
何の用意もありません、バスを降りて見かけたEマートでブドウのパックを
求めお土産に、サーチョンオンニ(従姉)が住むという家に向かいました。

途中市場の中を通ったのですが、休みなのか、夏場で野菜が暑さで採れない
のか閑散としていました。市場に続く商店街も、若者が居なくなって活気を
失った街のご多聞に漏れずの状況~





バス停から5分ほどでサーチョンオンニのお家に着きました。
着くやチングは我が家に帰った如く寛いでいるし、オンニは娘の世話を焼く
様にごく自然体。私も何の懸念も無くチングに右に倣えで過ごさせてもらい
ました。

急だったから何もないわよのあり合わせのご飯だそうですが・・・



小豆だけでなく白い豆やヒマワリの種、松の実など滋養豊富そうなもち米の
ご飯にパンチャンはどれも自家製かいただきもののお野菜でオンニが直接
作ったものだそうで、食べると確かに新鮮な素材の感覚がありました。

お腹が一杯になると3人でお昼寝。結構長く寝ましたが、飽きて途中一人
抜け出して家の周りを探検、写真を撮って遊びました。


お家の塀の外に植えられたトウモロコシと巻きついてなっているカボチャ



       オンニの家の全景(塀が高いので屋根しか見えませんね)


オンニの家は古い韓国の庶民のお家は、こんなかなという感じのお家で、コン
クリートの壁が厚く作られていて、窓は小さく、開口部は極力2重窓で外の
熱気や寒気が内部に伝わりにくいようにしてあるようです。
クーラーが無いようでしたが、カンカン照りの中フーフー言って到着したん
ですが、家の中はむしろ涼しいくらいでした。








畑の話が出ていたのでどんな畑かと思ったら庭の隅に作った家庭菜園でした。

畑の奥には自家製の漬けものなどの甕を置く場所が



まだこれだけの甕を満たす程の手作りをされているのかと、中を見させていた
だいたら、ほとんどの甕は空でした。一人暮らしにはそうなりますよね。


部屋へ戻ると、程なく二人とも起き出し、チングがアイスコーヒーが飲みたいと
言いだしたのを契機にお八つモードに入り・・

ここは空気が良いから良いヨモギが取れるの!とヨモギ餅談義が一しきり。
するとオンニが冷凍庫から凍らせたヨモギを取り出し~まさか作ってくださるの
かしら~と思ったら、お餅では無かったけれど、ヨモギ入りプッチンゲ(ヨモギ
チヂミ)がお八つになりました。



それから手作りの豆乳。塩味を付けただけの素朴な美味しさでした。




食事をいただいてお昼寝をし、目覚めたらまたおやつをいただいて帰って来た
だけの小旅行でした。なんてことの無い一日でしたが、田舎暮らしの老人の生
活にお邪魔して、母の生存中にはこんな風に田舎に帰ったものだなあと思いだ
した一日でした。