心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

長崎に原爆が落とされた日にー長崎平和宣言要旨

2017-08-09 | つぶやき
今日は8月9日長崎に原子爆弾が落とされた日です。良くお邪魔するブログに長崎平和宣言
要旨が掲載されていたので、お借りしてきました。
亡くなられた被爆者の方々のご冥福を祈り、今なお後遺症に苦しむ人々に、この日を忘れな
いと心に刻んで寄り添いたいと思います。
(ブログ主さんに転載をお断りし、まだお返事をいただいていないのですが、今日中にUP
したいので、事後承諾いただけると想定して、午後10時過ぎにUPさせていただきました。)




長崎平和宣言要旨

「ノーモア ヒバクシャ」

 この言葉は、未来に向けて、世界中の誰も、永久に、核兵器による惨禍を体験することが
ないように、という被爆者の心からの願いを表したものです。その願いが、この夏、世界の
多くの国々を動かし、一つの条約を生み出しました。

 核兵器を、使うことはもちろん、持つことも、配備することも禁止した「核兵器禁止条約
」が、国連加盟国の6割を超える122カ国の賛成で採択されたのです。私たちは「ヒバク
シャ」の苦しみや努力にも言及したこの条約を「ヒロシマ・ナガサキ条約」と呼びたいと思
います。

 しかし、これはゴールではありません。核兵器を巡る国際情勢は緊張感を増しており、遠
くない未来に核兵器が使われるのではないか、という強い不安が広がっています。しかも、
核兵器を持つ国々は、この条約に反対しており、私たちが目指す「核兵器のない世界」にた
どり着く道筋はまだ見えていません。ようやく生まれたこの条約をいかに活(い)かし、歩
みを進めることができるかが、今、人類に問われています。

 核兵器を持つ国々と核の傘の下にいる国々に訴えます。

 安全保障上、核兵器が必要だと言い続ける限り、核の脅威はなくなりません。核兵器によ
って国を守ろうとする政策を見直してください。

 日本政府に訴えます。

 核兵器のない世界を目指してリーダーシップをとり、核兵器を持つ国々と持たない国々の
橋渡し役を務めると明言しているにも関わらず、核兵器禁止条約の交渉会議にさえ参加しな
い姿勢を、被爆地は到底理解できません。唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約への一
日も早い参加を目指し、核の傘に依存する政策の見直しを進めてください。

 私たちは決して忘れません。1945年8月9日午前11時2分、今、私たちがいるこの
丘の上空で原子爆弾がさく裂し、15万人もの人々が死傷した事実を。原爆は、いつも側(
そば)にいた大切な家族や友だちの命を無差別に奪い去っただけでなく、生き残った人たち
のその後の人生をも無惨に狂わせたのです。

 世界各国のリーダーの皆さん。被爆地を訪れてください。

 私たち長崎市民は、核兵器のない世界を願う世界の人々と連携して、核兵器廃絶と恒久平
和の実現に力を尽くし続けることをここに宣言します。



 2017年(平成29年)8月9日

 長崎市長 田上富久