下記のAFPの記事などを読んでいると
愚劣な政府に
一般の民衆が殺されているとさえいえる
状況とおもいます。
災害時における救援活動は一分一秒を争う必要があり、
ビザをためらう、政府関係者の意図がわかりません。
独裁政権で思考停止な政府に
国民は最低限必要な援助すら受けられないという
悲劇的なことの成り行きに
あきれはてます。
十万人を超える死者、行方不明者がでても
おかしくないです。
ただこのような状況ですから
ミャンマーサイクロンについての
日本での目だった募金活動は始まっておらず
日本赤十字が二千万円を
だすことを決めたぐらいだそうです。
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ミャンマー、サイクロンで約2万2000人死亡 救援団体はビザ審査で足止め
2008年05月06日 23:29 発信地:ヤンゴン/ミャンマー
【5月6日 AFP】(一部更新、写真追加)ミャンマーの国営テレビは6日、2日夜から3日にかけて同国を直撃した大型サイクロン「Nargis」による死者数が2万2000人を超え、行方不明者が4万1000人になったと伝えた。
■救援活動を遅らせるビザ審査
国連緊急援助調整官室(Office for the Coordination of Humanitarian Affairs、OCHA)は6日、サイクロンの直撃から4日目となった今も緊急災害対策チームがミャンマー入りできずに外国人渡航者ビザ(査証)の発行を待っている状態だと述べた。
OCHAのElisabeth Byrs広報官は、「タイのバンコクで災害査定官5人が待機しており、ビザの発行を待っている。あと数時間以内にミャンマー入りできることを期待している」と述べた。
国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)と国際赤十字社・赤新月社連盟(International Federation of Red Cross and Red Crescent Societies、IFRC)も、テントや浄水錠剤、蚊帳といった緊急人道救援物資の配布支援のために、ビザの発行を待っている状態だと発表した。
OCHA広報官は「極めて深刻な状況であり、われわれは非常に心配している」と述べた。
海外支援に慎重な審査を行い、国際救援組織の活動を厳しく統制してきたミャンマー軍政の将軍らも、2日の夜から3日にかけてのサイクロン直撃後、海外からの救援を求める異例の声明を発表していた。
しかし、政府閣僚は6日、海外救援チームがミャンマー入りするためには、政府との交渉が必要だと述べた。
■国民投票の行方は
一方、ミャンマーで民主化を要求する野党勢力は6日、サイクロンで国民数万人が死亡する中、憲法の是非を問う国民投票を実施することは「絶対に許可できない」と述べた。(c)AFP