「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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予防原則を理解しない「専門家」は専門家の名に値しない人間です。

2012-01-20 16:41:04 | 福島第一原発と放射能

 セシウムの降下は元旦からの変動以降、千葉の日本分析センターでも確認しています。数ヶ月出ていなかったものです。しかも、三月下旬の都内降下と変わりません。異変はおきています。http://www.jcac.or.jp/lib/senryo_lib/taiki_kouka.pdf

そして、一ヶ月ぶりに東京は、雨や雪が降っています。この状況は警戒するしかありません。

しかも、ベクレルモニターとはいえ、セシウム134、セシウム137、ヨウ素が出ている兆候が報告されています。

勿論、機械誤差はありえます。ベクレルモニターですから、そんなことはわかっている上で言っています。他の検査会社とも話して、書ける範囲内で書いています。

ヨウ素は特にもともと留保をつけています。

また、僕はそもそも、きょう未明の記事から、雪や雨のレインアウトによる被曝の警戒は呼びかけています。

この状況で、機械精度を強く主張して、おきうる可能性がある危険を、言わないことは根幹からおかしい。

リスクコントロールは「予防原則」が原則です。

予防できなければ意味がない。御用学者が何の役にも立たなかったのは、去年の三月ではっきりしています。

彼らは人間の屑です。

 僕は予防原則観点で、警戒を呼びかけています。これは、当然のこと。リスクを理解せずに、他人の足を引っ張る人間を心のそこから軽蔑しますし、そのような人間たちは専門家の名に値しません。

 

 


【緊急】都内の雪で、セシウムやヨウ素の検出情報。関東圏は最大限の注意をしてください。危険です。

2012-01-20 12:57:34 | 福島第一原発と放射能

 

 アメリカ製のCaptus3000Wというベクレルモニターでの計測です。ほかの検査会社とも話しましたが、この機械の精度で間違う可能性があるのは、おそらくヨウ素の方で、セシウムは一定程度検出されていることは間違いないと思います。ヨウ素の量が多すぎる気がしているので、多少の誤差はあるかもしれませんが、予防原則の観点から考えるとヨウ素も出ていると仮定すべきと判断します。さらに機械特性から数値がやや高めに出ているかもしれません。いずれにしても、このところ、警戒を呼びかけていた事象が現実化しています。福島第一原発、おそらく四号機に、元旦以降トラブルが生じている可能性が極めて高いと判断しています。絶対に雪にぬれたり、雪遊びは厳禁。屋外に出ない。目張りもすべきです。マスクはN95もしくは、普通のマスクを二重にして、マスクとマスクの間に濡れたガーゼを入れてください。帰宅後は、上着は洗濯、必ずすぐシャワーを浴びてください。これ以上、被曝を増やしたくないです。警戒してください。

セシウム137:15.3Bq/kg

セシウム134:14.9Bq/kg

ヨウ素131:20.0Bq/kg

 

この検査データは次のブログからの引用です。

http://ameblo.jp/bq-tokyo/entry-11140771497.html


埼玉で、こどもの甲状腺にヨウ素やセシウムなどの影響があると、医師から言われた母親の思い

2012-01-20 01:32:27 | 福島第一原発と放射能
福島第一原発の状態について、シビアな情報しか僕のところにはきていません。今日現在も同様な情報が積み重なっています。風向きは、きょうも東京など首都圏に悪い。しかも、一ヶ月ぶりの本格的な雨か雪。レインアウトで増す影響も考慮して警戒を。  
 
【個別土壌調査・青森県弘前市】民家の花壇の土
 セシウム134 1.2Bq/kg
 セシウム137 7.5Bq/kg
 合算      8.7Bq/kg

 
 食品安全委員会が、バンダジェフスキー論文を軽視し、広島長崎の研究結果で、推し進めようとしています。これは、結局ICRP追随、内部被曝の影響を軽視するものです。食品安全委員会に抗議の声を集中させるべきと思います。
 
 岩手・花巻の講演会も八十人以上の方が集まりました。岩手でも懸念する人の声は強くなっていて、市民計測所もスタートして、被曝状況の確認が進んでいます。県内の牛乳や牛肉の汚染などから、懸念する人々が多くなっています。県内の土壌測定が進むことを期待します。特に講演会場でも聞こえてきた、遠野物語の里、遠野からの健康被害報告が多いらしく、そのエリアの土壌調査は不可欠と思います。
 
 また、岩手でも薪ストーブから、数千Bq/kgに灰は汚染されているそうです。屋外にあった薪は使えないと思いますが、山岳エリアでは、ほかに暖房手段もろくにないらしく、頭を抱えていらっしゃいました。
 
 さて、埼玉で、お子さんの甲状腺検査で異常が出て、医師から、ヨウ素やセシウムの影響を言及された方が出始めました。状況が進捗していることの反映と思います。
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埼玉県に住む主婦で4歳と2歳の子供がいます。
 
数か月前に一度お電話、数回メールをさせていただいたことがあります。
 
見ず知らずの私の話を、長い時間聞いてくださりとても感謝しています。
  
11月上の子の血液検査をしたのですが、先日結果を聞きにいきました。
 
「サイログロブリン」の血中濃度が基準値をだいぶ上回っていました。(サイログロブリンは甲状腺がんを発症した人の腫瘍マーカーにも使われるようです)
  
先生からは甲状腺に、ヨウ素、セシウムなど何らかの影響を受けているといわれました。
 
このあたりで診察に来る子供で血液検査をして同じように甲状腺に異常が見つかる子が多いみたいです。
 
他の異常はなかったのですが、また詳しい検査を継続して受けることになりました。
 
下の子は小さい為前回の血液検査は見送ったのですが、今回上の子と一緒に詳しい検査をしてもらいました。
 
 
8月頃一度別の甲状腺専門の病院に行った時は相手にされず、たいして診察もしてもらえずに「気にしすぎ」で済まされてしまったこともありました。
 
事故以降鼻血はなかったですが、子供と私が4~5回口内炎になりました。
 
11月頃から家族全員2か月以上風邪状態が続き、手足口病、インフルエンザと休む暇なく病気にかかりました。
 
風邪状態の時は特に咳が止まらず肺炎を疑うほどでした。
 
 
事故以降自分ではかなり気を付けて生活しているつもりでした。
 
でも爆発当時は情報も知識もなく、子供たちにもだいぶ被曝させてしまったのだろうと後悔でいっぱいです。
 
今まで放射能関係にあまり興味のなかった主人も今回の子供の事で、移住に関しても少しづつですが考えてくれるようになりました。
 
血液検査をしなければ気がつかなかったし、毎日の生活や食事を気をつけていてもこのような結果が出たのだから、
 
この先何も考えずに生活していく人たちはどうなってしまうのかと恐怖を感じました。
 
子供の甲状腺異常は本当にショックで、このまま埼玉にいて良いのか、これからどうすればいいのかもう分からなくなってきました。ネットで調べたら腫瘍として異常が出るのは3~4年後のようですが、親として何が出来るのか毎日すごく考えてしまいます。
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この話のポイントは医師が、セシウムやヨウ素の影響で、甲状腺の異常があると医師が診断し始めているということです。医師で踏み込む判断をする人が出てきたことはよいのです。勿論、きつい話なのですが。
 
 
 
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 「木下黄太 講演会 in 鹿児島 」 
    放射能による健康被害を知ろう。震災ガレキについてみんなで考えよう。
   

■日時:  1月21日(土)午後6時半~8時半(受付開始 午後6時~)

■場所: 姶良市文化会館(カノンホール)の会議室

    〒899-5241 鹿児島県姶良市加治木町木田5348-185
    TEL 0995-62-6200

http://www12.synapse.ne.jp/kanonhall/gaiyou.html


■会費:  1人500円(中学生以上)  お釣りのない様にお願いします。

■定員:  150名程度

■申込:  お問合せやご予約(1.お名前※カタカナで、2.参加人数(お子さまを含
む)、3.電話番号)はメールでお願いします。
    ・個人情報は、講演会終了後すぐに削除致します。

kagoshima21gareki@yahoo.co.jp

■主催: 個人(団体無所属、※椅子、机の出し入れで、ご協力頂けると助かります。)

※託児はございませんが、お子さま連れでのご参加も大歓迎です。
※当日、文化会館ではコンサートがあり駐車場で混雑すると考えられます。
 なるべく車は乗合でお願い致します。
※お客様によるビデオ撮影、写真撮影、録音はご遠慮下さい。

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「木下黄太 講演会 in 宮崎・都城 」 
    放射能による健康被害を知ろう。震災ガレキについてみんなで考えよう。


■日時:  1月22日(日)午前9時半~11時半(受付開始 午前9時~)

■場所: 都城市総合文化ホール 会議室 

    〒885-0024 宮崎県都城市北原町1106番地100
    TEL : 0986-23-7140

http://mj-hall.jp/access/index.html#accessmj

■会費:  1人500円(中学生以上)  お釣りのない様にお願いします。

■定員:  90名

■申込:  お問合せやご予約(1.お名前※カタカナで、2.参加人数(お子さまを含
む)、3.電話番号)はメールでお願いします。
    ・個人情報は、講演会終了後すぐに削除致します。
       
miyazaki22gareki@gmail.com


*託児はございませんが、お子さま連れでのご参加も大歓迎です。

■主催: 個人(団体無所属、※椅子、机の出し入れでご協力頂けると助かります。)
※お客様によるビデオ撮影、写真撮影、録音はご遠慮下さい。

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「木下黄太 講演会 in 秋田」

日時: 1月25日(水)
      午後6:00開場、午後6:30開演

場所: 秋田大学教育文化学部3号館 3-145教室(別名、60周年記念ホール)

以下の学内地図では、図書館⑱の下、3号館③の左部分一階にあたります。
駐車場が限られており、なるべく秋田駅から徒歩あるいはバスをご利用くだ
さい。自動車の場合、正門から入り、踏切のような検問で守衛室に電話をか
けて指示に従ってください。

http://www.akita-u.ac.jp/honbu/info/in_map.html

資料代: 500円(高校生以下無料)、釣銭のないようにお願いします
参加申し込み: 以下のホームページで行います:

http://akitacity.web.fc2.com/lecture.html

問合せ: 090-6709-9255(かがや)
定員: 250名
主催: 放射能を拡散させない市民の会(秋田県中央)

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 「放射能汚染とがれき問題を一緒に考えませんか?IN 静岡・伊豆の国市」


放射能防御プロジェクト 木下黄太氏
秋田大学教育文化学部教授 村上東氏


1月26日(木)17時30分開場18時00分開演
~子どもと郷土を守るため~
1部 汚染の実態、給食や内部被曝について、がれき問題
2部 質疑応答


伊豆の国市韮山文化センター大ホール(時代劇場)
伊豆箱根鉄道韮山駅より徒歩5分 大駐車場完備200台
参加費500円 定員500名
※お子様連れの方は2階母子コーナー又はロビーをご利用になれます。


ご予約 save.shizuoka@gmail.com 又はfax 055-944-2010 モリタまで
お名前・参加人数・メールアドレスを明記のうえ上記までご連絡お願い致します

 

 

 

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1/28 【木下黄太 講演会 in 渋谷区幡ヶ谷】-放射能汚染の現状と人体に対する影響

日時  1月28日(土曜日)
開場  17時30分 
開演  18時~20時(質疑応答含む。最大30分の延長を見込んでおります)
場所 渋谷区幡ヶ谷区民会館
参加費:500円

ご予約(お名前、住所、電話番号、参加人数を記入)お問い合わせはメールにてお願いします
nohili@infoseek.jp