「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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細野氏の自意識満足の為に、静岡でガレキ本格焼却間近という恐怖。本日は金沢講演。

2012-10-13 02:05:49 | 福島第一原発と放射能

金沢講演は本日。そのままおいでください。こちらは漁具漁網の不燃ガレキ受け入れの画策が続いています。

【10/13(土) 木下黄太講演 IN 金沢】

★☆★~ 大丈夫?! 震災ガレキの埋め立て ?? ~★☆★

14時~16時(13:30開場) 会場:金沢歌劇座 大集会室 (下本多町六番 ) 参加費:500円

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  静岡がガレキ焼却を受け入れて、神奈川が受け入れないのは、放射性物質の汚染程度を考えると、ありえない判断です。放射性物質による土壌汚染は、神奈川≫静岡 であるのに、なぜ神奈川が受け入れず、静岡が受け入れるのか。答えは、一つしかありません。静岡が、このガレキを受け入れさせたい、前環境大臣の細野氏の地元。この細野氏を持ち上げたい、県知事と首長が静岡県内に圧倒的に多いこと。被曝という事象で健康被害がおきることを細野氏が認めたくないために、もはや現地処理可能なガレキをあえて広域拡散し、それを汚染がないエリアや、静岡のように東京と比べると、まだ汚染の低いエリアで燃やした実績を作りたいのです。そこには、利権という感覚や汚染を広げて健康被害を隠ぺいしたいという心も皆無でないかも知れません。しかし、それよりも大切なことは、ただ単に、細野氏自身も含めた民主党政権中枢が、国民に許容させた被曝が、大きな健康被害につながらないと思い込みたいのです。彼らにとっては、東京は当然のこととして、東葛や北関東、できれば福島でもなんとか健康被害と目に見える形になるなと言う、強固な信仰がそこにあります。この程度の被ばくでは何も起きるはずもないし、ましてやガレキの焼却ごときで健康被害などあり得るはずもないのだと。

 僕に言わせれば、これは、ほとんどカルト信者の心理と何ら変わりありません。特に細野氏は自分のそうした自意識を満足させるためだけに、広域でガレキの焼却をすすめようとしました。しかし、ほとんど西日本ではその試みはとん挫し、今のところ、北九州だけがそうなっている事態です。

 彼としては、自分の自意識を充足させ、政治家としての面子を保つためにも「絶対に燃やさなければ」という確信にたどり着いていると思います。その結果、犠牲となるのが、彼の本拠、静岡の各自治体の住民だろうと思います。静岡でガレキ反対運動は、極めて厳しい局面に立たされています。その現状報告です。

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私は静岡市在住の者です。

静岡市には焼却場施設が二箇所あり(西ヶ谷・沼上)、一昨日の夜に(西ヶ谷)で地域住民に向けた説明会が行われるという情報を耳にしたので、参加したいと思い足を運びました。

今まで、静岡市では「市長と住民が対話をする」という場が設けられていなかった為、情報を聞いた静岡市在住の反対や不安に思っている30~40名が夜19時に詰め掛けました。

今回の場も、市に問い合わせた時や、地元住民から聞いた話でも『地元住民に向けた説明会ではあるが、誰でも参加可能』とのことでしたが、実際に出向くと『町内会の話し合いなので、地元住民以外の人は入れることは出来ない』と門前払いを受けました。

 

私たちは「町内の話し合いが終わるのを待っている。市役所の方が説明をする瓦礫の話しの時だけ、私たちからも地元の方とお話をしたいし、伝えたい事があるので、一人だけでも中に入れて頂けないでしょうか。」とお願いしましたが、受け入れてもらえませんでした。

隣町に住むお母さんは「煙がこちらに来るのが見えます。子どもの命がかかっています。どうか話しを聞いてください」と泣いて訴え、「静岡市で焼却を行うのに何故、静岡市民なのに傍聴さえできないのか」と叫ぶ人の声が飛び交いました。

その後公民館から自治会長が出てきて『貴方たちを入れる事はできない』と怒鳴り奥に消えていきました。

 

残された私たちで、市の方を問い詰めると【近々、市長の記者会見があり、18日から瓦礫を受け入れ本焼却を始める】ということをポロッと口にし、その時説明会ではなく決定事項を報告しにきたのだと分かりました。

 

開始から30分程で話し合いは終わり地元の人、数名が出てきました。

出てきた人に話を聞いて欲しいと訴え「実際に静岡が受け入れいる予定の瓦礫を焼却した一関では、有害物質の六価クロムは五倍出たと伝えたら『俺は別に構わない』『貴方の言うそれは何マイクロなんですか?』と言われました。

このレベルの人達だけで話しをし、聞いて納得していたと思うと絶望しました。

 

会長は『今日は話す気はない』と言い帰っていきました。

その後、私たちが市役所の方に向かって思いを訴えました。

・市長と市民の対話がないまま本焼却が強制的に始まろうとしている。現にこれだけの反対や不安に思っている人が集まっているのだから、以前に静岡市が行った説明会という名目の一方的な講演会ではなく、しっかり話せる場を設けて欲しい。

情報をHPや新聞だけだと見れる人が限られてしまうので、広報等あらゆる手段でしっかりと静岡市民に周知するべきだ。

しかし市役所の方に誠意は一切見られず、本当に市長の代理できたのかと疑いたくなるような態度でした。

その結果『市長の代理で来たので自分に決定権は一切ない。話し合いの場を設けることや他の町村での説明会を開くという約束はできない。その話はしっかりと上にあげます。』ということでした。

 

静岡市では地元の住民以外の対話は一切ないまま、市長が説明をすることなく本焼却が強制的に行われようとしています。

そしてそれ以前に【誠意も見られず不信感しか与えられなかった市長や市の対応そのものに問題がある】と考えます。

静岡県内では静岡市・島田市・浜松市・裾野市の4市で18日から本焼却が始まろうとしています。

今、静岡市で実際に起こっているリアルな声を全国の皆様に聞いて頂きたく記載させていただきました。

 

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「震災ガレキ市民サミット in 静岡」

期  日 2012年10月13日(土)  開  場 13:00〜
第 1 部 《全国震災がれき状況報告》 13:20〜15:00
         田尻 繁 氏 [富山議員がれき調査団(市民参加)]

第 2 部 《静岡県内震災がれき状況報告》 15:10〜16:40
     ①浜松市 ②島田市 ③静岡市 ④富士市 ⑤裾野市
第 3 部 《交流会》 17:30〜19:00
会  場 静岡労政会館     (静岡市葵区黒金町5-1)
参 加 料 500円
総合アドバイザー 青木 泰 氏 [環境ジャーナリスト]
http://gomigoshi.at.webry.info/
主  催 震災がれき市民サミット実行委員会

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 ヘレン・カルディコット博士の医師&専門家向けセミナー受付状況

 京都は会場変更⇒京都府中小企業会館。要確認。東京も会場変更予定。

 ☆11/18(日)東京医師&専門家向けセミナー 9時半から15時半(受付9時より) 定員140席予定

 開催場所  東京・御茶ノ水にある会場に変更調整中。(来週前半に詳細場所を出します。)

  

 申し込みが定員を大きく上回り、51人の方が、ウェイティング。全部で111人の申し込み。会場変更の作業を継続。御茶ノ水で折衝しています。140人規模の会場。詳細は、来週にお伝えします。その場合も申し込み順の対応になりますので、参加希望の方は、申し込み手続きは、今から、早めに行って下さい。なお、すでに申し込み済みの方は、会場変更になりました場合は、その旨は、ご了解ください。

  

 

 

☆11/25(日)京都医師&専門家向けセミナー 9時半から15時半(受付9時より) 定員120席

 

  
開催場所  京都府中小企業会館   京都市右京区西院東中水町17番地(西大路五条下ル東側)

 

  京都は、会場を変更しました。現在77人申込みの為、残席は43席となります。 

 

 セミナーの受け付けは→http://www.frcsrus.org/japan「みんなのカルテ」(主催)のトップページより。詳細内容も上記参照下さい。医療関係者優先ではありますが、意識のある一般の方の参加は歓迎いたします。

  このページの真ん中にある<参加申し込みはこちらから>をクリックしてください。

 

 ヘレン・カルディコット博士の一般向け講演会。申込み受付日時は事前にお知らせいたしますので、その場合は申込み先着順になります。お早目にお申し込みください。来週以降の予定となります。

 

 

 

 
11/17(土)東京講演 19時から21時 (開場18時)  成城ホール  定員390席
 
11/23(祝・金)徳島講演 18時半から20時半 (開場18時) 徳島県郷土文化会館 定員300席
 
11/24(土)岡山講演 14時から16時 (開場13時半)  岡山市勤労者福祉センター 定員300席
 
11/25(日)京都講演 18時半から20時半 (開場18時)  ひと・まち交流館京都 定員300席