「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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「放射線は、染色体の切断を引き起こし得ます。」カルディコット博士、11/21大阪市会見。

2012-10-31 05:43:23 | 福島第一原発と放射能
 
 ヘレン・カルディコット博士は、いろんな形で、この日本の被曝状況に、直面したいと話しています。11月21日に、大阪市で、被曝についての懸念を伝える記者会見も彼女は考えています。今、いろんな形で放射能、被曝の問題に、日本人が直面していることに、彼女の懸念は強くなっています。また、彼女は、是非橋下市長にもお会いして、専門的知見をわずかでも橋下市長にお伝えしたいと切望しています。
 
彼女が主著"Nuclear Power is Not the Answer"から、「放射線と人間の生殖」について書かれた章よりの、抜粋翻訳です(翻訳協力者に感謝!)。
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RADIATION AND HUMAN REPRODUCTION 「放射線と人間の生殖」より----

The characteristics of dominant and recessive genes are well
demonstrated by eye coloring: Brown-eyed genes are dominant
and blue-eyed genes are recessive.

優性遺伝子と劣性遺伝子の特徴は、目の色によく表れています。
茶色の目の遺伝子は優性で、青い目の遺伝子は劣性です。

The same holds true for many inherited diseases. Cystic fibrosis
(CF), the most common lethal genetic disease of childhood, is inherited
as a recessive gene.

同じことが、多くの遺伝性疾患にあてはまります。
幼児期において最も一般的な致死性遺伝病である、嚢胞性線維症(CF)は、
劣性遺伝子として遺伝します。

All people carry recessive genes for disease, but not until a person
mates with another carrier of one of their abnormal genes can
a baby be born manifesting this disease. The majority of these abnormal
genes have been caused by mutations in the distant past—
usually by background radiation, although some new mutations do
arise spontaneously.

全ての人間が、病気の劣性遺伝子を保有していますが、
それらの異常な遺伝子の一つを持つ、もう一人のキャリアと連れ合うまでは、
赤ん坊がこの病気を現し誕生することはありえません。
これらの異常な遺伝子の大部分は、遠い過去における突然変異――通常は
自然放射線による突然変異――によってもたらされました。
しかし、新しい突然変異には自然発症的に起こるものもあります。

The seminal work on radiation and genetics was performed in
1927 by Dr. H.J. Muller, who irradiated drosophila fruit flies. Because
these flies reproduce very rapidly, Muller could observe the
effects on hundreds of generations within a short space of time.
For instance, a radiation-induced dominant mutation that caused a
crooked wing would be passed down through many generations of
fruit flies.

放射線と遺伝学についての有力な研究は、1927年、H.J. Muller博士によりなされました。
博士はショウジョウバエに放射線を照射しました。
これらのハエは、非常に速く繁殖するため、博士は短期間に、
数百世代への影響を観察することができました。
例えば、曲がり翅を引き起こす、放射線による優性変異は、
ショウジョウバエの多くの世代を通じて受け継がれます。

There is a total of 16,604 genetically inherited
diseases now described in the literature.

現在、文献には合計16,604の遺伝性疾患が記載されています。

Apart from genetic mutations, radiation can cause
breaks in chromosomes, which can cause a baby to be born with
Down’s syndrome or some other serious mental or physical disorders.

遺伝子突然変異とは別に、放射線は、染色体の切断を引き起こし得ます。それにより、赤ん坊が、ダウン症候群や、ほかの重い心身の障害を持って生まれることがあり得ます。

A normal fetus with fully functioning genes and chromosomes
can also be damaged by external radiation exposure or if a radioactive
element crosses the placenta and lodges in the fetus, killing a
particular cell that would later form the septum of the heart, the
right half of the brain, or the left arm, for example.
外部放射線被ばくを受けると、または放射性元素が胎盤を通過し胎児に入ると、
のちに心臓中隔、脳の右半球、左腕を形成する細胞といった特定の細胞が破壊され、
遺伝子と染色体が完全に機能している正常な胎児でも、損傷されることがあり得ます。
 
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ヘレン・カルディコット博士の医師&専門家向けセミナー

東京は残席が5席です。
11/18(日)東京医師&専門家向けセミナー 9時半から15時半(受付9時より)
中央大学駿河台記念館 東京都千代田区神田駿河台3-11-5(JR御茶ノ水駅徒歩3分)
 
11/25(日)京都医師&専門家向けセミナー 9時半から15時半(受付9時より)
京都府中小企業会館   京都市右京区西院東中水町17番地(西大路五条下ル東側)

残席は、両会場とも、かなり少なくなっています。セミナーの受け付けはhttp://www.frcsrus.org/japan「みんなのカルテ」(主催)でご確認下さい。

医療関係者優先ではありますが、意識のある一般の方の参加は歓迎いたします。


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ヘレン・カルディコット博士 一般講演 東京・徳島・岡山・京都 →東京講演受付終了。京都と岡山も8割近いお申込みとなっています。お急ぎください。
受付方法など詳細→ http://www.frcsrus.org/japan「みんなのカルテ」(主催)でご参照ください。

注意*参加会場によってお申込み方法が異なります。*定員になり次第、受付終了となります。*ご利用にならないお席を予備で確保されるのは他のお客様の御迷惑となりますので、ご遠慮ください。*お振込みの際の手数料はご負担ください。*追加講演は、博士のご都合でありませんので、ご了解ください。*申し込みの名前・住所と、送金の際の名前・住所が違っていて、事務局からメールしても電話しても連絡がとれない方が数名いらっしゃいます。振込から1週間経過しても入金確認のメールが届かない場合は、各々の事務局までお問い合わせください。*携帯メールでメールの受け取り設定をご確認ください。返信メールが届かない場合があります。

11/17(土)東京一般講演 →受付を終了

11/23(金・祝)徳島一般講演 

日時:11月23日(金・祝) 開場:18:00  開演:18:30 終了予定:20:30
会場: あわぎんホール(郷土文化会館)4F大会議室 徳島市藍場町2丁目14番地

11/24(土)岡山一般講演 

日時:11月24日(土) 開場:13:30  開演:14:00 終了予定:16:00
会場:岡山市勤労者福祉センター (体育集会室)   岡山市北区春日町5-6 

11/25(日)京都一般講演 

日時:11月25日(日)  開場:18:00 開演:18:30 終了予定:20:30
場所:ひと・まち交流館 京都(大会議室)
 京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1 (河原町五条下る東側)

 

 

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【11/11(日)午前 木下黄太 講演 IN 松本】

「松本は、長野は大丈夫!?! 行路を定めるための今。」

1部:講演。2部:共有したい情報の提供と、それに対する木下見解。 3部:質疑応答(時間に余裕がある場合)

 

日時:11月11日(日) 午前9時15分受付 午前9時半から午前11時半

 

場所:大手公民館  長野県松本市大手3丁目8−1 北松本から徒歩約12分。

 

定員:先着100名 参加費:800円

 

申し込み方法:下記の必要事項を申し込み先へお送りください。追って受付完了のメールをお送りします。

 

2日間経っても返信が無い場合、不着の可能性がありますので、再度ご連絡頂けますよう、お願いします。

 

申し込み必要事項:参加者氏名(ふりがな)、連絡先(電話番号・メールアドレス)。

 

申し込み先:matsumoto_houshanou@yahoo.co.jp 「松本放射能を考える会」

託児は受付終了です。

 

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【11/11(日)午後 木下黄太講演 IN 甲府】 

「甲府の今とこれから~放射能防御の観点から」

 

 首都圏からの通勤も可能な距離でありながら、比較的土壌汚染の低かった甲府盆地は、311以降、放射能を避けての疎開者が増えています。今後、被曝による健康被害が顕著になればさらなる増加も予想されます。そのなかでどういった問題が立ちあがってくるのか、甲府で放射能防御活動を続けていく上で何に留意したらよいのか、あるいはそもそも甲府の汚染はどのレベルと捉えたらよいのか……。東日本のひとつの「最前線」となるであろう甲府の近い将来について、大きなヒントをいただける機会になると思います。

 


日時:11月11日(日)午後2時開場  2時半開演  4時半終了

場所:山梨県甲府市東公民館 甲府市和戸町955-1

(当日は別団体の利用もあるため駐車場が大変混み合うことが予想されます。お連れの方はできる限りお乗り合わせでお願い致します。)

定員:80名

参加費:800円(中学生以下無料)

保育:なし(授乳室およびキッズスペースをご用意します。)

★必要事項を記入の上、下記のメールアドレスへお申込みください。

「甲府 放射能について考える会」kinoshitakofu@gmail.com

 

必要事項:氏名、連絡先(電話番号とメールアドレス)、お子様連れの方は人数と年齢


※数日中に返信のない場合は、迷惑メールに振り分けられていないか、携帯電話の方はPCからのメールをはじく設定になっていないか等をご確認いただき、改めてご連絡ください。

 

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【11/16(金)夜 木下黄太 講演 IN 目黒】

 

 3.11から1年7ヶ月、首都圏では、3.11以前と同じように普段の生活に戻っている方が多いと思います。
 しかし、首都圏はチェルノブイリでは、放射線管理地域にあたりますし、ホットスポットと呼ばれる場所は、強制移住地域に相当する場所もあるのです。
 そんな被曝危険地帯に、このまま居続けて、本当に大丈夫なのでしょうか?
その問いに答えるべく、「関東からの移住を呼びかけている」木下黄太氏に、関東の放射能による汚染状況や健康被害の現状をお聞きしながら、質疑応答も交えて、話して頂こうと思います。

 

  今回は、ヘレン・カルディコット博士の来日講演直前の東京講演です。
ぜひ、この機会をお見逃しなく!!

 開催日時
2012年11月16日(金) 18:30~20:45(開場18:00)

 会 場
目黒区 中小企業センターホール (区民センターの目の前の1Fです)
目黒2-4-36
JR目黒駅徒歩12分
地図→ http://yahoo.jp/f_aGvQ
参加費:900円(事前申し込み)

 ※こくちーずで予約して振込になります。(1人1名ずつでのお申込みです)
 ご予約後、5営業日(銀行営業日)以内に、お振込をしてください。
 お振込完了後、この目黒講演会のお申込みが完了となります。

 

※お振込後の返金は承っておりませんので、ご了承くださいませ。
 当日、振込伝票(控え)をご持参ください、領収証に代えさせて頂きます。
  ネット振込の方は、画面もしくは、振込画面の印刷にて確認致します。

 お申込み→http://kokucheese.com/event/index/58029/

 定員:350名(先着順)
   当日全席自由
主催:木下黄太氏☆目黒講演会プロジェクト
お問い合わせ:1116.meguro@gmail.com (浅川)

 


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