「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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チェルノブイリ事故25年後のベルギー、私の身近でおきている甲状腺異常、白血病、奇形。旭川講演は明日。

2013-10-03 09:26:52 | 福島第一原発と放射能

 新しい話で、貯蔵タンクから、また高濃度汚染水が漏れています。こんどは200,000Bq/Lのβ線核種があるそうです。なんとかタイマーみたいなレベルでしか、この現場は進行できないのでしょうか。日々、危険は高まるだけです。明るい話は何もありません。

そうした中で、明日の夜は旭川講演になります。北海道講演は、おおよそ1年近く前になります。きのうから、札幌にいて、気になっていることも多いですし、はっきり言って、防備すべき土地なのに(特に魚介類)、意識の緩みの様なものが気になっている感覚です。こうしたこともお話したいと考えています。

【10/4(金)木下黄太講演会 IN 旭川】

18時開場 18時30分開演・終了21時

場所:旭川市建設労働者福祉センター(愛称/サン・アザレア)3F  旭川市5条通り4丁目  

前売り/1000円  当日/1200円

*旭川講演の前売りチケットは住所・氏名・電話番号を明記の上、下記のメール宛に予約で、当日「前売り」扱いで清算。

予約メールアドレス⇒⇒⇒ ezonokurohune@yahoo.co.jp

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 ベルギーはチェルノブイリ由来の放射能汚染程度は必ずしも高くはありませんが、それでも現在でも、セシウムが濃縮しやすいブルーベリージャムなどで、63Bq/kgの検出例があるなど、土壌汚染は確実に存在するエリアです。それでも東京多摩地域よりも、汚染程度は低い位の場所が多いと思います。

もちろん数千キロはチェルノブイリから離れているベルギーに長年住んでいる日本人女性、現在、彼女の身のまわりで、これがおきている現実です。

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 いつも有り難うございます。私は10代の頃より30年ベルギーに住んでいます。勿論チェルノブイリの時はベルギーに居ました。 当時政府はベルギーの空の上はドーナッツ状態になっていて放射能の心配は全くないと言っていました。ですから誰も心配していませんでした。 

 現在の状態は、ひどいものです。仕事場には100人程の人間が居ますので、わかりやすいのですが、私が知っているだけでも5人の甲状腺異常、その家族までいきますと体のくっついた双子の胎児、子どもの甲状腺がん、配偶者の突然の白血病。実は主人も同僚なのですが5月に甲状腺が異常がみつかり疲れ、不静脈がひどく、医者との予約もあまりに患者が多くて数ヶ月待ちなのです。エコーの結果癌ではないらしいので、すぐには見てもらえません。それほど患者が多いのです。 ベルギーとチェルノブイリという距離を考えて頂ければ、どれだけ遠くまで被害がでるかをわかって頂けると思います。

 そしてお友達でブルガリアに住んでいた人から聴いたのですが、チェルノの後今まで高級品であったはずの肉が急に安くスーパーで買えるようになり、皆飛びついて買ったそうです。彼女は肉嫌いなので食べませんでしたが、その後沢山周りで若くして死んで行く人が増えたそうです。

 東京は福島から250キロ離れているから安全なんて世界にむかって言ってしまった首相。私の周りでは首相のオリンピックのプレゼンテーションを聞くまで、(福島と東京が)そんなに近いとは知らなかった人が多いのです。チェルノ500キロ地域から、逃げてきている人たちが沢山居るのですから。

このような事はご存知とは思いますが、お話をさせて頂きました。そして、どうぞどうぞご自愛くださいませ。

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 放射性物質の影響は、チェルノブイリ事故では思っているよりも広範囲に出ています。今回の福島でのケースが、高濃度に一定範囲内に降下したすれば(それでも南東北と関東全域から、甲信越の一部)、ヨーロッパ全域に広がるまでに拡散したのがチェルノブイリ事故です。

 その中でも、高濃度汚染をしていないエリアでも、一定の年月日の経過とともに、思わぬ事象が身近でおきていることに、気がつく人は気がつくということです。勿論、これよりも汚染程度が高いエリアであれば、より顕著な事象が目に見えておきてきます。日本だけ、そうしたことから、免れる術など何もありませんし、何回も書いていますが、日本で高濃度に汚染のある地域の人口規模は多すぎます。ベルギーの数倍の汚染程度で考えたら、5000万人近くが被曝し続けているのが、日本の惨状です。何を嘘をついても現実は少しも変りません。合掌。

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 明後日土曜日は札幌! 【10/5(土)木下黄太&野呂美加 ジョイント講演会IN 札幌 】

場所:佐藤水産文化ホール   座席数:140席

札幌市中央区北4条西3丁目 交洋ビル3階 

*札幌駅南口、ロータリー正面(南口から2分)

時間:13時開場  13時30分開演・終了16時30分

*14時30分頃より野呂さんが入り、一時間程度は野呂さんがいる状態です。

   前売り/1500円  当日/1700円

 *札幌講演会の前売りチケットは、住所・氏名・電話番号を明記の上、

下記のメール宛にご予約いただくと、当日受付にて「前売り」扱いで清算いただけます。 

  予約メールアドレス⇒⇒⇒ junko@concierge-junko.com

  ★両会場とも、託児室はご用意しておりません。両会場とも主催は『蝦夷の黒船』


今週日曜! 【10/6(日)木下黄太講演会 IN 函館】 

   『放射能健康被害の現状と対策』 

  14:00~16:00 

  会場:北海道教育大学函館校7号館第14講義室(函館市八幡町1-2)

  資料代:500円 

 ※事前申込の必要なし。主催「道南内部被曝を学ぶ会」 090-8265-4658 

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3日間で250枚購入申込済となり、残り50枚 。 必要な方はお急ぎ下さい。

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申込後、直ちに自動返信メールで振込先等を案内します。 

キャンセル分も含めネット販売は之で終了予定です(,体制を継続できないため)。
なお、問い合わせは、問い合わせ欄やメールを基本にして下さい。なお運営側の個人宅への電話を、たいした意味なくかけ続けている人がいますが、コールセンターでないから、そうした対応はできません。社会常識はないのでしょうか?