事故の影響は長く続き、住民の間では帰還や移住を決断する人、当面は避難生活を続ける人と対応が分かれている。
国は全員の帰還を目指す方針を改め、各地に相談員を配置し、線量計の使い方や、低線量被ばくによる健康への影響、被ばくの低減策などについてアドバイスし、住民に今後の対応を決める材料を提供する。だが、早期帰還を強いられるのではという懸念は根強い。
相談員には、地元の医師や保健師、自治体職員OBらが想定されるが、相談内容は広く、専門的な知識も要求される。こうした人材は多くないため、国は相談員を支援することを決め拠点を福島県内に設ける。
環境省は三月、支援業務を請け負う団体を決める入札を価格評価と技術力評価を組み合わせた総合評価方式で実施。二者による入札の結果、原子力安全研究協会が七千四百万円で落札した。(後略)
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放射線に対する安全セミナーをやっていたり、ベトナムでの原発推進に関しても、シンポジウム報告があり、この団体がどのような立場であるのかは議論の余地はないと思います。
またこうした話に関して入札が二つしかない時点で、ほとんど手の出す団体がない中であること。そして、そのなかであからさまに原発推進側が、避難している人の相談員という存在に対して、意識的に誘導可能な立場に立つことを、容認しているのが環境省という役所のやり方ということです。
でも、更に遠い立場から眺めると、原発事故の避難者のケアをする人々が、原発推進サイドの人間である国なのが日本ということです。
原発は大丈夫、放射線は大丈夫、そう言い張る立場でしかない団体が、避難者のケアをする人々の研修団体となる大きな矛盾。
まともな意識があれば、自分たちがこうした立場になろうとはしません。
国とこういう団体の中で、あからさま繋がりが見えてくるだけで、お約束がはっきりと浮かんできます。
ここまで狂った話が平然と横行している国に、われわれは生きていることだけは、再確認しておきます。
救いはまたしてもありえません。
岡山の講演会に多くの方が来て頂きました。ご感想を伝えておきます。
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読みたい方は⇒http://www.hoshanobogyo.com/
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GW中に愛知県一宮市、名古屋市でお話会を連続して開催することとなりました。参加人数の残り枠がそれぞれ20人程度と少ないため、お早めに申込み下さい。人数が少ないと時間を取って話せると思いますし、皆さんとのきちんとした対話が可能だと考えています。
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申込み受付は本日から。
【5/2(金) 愛知・一宮 お話会】
http://kokucheese.com/event/index/167498/
5月02日(13:00~16:30)
場所 一宮駅ビル(i ビル)3階 市民活動支援センター内 会議室
(愛知県一宮市栄3−1−2 )
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メルマガ読者の先行予約などで、すでに三分の一が埋まっています。
【5/3(土) 名古屋 お話会】
http://kokucheese.com/event/index/166839/
5月03日(午後1時受付開始 午後1時20分開始 午後3時30分終了)
場所 イーブルなごや 第7研修室 (名城線「東別院」下車徒歩3分)
(〒460-0015 愛知県名古屋市中区大井町7番25号)