京都大学は、組織として大丈夫なのかという感覚が、この前の火災対応などを通じて、かなり強くなっているので、この事案についても書いておきます。
きのうは薬学部で実験中に爆発があり、ぼや騒ぎになったそうです。消防が現場へ緊急対応はしています。
実験中の爆発で、しかも小規模なものです。放射能は関係ありません。
実験していた大学院生が軽いけがということです。
なんというか、毎月のようにこうした状況がおきていることは、ただの偶然と彼らは言うかもしれませんが、僕はそうは思えません。
組織全体が根本的になにか弛んでいるのではないのかという疑いを拭えない状態と思うべきです。
前回の放射能火災で立ち上がった住民連絡会との申し入れ回答を見ていても、前に書いたとおりに、「意識の緩さ」が随所に垣間見える内容でした(なお、新たな回答が京大側から連絡会に届いているとは聞いています)。
普通はああした騒ぎを起こした後は、大学構内での実験環境に対して細心の注意を払うように、学内で強く警告をすべき状態と思いますが、おそらくはそうした基本的対応が不十分な可能性が、考えられると思っています。
学内関係者からも、そうした懸念は聞いていました。
今回の小規模な爆発事故は、こういう懸念を裏付ける事態と思います。
これが西日本でトップであると言われている京都大学が、このレベルの危機管理能力しかないとしたら、日本の可能性はどんどん縮小していることを示唆する話であるとも、僕は感じています。
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