被爆国のみである時までは、一方的な放射能被害国としての矜持もあっただろうと思われる日本。
しかし、今回の福島原発事故で被曝国となってからは、どこまでも一方向に下落している事だけは、間違いありません。
私は、関心がないのでオリンピックを何も見ていません。
現行のオリンピックの拝金主義は通常の範囲を大きく超えていて、こんなものを積極的に見て加担すること自体が、品性下劣な話と思っているからです。
ところが僕の想定を更に上回る話が聞こえてきました。
この閉会式で、安倍総理大臣は、ファミコンゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のキャラクター「マリオ」になって登場したそうです。
そして、こんな馬鹿げた演出を絶賛する人々が多数いるようです。メディアも含めて。
この国は、まともな常識がある人間が存在しているのかということを強く疑うしかありません。
前回のロンドン五輪の時は、音楽の祭典のようなことにはなりましたが、政治家がそんな演出はしていません。
オリンピックの本質は、巨額の予算を使い、多くの問題が深刻化しているイベントにすぎません。
そうしたことについて、本当はきちんと客観的に考えなくてはいけない話です。
しかも、オリンピックの開催は、基本は都市の開催。
リオデジャネイロ⇒東京にオリンピックのバトンは渡されているだけで、国は話の中心ではありませんし、首相はサブでしかありません。
それが、マリオに扮装して登場する感覚。
アンダーコントロールと、放射能の海への拡散で平然と嘘を世界に言い続けた安倍氏が、こうしたゲームキャラクターでオリンピック閉会式に登場する判断が為される状態。
こんな感じで、4年後に汚染メトロポリタンで開催されるオリンピックに、何一つ期待する感覚が僕には存在しません。
下劣です。
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