景気が拡大し、雇用情勢も改善してきたのに、リストラを実施する企業が後を絶ちません。なんとなく釈然としない、不思議な気がしますね。
これまで日本企業の特質と言われてきた終身雇用制度は完全に崩壊したのでしょうか?ガイドなりに解説してみたいと思います。
リストラは不況期に始まった
バブル崩壊後の平成不況期に3つの過剰(雇用、設備、債務)が指摘され、事業の再構築を断行する企業が相次ぎました。これがリストラと言われるものです。過剰設備を廃棄した結果、その設備で仕事をしていた人々が職を失う一方、そこから生まれた設備費と人件費の余剰を原資に、会社は過剰債務(借金)を返済しました。この時から、終身雇用制は実質的に崩壊したと言われています。それだけバブル崩壊のインパクトは大きかったのでしょう。
景気は好景気と不景気との間をぐるぐると循環する性質を持っています。不景気であっても、じっと我慢していればやがて景気が回復し、販売や生産が盛り上がってきます。景気が回復した時に社内に働き手がいなければ、企業は販売や生産を行なうことができません。そのため、不景気であっても安易に従業員を削減せず、仕事が無くとも社内に抱え込んでおきます。これを雇用保蔵と言います。
余剰人員を抱えることで、企業は人件費負担が増えますが、国の金銭的支援(雇用調整助成金など)もあって、これまでは何とか持ちこたえてきました。
しかし最近は、このような雇用維持の考え方が見直されつつあります。
景気循環ではなく、構造的な問題が背景にあるからです。
好景気でもリストラが!どうして?対象者は?
これまで日本企業の特質と言われてきた終身雇用制度は完全に崩壊したのでしょうか?ガイドなりに解説してみたいと思います。
リストラは不況期に始まった
バブル崩壊後の平成不況期に3つの過剰(雇用、設備、債務)が指摘され、事業の再構築を断行する企業が相次ぎました。これがリストラと言われるものです。過剰設備を廃棄した結果、その設備で仕事をしていた人々が職を失う一方、そこから生まれた設備費と人件費の余剰を原資に、会社は過剰債務(借金)を返済しました。この時から、終身雇用制は実質的に崩壊したと言われています。それだけバブル崩壊のインパクトは大きかったのでしょう。
景気は好景気と不景気との間をぐるぐると循環する性質を持っています。不景気であっても、じっと我慢していればやがて景気が回復し、販売や生産が盛り上がってきます。景気が回復した時に社内に働き手がいなければ、企業は販売や生産を行なうことができません。そのため、不景気であっても安易に従業員を削減せず、仕事が無くとも社内に抱え込んでおきます。これを雇用保蔵と言います。
余剰人員を抱えることで、企業は人件費負担が増えますが、国の金銭的支援(雇用調整助成金など)もあって、これまでは何とか持ちこたえてきました。
しかし最近は、このような雇用維持の考え方が見直されつつあります。
景気循環ではなく、構造的な問題が背景にあるからです。
好景気でもリストラが!どうして?対象者は?