偶数月の15日は年金支給日です。
働いていたころは、あまり気にしない年金支給日でした。
今では待ち遠しくも感じます。
自分が年金支給(60歳)さる年齢になって、13年なりました。
それまで、なんでこんなに掛け金が高いのだろうと若き日を思い出します。
60歳になっても、その後5年経てもかなりハードに働いていました。
山坂もあり、平坦な部分もあったのも事実です。
ある時、仕事上で辛い想いをして退職も考えたこともあります。
そんなことで大腸炎で入院も2度ほどありました。
病院の先生は、精神的過労が重なったのでしょうとの診断でした。
そんな坂道(凹)を感じた時に「散懐」(さんかい)という書を手にしました・・・。
書道、篆刻(てんこく)に良く使われる「散懐」です。
書道展で入選し、ある著名な先生よりコメントとこの書をいただきました。
最初は意味も分からずにいましたが、調べてみるとその時の私の心情にピッタリでした。
「散懐」・・・。
いろいろな解釈はあるようですが、「邪念を振り払って心を晴れやかにする」とか、「眠っている思いや表現を、おもいきって表にさらけ出そう!」と言うことです。
どちらの解釈も分かるような気がいたします。
ブログでご紹介している内容は、ほとんどが良い場面などしかアップしていません。
実際はその逆が多くあります。
ある方から、お礼のハガキをいただきました。
添え書きには、「優雅な生活、うらやましい限りです」とありました。
そう思われても致し方が無いかもしれません。
静かな湖面で優雅な白鳥がいますが、水面下の足はバタバタと動かしているのと同様です。
これも自分が選んで、行動した結果だと思います。
また、それが出来る環境だったのも事実です。
若き日(50数年前)には単身渡米(一年ちょっと)もいたしまし、ベルリンの壁崩壊直後に東ドイツにも向かいました。
遊びもスキューバーダイビングや登山、水泳、木工や競技ダンスなどにも夢中になりました。
60歳定年(年金受給スタート)で、次はある団体の役員(64歳で国民年金支給)、65歳から73歳まで企業でアドバイザーとしてお手伝いいたしました。
どの立場でも、全力で向き合ってきました。
「嘉日」玄関にはこの額装を飾っています。
現在の天皇陛下が皇太子時代に書道をお教しえした桑原翠邦先生(東宮御所書道御進講)の書です。
我が家の家宝にもなります。
ダンスもパートナーは女房で、もう25年近く愛好しています。
試合はコロナ禍でほとんど中止になりました。
ダンススタジオです。
昨日はある大きなパーティーでこの先生とデモンストレーションで踊りました。
この先生と踊りをご披露いたします。
数日前の練習で最初から曲をかけて踊りました。
一発でOKサインです。
73歳になっても、その行動力などは変わりません。
先生も完璧ですと喜んでいました。(他の先生方にも良いコメントがいただけました)
母親も白寿(99歳)になり、施設にお世話になっています。
先日は施設料の支払いに行ってきました。
最近は母を見るのも辛くなっています。
会話や笑顔も少なくなってきました。
道志村での別荘暮らしやダンスも優雅に思われている一因なのでしょう。
前述しましたが、年金も60歳からで定年後も13年間で73歳まで働けました。
そのおかげで、現在があるのかも知れません。
これも自分が、こうしたい、そうしたいとのイメージで行動したからだと自分なりにつぶやいています。
さて、これから日記を付けます。
日記には飾りなくリアルな言葉で付けています。
いづれにしても、与えられた環境や健康に感謝しています。
Hiro