[家づくり] ブログ村キーワード
1 塗装
この木組みの家の木部は、一切塗装しないことにしていた。
下見板の外壁も防腐材も何も塗らない。
人はペンキを塗れば長もちするし、キレイだと言うが、
何も塗らなくても、そんなに早く傷むものでもないし、
自然の木肌そのものの変化を楽しみたい。
木製の建具も塗らない。
ただ、床板と水まわりの木壁だけはどうするのか迷っていた。
いつも身体がさわる部分や水がかかる部分は、どうしても汚れてシミがつく。
妻は、以前から台所の床は、必ず塗装して欲しいと言っていたので、
床板と水まわりは塗装することにした。
塗料は環境にやさしく安全と言われる植物性オイルを選ぶ。
いつも木工品に塗るエゴマオイルも一部壁に塗ることにしたが、
床板はR社とO社のオイルを使ってみることにした。
塗料に使う植物油は乾性油と言われる。
空気に触れれば、乾燥する油である。
サラダ油やゴマ油はいつまで経っても、ネバネバしていて、乾くことはないが、
エゴマ油やアマニ油、ヒマワリ油などは乾く。
またこれらは、木材の表面に膜を作らずに材の中へ浸透して固化するので、
材木が呼吸をすることができる と言われている。
塗料がニスのようにはげおちることもなく、古くなってくれば、
また塗れば元のようにキレイになるというスグレモノだ。
合成樹脂のニスやペンキに較べれば少し値が張るが、
ハケ伸びが良いので使用量が少なくて済む。
何よりも塗っている時やその後も、あのイヤな有機溶剤のにおいがないのが良い。
妻と二人で塗ると早い。日をあけて台所の床板は3回塗り。その他は2回塗り。
寝室の床(ヒノキ)とロフトの床(スギ)は、
比較するために、塗らずおいておいた。
トイレと洗面所の壁は、エゴマ油を2回塗りした。
O社のは粘度が高く少し塗りづらく、乾いた表面が滑り易い。
R社のは、とても塗り易く、仕上がり表面も良好。
エゴマは、少し塗りづらく、乾燥が遅い。
作業時間 2008年4月中旬~下旬
所要日数 2人で延べ1日
2 壁紙貼り
押入れと階段下収納の壁は、いつも目につかないので、
安く仕上るために、石こうボードを貼った。
この上へ、壁紙を貼る。
壁紙はノリ付きでない方が、健康に良いようなので、コットン紙とノリを別買いした。
押入れは、無地、階段下収納は見えないところのオシャレで、樹模様にした。
押入れを先にするが、慣れないので、うまく貼れない。
シワもうまく伸びない。壁際のカットがイジイジとなってうまく切れない。
収納の方は、少し慣れてきてうまく貼れるようになる。
収納の奥に入って作業をしていると、妙に気持ちが落ち着く。
樹模様のためか。壁紙を貼ると、壁がとてもグレードアップした。
作業期間 2008年5月31日~6月1日
所要日数 2日
3 障子貼り
寝室と居間の障子仕切り戸へ、妻と一緒に障子を貼る。
桟木で中央に菱形を作っているが、
この菱形の中は、押し葉を封じ込めた障子紙を貼って、
もっとおもしろくしようと。
押し葉は、妻が四つ葉のクローバーを押しておいたものがある。
この四つ葉のクローバーは、
隣のKさんが、妻が育てているクローバーの中から見つけたくれたもの。
クローバーなんかは、道端にいくらでも生えているもので、
育てるものではないと思うのだが
妻はとても好きで、通路の芝を抜いてはそこへ種を撒き、
芽が出ない所へは、小さな苗を移植して、せっせっと育てている。
不思議なほどの肩のいれ様だ。
そうしてその中に生えてきた幸せのクローバーだから、
大事に押し葉にしてある。
これを2枚の障子紙の間に、はさんでのり付けし、障子桟に貼る。
ノリが乾いて障子紙がピンと張ると、とてもキレイな障子戸になった。
夜、後から光が当ると、四つ葉の押し葉が浮き上がって見え、
子供の時見た、廻り灯籠を思いだした。
作業期間 2008年6月1日
所要日数 2,5時間
妻より
四つ葉のクローバーの様子や、障子貼りの様子は、
こちら「妻よりの実況版」もごらんください。
『一人で建てる木組みの家』のこれまでは、
こちらをどうぞ。
1 塗装
この木組みの家の木部は、一切塗装しないことにしていた。
下見板の外壁も防腐材も何も塗らない。
人はペンキを塗れば長もちするし、キレイだと言うが、
何も塗らなくても、そんなに早く傷むものでもないし、
自然の木肌そのものの変化を楽しみたい。
木製の建具も塗らない。
ただ、床板と水まわりの木壁だけはどうするのか迷っていた。
いつも身体がさわる部分や水がかかる部分は、どうしても汚れてシミがつく。
妻は、以前から台所の床は、必ず塗装して欲しいと言っていたので、
床板と水まわりは塗装することにした。
塗料は環境にやさしく安全と言われる植物性オイルを選ぶ。
いつも木工品に塗るエゴマオイルも一部壁に塗ることにしたが、
床板はR社とO社のオイルを使ってみることにした。
塗料に使う植物油は乾性油と言われる。
空気に触れれば、乾燥する油である。
サラダ油やゴマ油はいつまで経っても、ネバネバしていて、乾くことはないが、
エゴマ油やアマニ油、ヒマワリ油などは乾く。
またこれらは、木材の表面に膜を作らずに材の中へ浸透して固化するので、
材木が呼吸をすることができる と言われている。
塗料がニスのようにはげおちることもなく、古くなってくれば、
また塗れば元のようにキレイになるというスグレモノだ。
合成樹脂のニスやペンキに較べれば少し値が張るが、
ハケ伸びが良いので使用量が少なくて済む。
何よりも塗っている時やその後も、あのイヤな有機溶剤のにおいがないのが良い。
妻と二人で塗ると早い。日をあけて台所の床板は3回塗り。その他は2回塗り。
寝室の床(ヒノキ)とロフトの床(スギ)は、
比較するために、塗らずおいておいた。
トイレと洗面所の壁は、エゴマ油を2回塗りした。
O社のは粘度が高く少し塗りづらく、乾いた表面が滑り易い。
R社のは、とても塗り易く、仕上がり表面も良好。
エゴマは、少し塗りづらく、乾燥が遅い。
作業時間 2008年4月中旬~下旬
所要日数 2人で延べ1日
2 壁紙貼り
押入れと階段下収納の壁は、いつも目につかないので、
安く仕上るために、石こうボードを貼った。
この上へ、壁紙を貼る。
壁紙はノリ付きでない方が、健康に良いようなので、コットン紙とノリを別買いした。
押入れは、無地、階段下収納は見えないところのオシャレで、樹模様にした。
押入れを先にするが、慣れないので、うまく貼れない。
シワもうまく伸びない。壁際のカットがイジイジとなってうまく切れない。
収納の方は、少し慣れてきてうまく貼れるようになる。
収納の奥に入って作業をしていると、妙に気持ちが落ち着く。
樹模様のためか。壁紙を貼ると、壁がとてもグレードアップした。
作業期間 2008年5月31日~6月1日
所要日数 2日
3 障子貼り
寝室と居間の障子仕切り戸へ、妻と一緒に障子を貼る。
桟木で中央に菱形を作っているが、
この菱形の中は、押し葉を封じ込めた障子紙を貼って、
もっとおもしろくしようと。
押し葉は、妻が四つ葉のクローバーを押しておいたものがある。
この四つ葉のクローバーは、
隣のKさんが、妻が育てているクローバーの中から見つけたくれたもの。
クローバーなんかは、道端にいくらでも生えているもので、
育てるものではないと思うのだが
妻はとても好きで、通路の芝を抜いてはそこへ種を撒き、
芽が出ない所へは、小さな苗を移植して、せっせっと育てている。
不思議なほどの肩のいれ様だ。
そうしてその中に生えてきた幸せのクローバーだから、
大事に押し葉にしてある。
これを2枚の障子紙の間に、はさんでのり付けし、障子桟に貼る。
ノリが乾いて障子紙がピンと張ると、とてもキレイな障子戸になった。
夜、後から光が当ると、四つ葉の押し葉が浮き上がって見え、
子供の時見た、廻り灯籠を思いだした。
作業期間 2008年6月1日
所要日数 2,5時間
妻より
四つ葉のクローバーの様子や、障子貼りの様子は、
こちら「妻よりの実況版」もごらんください。
『一人で建てる木組みの家』のこれまでは、
こちらをどうぞ。