「さよなら、バースディ」ー荻原 浩ー
↑これ、一気に読めます。面白い
バースディは類人猿ボノボのネーミング。類人猿の言語取得プロジェクトに関わった研究員ふたりが自殺する。本当に自殺だったのか?と疑問を感じた同僚が真偽を解き明かしていく過程が他のミステリーとちょっと一味違う。「見て」いたのはバースディだけ。類人猿からどうやってホントのことを引き出すのか。
荻原さんの小説は「例え」がキラリと光る。
「つくしんぼみたいな(お猿の)人差し指」とか「口をチューリップの形にして」とか「コンセントに似た鼻」・・・など、ふふふと噴出してしまう。
バースディの立ち居振る舞いの細々した描写が愉快で、荻原さんの観察力と根気強さに参りました。
「明日の記憶」以来この作者のきれいなユーモアに惹かれます。
↑これ、一気に読めます。面白い
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バースディは類人猿ボノボのネーミング。類人猿の言語取得プロジェクトに関わった研究員ふたりが自殺する。本当に自殺だったのか?と疑問を感じた同僚が真偽を解き明かしていく過程が他のミステリーとちょっと一味違う。「見て」いたのはバースディだけ。類人猿からどうやってホントのことを引き出すのか。
荻原さんの小説は「例え」がキラリと光る。
「つくしんぼみたいな(お猿の)人差し指」とか「口をチューリップの形にして」とか「コンセントに似た鼻」・・・など、ふふふと噴出してしまう。
バースディの立ち居振る舞いの細々した描写が愉快で、荻原さんの観察力と根気強さに参りました。
「明日の記憶」以来この作者のきれいなユーモアに惹かれます。
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