日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

世代を超えて繋がる絵本

2009年08月02日 | 美術展・本
「ミリオンセラーの絵本原画と世界の絵本画家たち」
          損保ジャパン東郷青児美術館~8/30

こちらの企画展はいわさきちひろ美術館のコレクション展です。

八島太郎さんの作品「あまがさ」これ喉から手が出るほど欲しいと思いました
縦1M位あるでしょうか?心打たれる原画で、笠の青がとてもいい色で
それに繋がる服とズボンと長靴の色彩が雨の湿気を吸って綺麗な
グラデーションを成しています。
ポスターカードがなかったので図録から切り取り額に入れて部屋に飾って
あります。




ミルコ・ハナークの猫です。(鹿の後姿が好きだったが図録になし)
縁取ったような黒くて太いシャープな線に惚れぼれ
(ヤヌシ・グラヒャンスキの猫のお尻の肛門も笑っちゃいますが、今回は
見れず)



ブライアン・ワイルドスミスのリスです。毛並みも素敵ですが木の幹の
色彩が豊か。


他に、あの有名な「手袋」の原画をついに観ました
丁寧で細やかでうっとりする優しさです。
「赤ずきん」のバーナデット・ワッツ、
「花束を運ぶ子どもたち」のケイト・グリーナウェ、
赤羽末吉、瀬川康男、そしてもちろんちひろさんの原画も多数出品されてます。

絵本原画に嵌ってから、絵本をあまり買わなくなってしまいました。
実物の絵画と画集の違い・・・ほどの開きがあります。
(とっくに子どもは成人してるし、暫くは原画だけでいきます)


追記
こちらはうらわ美術館での作品。お気に入りを厳選して1枚だけアップしました。
「ぼく、うまれるよ」たしろちさと作。




コメント

身近な観音さま

2009年08月02日 | 美術展・本
「牧島如鳩展」三鷹市民ギャラリー~8/23

まず、初めに・・・私は宗教画は苦手です
ですが、いつも読ませていただいて思いがけない”いいモノ”との
出会いを提示してくださるあるブロガーさんの紹介記事を読んで
乗り気半分で出かけてみたのです(近くなければ行かなかった

画像を観て、「関心ないワ」と思う方が大勢だと思いますが・・・
本物が凄いのです
敢えて、カラー刷りの凄い見事な作品はアップしませんでした。先入観が
邪魔しますので・・。
実際、私も企画展ポスターを時々目にして「今回はパス!」と決めて
ましたから。
これまで、こういう類の絵画は関心薄くササーっと流してましたが、
牧島如鳩(まきしまにょきゅう)の絵画の前では足が止まり、
眼が点となり、やがて真綿に包まれるような心地が訪れます。
おや?これまで触れた宗教画とは違うな、と感じたと同時にずんずん
気持ちよく如鳩に惹きこまれていきます。
(下の↓3枚の画像は一つの作品を上から3/1づつアップしてます)




画像は「龍ヶ澤弁大才天象 1965」。これ、よくみると面白いですよ。
弁才天がより位の高い如来や明王を従えて美しく楚々として、
周りの如来や明王の体や表情が可愛いんですよね



↑こちらは上の「龍ヶ澤大弁才天象」の1作目で1951年に制作されてます。
やはり、天女の所作に茶目っ気を感じます。

アップしてませんが「魚藍観音象」は驚くほど妖艶です

牧島如鳩はハリスト正教の聖職者で,且つイコン画を描き仏画を描き
やがて二つが融合された宗教画を描くようになっていきます。
とにかくこの人の場合、画像と実物のイメージの違いが大きいということを
特筆しておきます。
コメント

困ったものだ

2009年08月02日 | 喜怒☆楽
自民と民主の媚びた政策の競り合い。

自民はもちろん懲りている・・・もう10何年も前から懲りごり。
かと言って、民主も選挙までの1ヶ月でボロが出そうでハラハラ。

不思議なのは私みたいな政策の何たるかを分からんド素人でも
「それじゃお金足りないわ」と分かるようなことを
熱く語りそれが全うだと押し通そうとする政治家の感覚だ。

どうか、手を携えてこの危機を乗り越えてくださいまし。


コメント