以前の記事で高野文子さんを書いた(2008/05/31)
昨夜、再び、高野作品を読んで高校生だった自分に
タイムスリップした。
本が大好きな高校生「実っ子」は、図書館の常連さん。
本が体と同化するくらい夢中で「チボー家の人々」を読んでいる。
その没頭の仕方が若いナぁと思う。
屋根の上で、「風邪ひくぞ」と叱られながらの冬場の布団の中で、
家族団らんの卓袱台の周りで・・とあの頃の自分にオーバーラップした。
いつでもジャックと共にある状態の「実っ子」はある天気の良い日、
屋根の上で本を読んでいたら、父が下でこんなことを言った・・・
父 「実っコ その本買うか?」
実っ子「ええ?」
・
・
実っ子「いいよう、もう読み終わるもん」
父 「好きな本を一生持ってるのもいいもんだ・・と俺は思うがな」
・・そこで実っ子は小さかった自分を回想する。
とうちゃん、ここ何て読む?(父は丁寧に対応してあげる)
実っコ、本はな、ためになるぞう。本はないっぺえ読め・・。
こうして、今の高校生の実っ子はいるのである。
好きな本を一生持つ、ということに拘り続けている。
とうちゃんのさりげない言葉にピッと触れた。
本だけは自腹で買い、いつも家に置き、ずっと共に在る状態に拘り続けた。
30数年前の若い頃、給料日まであと1週間、財布の中身が3千数百円・・・が、
目の前にある¥2000の画集がどうしても欲しくて買ってしまった。
その後1週間、何を食べて繋いだのかあまり覚えていないのだが、
満たされていたことは確か。(キャッシュカードが普及していない時代)
そんなこと等など思い出した。
昨夜、再び、高野作品を読んで高校生だった自分に
タイムスリップした。
本が大好きな高校生「実っ子」は、図書館の常連さん。
本が体と同化するくらい夢中で「チボー家の人々」を読んでいる。
その没頭の仕方が若いナぁと思う。
屋根の上で、「風邪ひくぞ」と叱られながらの冬場の布団の中で、
家族団らんの卓袱台の周りで・・とあの頃の自分にオーバーラップした。
いつでもジャックと共にある状態の「実っ子」はある天気の良い日、
屋根の上で本を読んでいたら、父が下でこんなことを言った・・・
父 「実っコ その本買うか?」
実っ子「ええ?」
・
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実っ子「いいよう、もう読み終わるもん」
父 「好きな本を一生持ってるのもいいもんだ・・と俺は思うがな」
・・そこで実っ子は小さかった自分を回想する。
とうちゃん、ここ何て読む?(父は丁寧に対応してあげる)
実っコ、本はな、ためになるぞう。本はないっぺえ読め・・。
こうして、今の高校生の実っ子はいるのである。
好きな本を一生持つ、ということに拘り続けている。
とうちゃんのさりげない言葉にピッと触れた。
本だけは自腹で買い、いつも家に置き、ずっと共に在る状態に拘り続けた。
30数年前の若い頃、給料日まであと1週間、財布の中身が3千数百円・・・が、
目の前にある¥2000の画集がどうしても欲しくて買ってしまった。
その後1週間、何を食べて繋いだのかあまり覚えていないのだが、
満たされていたことは確か。(キャッシュカードが普及していない時代)
そんなこと等など思い出した。